ガオガエン
がおがえん
全国図鑑 | No.0727 |
---|---|
分類 | ヒールポケモン |
ローマ字表記 | Gaogaen |
タイプ | ほのお/あく |
高さ | 1.8m |
重さ | 83.0kg |
性別 | ♂:♀=7:1 |
特性 | もうか/いかく(隠れ特性) |
Zワザ | ハイパーダーククラッシャー |
タマゴグループ | 陸上 |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ガオガエン | がおー+火炎+臥煙(ならず者、無頼漢) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Incineroar | incinerate(焼却する、やきつくすの英語名)+roar(吠える) |
ドイツ語 | Fuegro | fuego(スペイン語で火)+growl(英語でうなる) |
フランス語 | Félinferno | félin(ネコ科の)+inferno(英語で地獄、大火) |
韓国語 | 어흥염 | 어흥(うなる)+염(炎) |
中国語(台湾国語) | 炽焰咆哮虎 | 熾/炽(さかんに燃える)+焰(炎)+咆哮+虎 |
中国語(広東語) | 熾焰咆哮虎 | 熾(さかんに燃える)+焰(炎)+咆哮+虎 |
ロシア語 | Инсинероар | 英語名の音写 |
炎御三家恒例の二足歩行になっており、一気に筋骨隆々の厳つい容姿になった。だが元が猫なだけはあり、四足歩行ですばやく走る事も出来る。
名前の由来は「ガオー(トラの鳴き声)」+「ヶ」または「牙」+「火炎」と思われる。ガエンの部分は臥煙(江戸の火消しやならずものの事)から来ている可能性も。
ニャヒートからあくタイプが付与された。このガタイから勘違いされやすいが、かくとうタイプではない。
分類が「ヒールポケモン」となっていることからもあくの方に設定されたのだろう。間違っても回復する方(heal)ではなくヒールレスラー(heel:悪役を演じるレスラーのこと)の方である。
一応ネタで「ヒールボール」には入れられる。野生出現はしないが『剣盾』のマックスレイドバトルでピックアップされている。
煽り文句は「傍若無人なプロレスラー」。
腰には炎の腰巻きがぐるっと巻いてあり、闘争心が高まるとへそとその周囲から体内で作った摂氏2000度を超える炎が噴き出す。
この炎がチャンピオンベルトのように見えるため、「炎のベルト」と呼ばれ、強烈なパンチやキックを行った後のトドメにこのベルトからほのお技をくり出す。
自分勝手な性格で、戦い方も相手の気遣いなどせず、時にはトレーナーをも巻き込んだ攻撃を行うという危ないもので、そのせいで嫌われ敬遠されることも多い。
また極端な気分屋でもあり、強敵との戦いだったりギャラリーが盛り上がれば更に闘志を燃やすが、ギャラリーが白けていれば集中できなくなったりトレーナーの指示を無視して手を抜いたりしてしまう。
その反面、幼いポケモンや人間の子供に懐かれると、表面上は冷たく振る舞うものの内心ではとても喜んでおり、困っていたら渋々を装いつつ助ける優しい一面も持っている。
また、格下をなぶる事も嫌いで、弱い相手や手負いの相手とは本気で戦えず、そこに付け込まれてしまうことも。
これらの特徴から、モデルはかのタイガーマスクではないかと専らの噂である。
バトル時待機モーションでは両腕を広げた挑発的な構えをとり、ポケリフレではポケマメを二口で平らげる(あのカビゴンでさえ三口なのに)等、豪胆なキャラクターが前面に押し出されている。
入手に関してはニャビーを参照。
SM・USUMでのストーリーでは、主人公が最初にアシマリを選ぶとハウのパートナーとなるニャビーが最終進化する形で登場する。
また、最初にモクローを選ぶとククイ博士の手持ちがガオガエンになる。
