「熱いだけでなく 冷たいだけでなく 2つを 自在に コントロールせよ」
概要
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』に登場するキャラクター。
名前の由来は恐らく中国原産の竹「ハチク(淡竹)」。
イッシュ地方のセッカジムのジムリーダー。こおりタイプのポケモンの使い手。
勝利すると「アイシクルバッジ」と「こおりのいぶき」のわざマシンが貰える。
キャッチコピーは「アイス・マスク」。
寡黙で口数は少ないが、プラズマ団が現れると真っ先に赴く正義の心を持つ。
また、姿を消していたダークトリニティの気配を感知するなど、身体能力のみならず洞察力にも優れている。
ジムトレーナーには「静かに怒り、静かに喜ぶ人」と称されているが、有事の際には割と驚いたり大声を出す姿も見られる。セッカジムの奥地に居るが、たどり着く為の仕組みである滑る床にはハチクが滑った跡が着いてしまっている。
以前は映画俳優だったが、撮影中の事故で引退せざるを得ないほどの怪我を負い、自暴自棄になっていたところをアデクに救われ、ジムリーダーになった。それ以来アデクとは親交が深い。また、東洋人としてデザインされているそう。(ニンドリのインタビューより)
BW2のハチク
続編の『BW2』ではジムリーダーを降り、映画を通じて人とポケモンの関わりを見てもらいたいという理由から俳優に復帰。
ポケウッドで映画スターとして活躍している為、セッカジムはジムとしての機能は無くなり、近所の子供用にスケート場として無料開放している。
「ハチクマン」では悪役怪人、「FULL METAL COP」ではメカポリス(正義のヒーロー)として出演。どちらもノリノリで演じており、前作とのギャップに驚いた人も多いだろう。
また、ポケモンワールドトーナメントにも出場する。名称は「ジムリーダーのハチク」から「スターのハチク」に変わっている。
容姿
水色のアイマスクをしており、アイマスクの先をチョンマゲに結っている二枚目の男性。細マッチョ。
アイマスクをしているのは、以前は有名人だったため素性と引退した理由について触れられたくないためである。
ポージングのモデルは少林寺拳法。教えにのっとってか年上には敬語を使うなど、礼儀礼節を弁えている。
大人の魅力を漂わせており、女性ファンも多い。ウルップはハチクマンを観て男泣きして以来、彼の大ファンになったらしい。
『BW2』のポケウッドでは彼のブロマイドも販売されており、子供や大人の女性に人気がある。またハチクマン人形なる物の存在がカロス地方で確認されている。
和服をはだけた姿をしているが、時代劇役者では無いので注意。実は鍛錬の為に無理して着物をはだけて着ており、本当は寒がりの為たまにジム内でくしゃみをしているところをファンやトレーナーに目撃されている。
アニメ版
アニポケ
CV:飛田展男
「ベストウイッシュ」第78話で初登場。
元アクションスターで、デントも20回以上見たという「氷れツンベアー」の主演男優。
出演作はどれも評価が高かったが、突如降板して舞台からも姿を消し、主演ポケモンであったツンベアーと共にウルガモスの棲む保護区の山で修業をしていた。
ハチクの修業にサトシとワルビルも同行していたところ、ポケモンハンター・リンゾーがウルガモスの捕獲を狙う。サトシは阻止しようとするが、ハンターは卑怯な手口でワルビルを追い詰める。
その状況を見たハチクは、ハンターに向けて「許さんぞ、人間のクズめ!」と一喝。(アニポケにしては過激なテイストの台詞である) そしてツンベアーで二体のブルンゲルを倒し、ハンターは逮捕された。
余談だがこの回を担当した脚本家は、かの「お前ら人間じゃねぇ!!」の回を書いた大橋志吉氏である。
翌回でサトシとジム戦。ジムは氷で覆われたフィールドで、アイリスとキバゴが防寒対策までしていた。
使用ポケモンはバニリッチ、フリージオ、ツンベアー。ボールを投げる際に何故か奇妙な声を上げる。
つかみどころの無い動きや、対氷タイプ対策への対抗手段も備えた技構成でサトシを翻弄するも、それらに知恵や底力で対抗してくる姿勢を大いに評価し、最終的には奇策を伴ったワルビルのストーンエッジで破れた。
ポケモンジェネレーションズ
第13話「反乱」に登場。CVはクレジットには未記載。
他のジムリーダーと共に急襲されたポケモンリーグへと駆けつける。
手持ちのツンベアーと共にハチク自身も武術でしたっぱを圧倒した。
他媒体
ポケモンマスターズ
CV:小上裕通
フリージオをバディとして登場。
寡黙な本編と比べると朗らかでよく喋る。子供相手に遊んでくれるなど、ファンサービスも旺盛。
☆3恒常バディーズなのでステータスは決して高くないが、くろいきりで相手のバフをリセットすることができるという独特の性能を持っている。よこどりで同じく相手のバフをリセットするだけでなくそっくりそのまま自分のものにできるギーマ&レパルダス実装以降はその陰に隠れる形となったが、特定のイベントバトル等で活躍の機会があるので、育てておいて損はないバディーズとなっている。
バディーズわざは「銀幕に命をかけるこおりのつぶて」で、ヒット時に背景に映画のフィルムが浮かび上がる粋な演出がされている。
- グルーシャのメインイベントでは似たような境遇を乗り越えた人物として登場。ヤナギと一緒に彼を心配している。ハチクマンのイベントでは、グルーシャに送った励ましが正しかったどうか心配しており、また、そのイベントでグルーシャはハチクの舞台に招かれている。
手持ちポケモン
BW
名前 | レベル | タイプ | 使用技 |
---|---|---|---|
バニリッチ♂ | Lv.37 | こおり | ミラーショット・とける・こおりのいぶき・おどろかす |
ツンベアー♂ | Lv.39 | こおり | いばる・きりさく・しおみず・つららおとし |
フリージオ | Lv.37 | こおり | オーロラビーム・リフレクター・こおりのいぶき・こうそくスピン |
こおりタイプ単体のみのポケモンが3体。
フリージオ以外は余り素早くなく、そのフリージオも非常に防御力が低い。
弱点をつける炎タイプ、格闘タイプのポケモンがいれば簡単に3タテ、むしろ3ターンキルが出来るが、仮にいなくても3タテはそれほど難しくなく、苦戦する要素はない。BWでは最も攻略が楽なジムリーダーとされる。
ちなみに上述の通り、ジム内では滑る氷の床を進んでいくことになるが、ハチクの通った跡が残っており、どう進んでいいかはすぐに分かる。
PWT(イッシュリーダーズ・ワールドリーダーズ共通)
関連イラスト
関連タグ
こおりタイプ ポケウッド ハチクマン アイマスク 残念なイケメン
他のこおりタイプの使い手
カンナ(トレーナー) ヤナギ プリム スズナ ウルップ ジーナ(ポケモン) メロン(トレーナー) グルーシャ(トレーナー)
グルーシャ(トレーナー):怪我で本業を引退したこおりタイプの専業ジムリーダー・ツンベアーとマニューラが手持ちに入っているという共通点がある。ポケマスでは掛け合いボイスがある。
ロイヤルマスク:マスクを付けた大スター繋がり。こちらも猫ポケモン(ガオガエン)を連れている。
カミーユ・ビダン:声優ネタ。本編第49話でも似たようなセリフを放っている。なお、この際に対峙したヤザン・ゲーブルの声はキョウと同じ人