概要
略称はPWT。
ポケモンBW2にて新しく登場したバトル施設。
会場はイッシュ地方のホドモエシティの南で、かつて冷凍コンテナがあった場所。
ヤーコンに勝利後、入れるようになる。
これまでのポケモンシリーズにおけるジムリーダーやポケモンリーグチャンピオン(アイリス以外)と戦える。
ただし、四天王(元ジムリーダーのキョウ含め)とは戦えない。
ちなみに殿堂入り前から参戦できる「ホドモエトーナメント」では、チェレン、ホミカ、アーティ、カミツレ、ヤーコンの5人としか戦えない。
出場するジムリーダーとチャンピオンには、各々「切り札」となるポケモンがおり、そのポケモンを必ずかつ一番手で繰り出してくる。
残りのポケモンは決められたメンバーの中からランダムで決まる。
なお、原典でペア扱いだったフウとラン及び、ポッドとコーンとデントは、それぞれ個別で出場する。
ちなみに、「レンタルトーナメント」と「ミックストーナメント」でのみ、ベルが出場する。
余談だが、バトル時のキャラクターの肩書きはジムリーダー勢もチャンピオン勢も全て「ポケモントレーナーの〇〇が勝負をしかけてきた!」で統一されている。
立場の関係なく、一人のトレーナーとしての彼ら・彼女らとの戦いということなのかもしれない。
なお、「クリア後の対戦施設」的な場所でもあるので、経験値は貰えず、Lv50フラットのルールになる。勝利すればバトルポイントがもらえ、負けても各種かけらがもらえる。
使用ポケモンには努力値が振られており(それぞれ2種類の能力に255振っている)、同じポケモンにも複数のパターンが用意されている場合もある。
3回勝つだけで優勝になるので、いくらかガチガチな戦法をしてくるポケモンは居るものの難易度は高くはないのだが、「普段は対戦なんて全くやらない」「ストーリー中でも度々全滅してしまうほどゲームは苦手」といった層の人にとっては勝ち進んで会う事すら厳しい。
地下鉄のスーパーランク同様、旅パで勝ち進むのは無理ゲー感ある縛りプレイなので、そういう人たちはこれを機に対戦の世界に足を踏み入れてはいかがだろうか。
ルール
対戦形式
- シングルバトル
- ダブルバトル
- トリプルバトル
- ローテーションバトル
基本ルール
- 参加ポケモンはレベル50統一(49以下も50になる。ホドモエトーナメントのみ25)
- タマゴは参加できない
- 1回でも負けた場合は敗退
- 最後のポケモンが同時に倒れた場合、判定により相手の勝ちとなる
以下のルールは「ホドモエトーナメント」および「イッシュリーダーズ」以外で適用される。
- ゼクロムなどの伝説ポケモンやビクティニなどの幻のポケモンは参加できない(コバルオンなどのいわゆる「準伝説」は参加可能)
- 同じポケモンを2匹以上参加させることはできない
- 同じ道具を2つ以上持たせることはできない
- 技「フリーフォール」を覚えたポケモンを参加させることはできない
- アイテム「こころのしずく」を持たせることはできない
トーナメントの種類
トーナメントルール | 概要 |
---|---|
ホドモエトーナメント | ストーリー進行でも出場する |
レンタルトーナメント | 自分も相手もレンタルポケモンを使用してバトルする。※上位ルールにレンタルマスターがある |
ミックストーナメント | 戦う前に互いに1匹ずつポケモンを使用ポケモンを交換して戦う(トリプルバトルでは2匹)。※上位ルールにミックスマスターがある |
ダウンロードトーナメント | Wi-Fiでダウンロードしたトレーナーと戦う。ルールはダウンロード先に合わせたルールになる。大会上位者と戦えるものや、伝説のポケモンを加えたもの等もある |
タイプエキスパートトーナメント | 指定した1つのタイプを持つポケモンのみで対戦する。各地方のジムリーダーの他、モブトレーナーも登場する。モブトレーナーはスーパートレインレベルの相手になる。 |
イッシュリーダーズトーナメント | イッシュ地方のジムリーダーと対戦する。上記の通りルールの縛りが緩く、禁止級や幻のポケモンも参加可能 |