なお、最初にニャビーを選んだ場合はマリエ庭園でのグズマ戦後にはククイ博士から、他の2匹を選んだ場合は殿堂入り後にハウから(SM)/ハラ戦後に彼から(USUM)「ガオガエンZ」が貰える。
タマゴが作れるため、鎧の孤島勢より一足早くランクバトルで解禁となった。
シナリオにおいては、スグリの新たな手持ちとして立ち塞がる。
また、オシャボが可能になったためヒールボールに入るヒールポケモンと言うネタができるように。
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
95 | 115 | 90 | 80 | 90 | 60 | 530 |
種族値の配分や耐性は、どこかラグラージに似ている部分がある。
体重が増えて直立歩行になったためか進化前のニャヒートより鈍足になってしまったが、
代わりに耐久面がガッツリと引き上げられている。
攻撃力も十分。御三家恒例ながら特殊攻撃力もそれなりにある。ちなみに特攻はニャヒートと同値。
なお、進化して何らかの種族値が下がる御三家(ポケモン御三家)は、このガオガエン系統が初めてである。
専用技は、あくタイプの物理技「DDラリアット」。
相手の能力変化を無視して攻撃が可能。タイプ的に半減されにくいため、相手の積み耐久型ポケモンを突破する手段になる。
自身がほのおタイプなので、「やけど」によって妨害されない点も強み。
フェアリータイプやむしタイプ相手に不利にならないあくタイプという点では需要が高いと言える。
「DDラリアット」を選ぶことで使える専用のZワザ『ハイパーダーククラッシャー』は、あくタイプ最強ともいえる威力180を誇り、そこにタイプ一致や諸々が乗るため凄まじい火力を叩き出す。演出もプロレスを意識したダイナミックな内容で、見た目にも非常に熱い。
他のタイプ一致技は「フレアドライブ」に「かみくだく」の他、「じごくづき」を唯一レベル技として覚える。威力は「かみくだく」と同じだが相手は2ターンの間音を使う技が使えなくなる。当初は珍しい技だったが『USUM』では教え技として広く配られた。
サブでは「クロスチョップ」「じしん」「げきりん」といった高威力技を覚えられる他、ヒールレスラーという点からか「きゅうけつ」まで習得可能。このため一応ヒール(回復)が出来なくもない。ちなみに本来プロレスでは反則攻撃である噛みつき攻撃だが、その噛みつき攻撃を得意としていたレスラーが吸血鬼の異名で呼ばれていたことが由来だろうか。噛みつき攻撃では他に悪タイプという事もあってか「かみくだく」も覚えられる。また、元々ネコなためか「ねこだまし」も覚えられる。
そこそこある特攻を活かして「オーバーヒート」を仕込んだり、見た目にも相性の良い「ビルドアップ」や「ニトロチャージ」で強化したりと、技の種類もある程度豊富。
『ポケモンUSUM』で解禁された教え技では「ドレインパンチ」「はたきおとす」「かみなりパンチ」「けたぐり」を習得し、タマゴ技では「つけあがる」が新たに追加された。
また、他の御三家2匹と同様に新たに追加されたレベルアップ技では「にどげり」を習得。
特にダブルバトルではタイプ相性の補完がしやすいサーナイト(メガサーナイト)とのコンビが注目されており、それ以外でも耐久が高く「ねこだまし」が使え、専用Zワザ(後述)がクレセリアなどに刺さりやすくフェアリーを弱点としないあくタイプであることから人気が高い。
この他「とんぼがえり」「バークアウト」「ほえる」「ちょうはつ」などを覚えられ、痒い所に手が届く存在である。
そんな中、隠れ特性の「いかく」が2018年3月に突如解禁された。
ガオガエンは「ねこだまし」を覚えるポケモンの中では珍しく「とんぼがえり」を覚えられる。そして「いかく」「ねこだまし」「とんぼがえり」を揃えられるのは現在ガオガエンだけである。
持ち物は特殊耐久を上げる「とつげきチョッキ」が大半を占めている。