カントーリーダーズトーナメント | カントー地方のジムリーダーと対戦する |
ジョウトリーダーズトーナメント | ジョウト地方のジムリーダーと対戦する |
ホウエンリーダーズトーナメント | ホウエン地方のジムリーダーと対戦する |
シンオウリーダーズトーナメント | シンオウ地方のジムリーダーと対戦する |
ワールドリーダーズトーナメント | いままでの全地方のジムリーダーと対戦する |
チャンピオンズトーナメント | BW2を除いた全地方のチャンピオンと対戦する |
出場トレーナー
名前 | 主なタイプ | 切り札 | アナウンスで流れるキャッチコピー(一部、ジム看板の表記と違う者もいるので注意) |
---|---|---|---|
カントージムリーダー | |||
タケシ | いわ | イワーク | 強くてかたいいしの男 |
カスミ | みず | スターミー | おてんばにんぎょ |
マチス | でんき | ライチュウ | イナズマアメリカン |
エリカ | くさ | ラフレシア | 自然を愛するおじょうさま |
アンズ | どく | モルフォン | どくのことならなんでもござれ |
ナツメ | エスパー | フーディン | エスパーレディー |
カツラ | ほのお | ウインディ | 熱血クイズおやじ |
サカキ | じめん | ドサイドン | 自ら最強のトレーナーと名乗る男 |
ジョウトジムリーダー | |||
ハヤト | ひこう | ピジョット | 華麗なるひこうポケモン使い |
ツクシ | むし | ハッサム | 歩くむしポケ大百科 |
アカネ | ノーマル | ミルタンク | ダイナマイトプリティギャル |
マツバ | ゴースト | ゲンガー | 千里眼を持つ修験者 |
シジマ | かくとう | ニョロボン | うなる拳で語る男 |
ミカン | はがね | ハガネール | 鉄壁ガードのおんなのこ |
ヤナギ | こおり | マンムー | 冬の厳しさを教える者 |
イブキ | ドラゴン | キングドラ | 聖なるドラゴンポケモン使い |
ホウエンジムリーダー | |||
ツツジ | いわ | ダイノーズ | いわにときめく優等生 |
トウキ | かくとう | ハリテヤマ | かくとうビッグウェーブ |
テッセン | でんき | ライボルト | あっかるいでんげきオヤジ |
アスナ | ほのお | コータス | やけどしそうな情熱の人 |
センリ | ノーマル | ケッキング | 強さを追い求める男 |
ナギ | ひこう | チルタリス | 世界に羽ばたくとり使い |
フウ | エスパー | ソルロック | 神秘のコンビネーション |
ラン | エスパー | ルナトーン | 神秘のコンビネーション |
アダン | みず | キングドラ | みずもしたたるダンディズム |
シンオウジムリーダー | |||
ヒョウタ | いわ | ラムパルド | ザ・ロックといわれる男 |
ナタネ | くさ | ロズレイド | 映える緑のポケモン使い |
スモモ | かくとう | ルカリオ | 裸足の天才格闘娘 |
マキシ | みず | フローゼル | ウォーターストリームマスクマン |
メリッサ | ゴースト | ムウマージ | 魅惑のソウルフルダンサー |
トウガン | はがね | トリデプス | 鋼鉄ボディのおとこ |
スズナ | こおり | ユキメノコ | ダイヤモンドダストガール |
デンジ | でんき | エレキブル | 輝きしびれさせるスター |
イッシュジムリーダー | |||
チェレン | ノーマル | ムーランド | 理想を求め戦い続ける |
ホミカ | どく | ペンドラー | 毒だらけのライフ&ライブ |
アーティ | むし | ハハコモリ | モスト・インセクト・アーティスト |
カミツレ | でんき | ゼブライカ | シャイニングビューティー |