元々クレセリアやモロバレル等、ダブルで使用率の高いポケモンのほとんどに刺さる点もあり、なんとあの霊獣ランドロスを抑えてダブルバトルのトップメタに躍り出た。
解禁後のレーティングバトルシーズン9ではダブルバトルとWCSルールで使用率1位になるという快挙を成し遂げる。その後も使用率が落ちることはなく世界大会優勝にも大いに貢献した。
伝説戦であってもお構いなしに顔を出すあたり、かつてのゴウカザルかそれ以上である。
環境に顔を出し、トップメタになる御三家ポケモンはこれまでにもいたが、使用率1位に輝いたのはガオガエンが初であり素晴らしい記録と言える。
GSダブルではとにかくHDに特化した「とつげきチョッキ」型が好まれた。しんちょう型だけでなく、素早さ種族値インフレのレギュレーションなので逆に「トリックルーム」下で先手を取りやすいなまいき最遅型も好まれた。使用率もシーズン14からシーズン18にかけて、GSダブルの代表格であるカイオーガを始めとした並居る禁止級伝説を押しのけて1位に輝いている。ウルトラネクロズマが解禁されると、天焦がす滅亡の光を無効化できる枠としての利用価値も生まれた。JCSライブ大会、及び世界大会のマスターカテゴリではどちらもベスト8進出者中7人が使用と圧倒的な使用率を記録している。
結局「いかく」解禁以降は全国ダブル・GSダブルの両方において使用率1位が特等席となった。
「いかく」完全解禁後のUSUMリーグシーズン9以降のダブルバトル・WCSルールのレーティングバトルで使用率1位を逃したのは、WCS2019サン・シリーズルールで行われたシーズン12・13のみであり、そちらの2シーズンですら使用率2位を記録。
さらにシングルバトルにおいても、現環境で猛威をふるうカプ・テテフやカプ・コケコなどの特殊アタッカーに強く出られ、相手が物理アタッカーだとしても特性の「いかく」や「はたきおとす」等で後続のサポートができる汎用性の高さと器用さから無視できない存在となっている。
「いかく」が解禁され、使用率が急増した影響かダブルバトルでは「かちき」や「まけんき」の評価が爆上がりしたことでミロカロスやキリキザン等が急増したり、ガオガエンより早く「ねこだまし」を撃て、かつ「いかく」で機能が低下しないメガシンカ枠としてこれまで器用貧相ゆえに埋もれていたメガカメックスが注目されたりと、環境に大きな風穴を開け、様々な変化がもたらされている。
このようなポケモンはガブリアスにもあったように、純粋な安定感と汎用性によって高使用率を得ている。彼自身が上記の嵌まりやすい相手や害悪のほとんどに刺さり、ガオガエン自体は弱点の都合上、安定した対策が多めなこともあり、ゲームバランスを保っている意味でのトップメタであり理想形に近いポケモンといえる。
第8世代
「いかく」を無効にする特性が増えたことや、ダイマックス技により能力低下が飛び交う環境になったことで「まけんき」や「かちき」の採用率が激増し、更に能力変化を跳ね返す「ミラーアーマー」の登場で安定感はやや低下。「いかく」を無効にする特性の持ち主はこちらの弱点をつけるポケモンが多く、特にそのうちの1つである「せいしんりょく」は「ねこだまし」も無効にするので注意が必要。
更に「はたきおとす」が本作では習得できずに過去作限定になったため、ランクマッチでは使用できなくなったのが痛い。
またウーラオス(れんげきのかた)の登場も向かい風。こちらの一致技は両方半減で、専用技の「すいりゅうれんだ」が確定急所のため「いかく」の意味が無く、「こだわりハチマキ」を持たれていた場合はたとえB特化でも確1という天敵。すばやさでも負けているうえにこちらからの対抗手段は「かみなりパンチ」くらいしかないので、対面した場合はほぼ為す術がない。
「いかく」が何回入ったかに関係なく防御の実数値とランク補正でダメージが決まる「ボディプレス」が登場したのも厄介。多くの「ボディプレス」持ちとの対面の場合、B特化「てっぺき」1積み辺りから1発耐えるのが怪しくなってくるので、警戒に越したことはない。
一方で「すてゼリフ」を習得したことで「とんぼがえり」以上に使い勝手の良い交代技を手に入れ、サポート性能自体は強化されている。
ただこれは変化技のため、相性の良い「とつげきチョッキ」と併用できないという点が新たな欠点として浮上してくる。
このため「すてゼリフ」を採用するためにチョッキ以外のアイテムを持たせるか、安定性のためにチョッキを持たせて交代技は「とんぼがえり」で代用させるかという選択も求められる。
前作と比べて動きづらくなった感は否めないが、独自の仕事ができるため今作の対戦環境においても一定の使用率を保持している。
この世代では解禁からDLC前まで、のんき最遅HBクッション型がシングルバトルでよく使われ、度々使用率ベスト30に入った。「すてゼリフ」や「おにび」、「とんぼがえり」を使った芸に定評があった。
ダブルではポケモンホーム解禁後からDLC後、禁止級伝説環境から幻以下無制限環境に至るまで、使用不能であったシリーズ6以外を除いてすべてのシーズンで使用率1桁をキープ、使用可能な30シーズン中13シーズンで使用率1位を記録するという、「ねこだまし」サポーターとしては一強と言うべき実績を残した。流石に第7世代ほどの活躍ぶりではないが、ガオガエンの汎用性そのものがいかに高いかが窺い知れよう。
設定画等ではベルトから渦巻き状の炎を出しているが、初登場時点では「ほのおのうず」は覚えられなかった。こういう事例は他にもあるが…
これを意識してではないだろうが、『剣盾』ではわざマシンに加わっている関係で覚えられるようになった。
なおタイプ相性の関係でカイリキーやルチャブルといった他のレスラーポケモンには滅法弱かったりする。そのあたりもヒールレスラーといったところか。
第9世代
まさかのそっくりさんが登場。
なお、そのそっくりさんはいかく対策のばんけん持ちとなっている為「おにび」が無いと不利になってしまった。
本人は藍の円盤にて内定。
強力なまけんき持ちが増えたほか、いかく持ちのヒスイウインディや「ねこだまし」持ちのテツノカイナなどライバルも増加。しかし何を思ったか、「てだすけ」、「やけっぱち」を新規習得、「はたきおとす」が復活と以前より強化されている。
特に「てだすけ」の獲得は、「ガオガエンは瞬間高火力を出せない」という欠点を克服する画期的なものとなっている。優先度の都合上、相手の「ねこだまし」を実質カットできるのも大きい。また、「はたきおとす」にしても第7世代の時とは異なりメガストーンもZクリスタルもなく、その通りの良さは比べ物にならない。「やけっぱち」には「フレアドライブ」にある反動ダメージがない上に、「ねこだまし」や「いわなだれ」などのひるみ対策にも優秀。
このガオガエンの解禁にダブル勢は異口同音に「ガオガエンの解禁に比べればステラテラスタイプの実装なんて可愛いもの」と戦々恐々としている。
だからといってガオガエンがステラと無関係と言えばそういう訳でなく、寧ろ元々の優秀寄りの複合タイプを崩さずに一致打点を強化できるという利点がある。弱点は元々多いため、通常のテラスタルに関してもくさやひこうで補強するのを始め、様々なテラスタイプの試し甲斐がある。
一方、シングルバトルでは「ステルスロック」が多い(流石にUSUM期ほど極端に多い訳ではないが)ため、後発で出すとテラスタルを切る前に削れてしまう恐れが大きいのが難点。ほのおテラスタルが多いので「おにび」を無効化されるケースも厄介。「いかく」メタ特性持ち、特殊型、サイクル技持ち、「いかく」の影響が少ない起点作り型・耐久型を合計すると環境の相当数に該当するのも逆風。
レギュレーションGでは依然として多いハバタクカミやパオジアンに強い事に加え、解禁されたこくばじょうバドレックスに明確に有利で、禁止級環境で強いオーロンゲの「いたずらごころ」への対策にもある程度なることから、それなりの立場を築き上げている。