ヤーコン | じめん | ドリュウズ | アンダーグラウンドボス |
フウロ | ひこう | スワンナ | 大空のぶっとびガール |
シャガ | ドラゴン | オノノクス | スパルタンメイヤー |
シズイ | みず | ブルンゲル | 太陽が照らす海の男 |
ポッド | ほのお | バオッキー | トライアルトライアングル |
コーン | みず | ヒヤッキー | トライアルトライアングル |
デント | くさ | ヤナッキー | トライアルトライアングル |
アロエ | ノーマル | ミルホッグ | ナチュラルボーン・ママ |
ハチク | こおり | フリージオ | アイス・マスク |
チャンピオン | |||
ワタル | ドラゴン | カイリュー | 流れる一族の血が叫ぶ |
ダイゴ | はがね | メタグロス | デボンコーポレーション御曹司 |
ミクリ | みず | ミロカロス | 水のイリュージョニスト |
シロナ | - | ガブリアス | シンオウからの考古学者 |
アデク | - | ウルガモス | ウルガモスとの思い出を胸に |
グリーン | - | 不定 | カントー最強の遺伝子 |
レッド | - | 不定 | リビングレジェンド |
PWTで相手が繰り出して来ないポケモン一覧
各地方トーナメント、タイプエキスパートトーナメント、チャンピオンズトーナメント、ダウンロードトーナメントにおいて、相手が選出して来る事がない最終進化形ポケモンを全国図鑑順で明記。
なお、レンタルトーナメント、およびレンタルマスタートーナメントで登場するポケモンはバトルサブウェイのポケモンと同じ個体であり、また登場頻度が非常に低いので省いた。
(もし含めるなら御三家やダグトリオなどもこの欄から省かれるのを留意。)
- すべての準伝説ポケモン
- イワーク、ピカチュウを除く進化前のポケモン。第五世代以降に進化を獲得したポケモンも含めるとリングマ、キリキザン、オコリザルも当てはまる。
上記の欄を見る限り、ドーブルやゾロアークの様に捻った戦いをするものや、バタフリーやラブカスのような低種族値のポケモンが選ばれなかった様である。
特にノーマルタイプやむしタイプは選考外にされたポケモンが多め。
それでもシャワーズやバクフーン、カットロトムの様なポケモンもPWTに選出されていなかったのは意外であった。
余談
PWTの施設内には大会内で戦ったトレーナーの情報を教えてくれる男がいるのだが、この男、基本的に男性トレーナーの説明はかなり投げやりな一方で、女性トレーナーの説明の時には「早くイブキさまがワタルより強くなればいいのにな!」だの、「ああ!みらいよちされてえ!!」だの異様にテンションが上がる。
もちろん攻略には一切役立たない。
全ての対戦が終わった後、入り口左に主人公と対戦したトレーナーが待機している。ところが何故かレッドだけ姿を消してしまう。休憩もそこそこに修行に向かっている、『金銀』で対戦した後すぐに姿を消してしまうことへのオマージュ等の推測がなされているが、真相は不明。またこれによって一時期死亡説が盛んになったが、『ポケモンSM』にて否定された。
この当時は四天王以外のあくタイプのエキスパートトレーナーと、フェアリータイプは存在しない。
第8世代現在なら、タイプエキスパートトーナメントにフェアリータイプが加わり、あくタイプにはクチナシとネズ、マリィが参戦したりと豪勢になっていただろう。
ただし、モブトレーナーとはいえ、はがねタイプ相手へ「だいもんじ」を連発するボスゴドラや、あくタイプに強力な「ドレインパンチ」を仕掛けるズルズキンが居るので、安易なタイプ統一パーティだと不覚を取りかねないので注意。
蛇足だが、試合前に実況がトレーナーの二つ名を解説するが、実況のテンションは何処と無く某格闘漫画のシリーズ最大規模のトーナメントの選手紹介に似ている。
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