シーズン19辺りからHB「ゴツゴツメット」起点作り型が台頭。
準伝説・パラドックスポケモン以上が使用不能なレギュレーションHシングルでは、普及している「じしん」や「インファイト」、「ボディプレス」で自然と包囲され、アカツキガチグマにも不利なことから、初期環境に近い使用可能ポケモンのラインナップと評されるが、若干使用率が伸び悩んでいる。あくのサポーターとしてはマスカーニャの方がこの環境に刺さるのも大きい。
シーズン18最終5位には、この世代の王道を征く技構成である「はたきおとす」「フレアドライブ」「おにび」「すてゼリフ」型がエントリーされており、努力値はHBDベースで、素早さに関しては後攻「すてゼリフ」が安定しやすいなまいき最遅であった。
シーズン24最終9位構築に、わんぱくHbdS振りの「つけあがる」「ビルドアップ」「ちょうはつ」「バトンタッチ」型がエントリーされていた。この構築は「つけあがる」エースがアーマーガアと2体体制で、「バトンタッチ」要員もガオガエン以外にクエスパトラが投入されていた。
総じてシングルバトルでは、第8世代の頃のトップメタであったミミッキュ、ドラパルトが余り勢いを持っておらず、禁止級伝説の中ではザシアンが弱体化ししたため、それまでクッションとしての役割対象であったこの3匹の元気があまりないということから第8世代ほどの需要はない。
ダブルでは解禁早々恒例のHDしんちょう型がトップメタに立った。この世代では「すてゼリフ」との兼ね合いから「オボンのみ」を持った個体が多い。
シングルでもHBのんきorわんぱく「オボンのみ」or混乱きのみクッション型が通常の世代のように使われることに。
テラスタイプはダブルではモロバレル対策のくさ、みずウエポン対策のみず、雑に耐性を強化できるドラゴン辺りがメイン。シングルでは一致を強化できるほのお、かくとうやドラゴンウエポンでのごり押しへの対策となるフェアリー、やはりみず対策となるみずが主流。
一方、ダブルではガオガエンに刺さるアイテムである「おんみつマント」と「クリアチャーム」が登場しており、「ねこだまし」と「いかく」を軸とする身としては痛いところ。それまでの世代と比べると、対策自体は格段と容易になった。
WCS2024世界大会ではマスターカテゴリこそ優勝を逃したが、ジュニアカテゴリ、シニアカテゴリで世界一を獲得し、堂々の2冠を達成。
ゲーム版
※1 最初に選んだニャビーを進化させた場合
※2 主人公がアシマリを選んだ場合
※3 主人公がモクローを選んだ場合
※4 ポケモンマスターズでのバディー
アニメ版
漫画版
- サン(ポケットモンスターSPECIAL)
- パウラ(だいすき! ポケモンバトル)
ポケモンマスターズ
ロイヤルマスク&ガオガエン
2021年6月17日、ソロバトルイベント「楽しめパシオの祭り!」の開催にて実装。パッシブスキルによって相手の攻撃・防御を下げたり、トレーナー技によって自身の回避や味方全体の素早さを上げて戦う悪タイプのテクニカルバディーズ。
テクニカルでありながら2手で味方全体のすばやさを最大まで上げられるというサポートのような仕事ができる点はなかなかに優秀であり、アタッカーや妨害要員のみならず「素早さ↑分威力上昇」、「素早さ↑分B技威力上昇」といったパッシブスキル・ボードスキルを持つバディーズの火力上昇のアシストもこなせる。
技
ぶんまわす | 追加効果なし |
---|---|
プラスパワー | 自分の攻撃を2段階あげる |
DDラリアット | 相手のあがっている能力を無視して攻撃する |
レディ ファイト! | 自分の回避率を1段階あげる。味方全員の素早さを3段階あげる |
バディーズ技
熱きプロレスラーのハイパーダーククラッシャー |
---|
自分の素早さがあがっているほど威力があがる |
パッシブスキル
登場時攻撃ダウンG1 | 登場したときに相手全員の攻撃を1段階さげる |
---|---|
相手攻撃↓時B技↑5 | 相手の攻撃がさがっているときは自分のバディーズわざの威力をあげる |
相手に技後攻撃防御↓9 | 相手を対象にした技が成功したときに相手の攻撃か防御またはその両方を1段階さげる |
登場時回避率アップ2 | 専用Pクッキー1ポテンシャルで解放。登場したときに自分の回避率を2段階あげる |
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
DLCを除くと、ケンと共に最後に参戦が発表されたファイター。
攻撃判定が強いワザが多いためワザのかち合いに強い、プロレスラーゆえ投げやつかみによる崩し性能も高いなど、ワザの性能が全体的に高め。何より火力が非常に高く、スマッシュ攻撃や必殺ワザをはじめとした一撃が非常に重い。そこに「リベンジ」が絡めばさらに火力が跳ね上がる。
一方で重量級の悲しき運命と言うべきか、機動力と復帰力が乏しい……どころか逆の意味で群を抜いており、歩行・走行速度は全ファイター中ワースト1位。
しかも飛び道具を持っておらず、信じるのは己の肉体のみであるため、相手に近寄るor相手が近寄ってこないといけない。
詳しい解説はガオガエン(ファイター)を参照。
アニポケ・第1~第7シリーズ
〈レギュラーの手持ち〉
- サトシのガオガエン
- 詳細は当記事にて
〈ライバルなどの手持ち〉
- ロイヤルマスクのガオガエン
- 63話で初登場。こちらでのCVはスマブラで演じた石塚氏と異なり櫻井トオル氏。アローラの大スターロイヤルマスクのパートナーポケモンとしてアーカラ島にあるロイヤルドームで大活躍中。元々はロイヤルマスク(及びククイ)の両親が可愛がっていたニャビーで、彼が5歳の頃からの付き合いである長い関係。
- 顔見せ時は目下20連勝中。最終進化系であるカイリキー、アシレーヌ、ジュナイパーの技の直撃をものともしないタフさと経験からくる実力は、サトシのニャビーの闘争本能に火を着けさせる程。
- 飛び入りでバトルを挑んできたニャビーを倒し、ロイヤルマスクが用意したリベンジ戦ではニャヒートに進化されながらも勝利。現在ニャヒートの一番のライバルとなっている。
- ヒールレスラー「マッドブーバー」には彼のブーバーンを降す度に恨まれており、度々乱入試合を挑まれるのでその都度返り討ちにしている。
- ガオガエンの中でも素直な方で、パートナーと似た熱くて優しい気風で格下の相手にも誠実に応じている。握手会では数人の子どもを腕にぶら下げたり、泣いてしまった赤ん坊をあやしたりしている。登場シーンはレスラーの活動中と楽屋シーン、Zワザが必要な島のピンチの非常時のみであった。
- 使用技は「DDラリアット」「ビルドアップ」「じごくづき」「クロスチョップ」、Zワザの『ハイパーダーククラッシャー』。アローラリーグ・エキシビションマッチではクロスチョップがブラストバーンに変更されていた。
アニポケ・第8シリーズ
- 40話
- マーニャの猫ポケモン専門のブリーダーハウスに登場。
ポケットモンスターSPECIAL
- サンのエン
- 性別:♂・特性:もうか
- 性格:わんぱく・個性:ものをよくちらかす
- 元はククイ研究所にいたポケモンで、ポケモン図鑑と共にもらった。
- 名前は「炎」ではなく「1億円」の「¥(円)」(日本通貨)に由来。
- 反撃のスキを与えないよう素早いフットワークでひのこを連発、燃えやすい性質の自らの抜け毛をばら撒きそれに引火など、少しトリッキーな戦術が得意。また、相性の悪い相手でも怯まず向かっていくなど、負けず嫌いなところがある様子。
- 同じ猫ポケモンであるアローラニャースのダラーとは仲が悪いらしく、一緒に出すとすぐに喧嘩を始めてしまい危機的状況でもバトルそっちのけでお構いなし。一応トレーナーの指示のもと連携は取れるが、喧嘩を止めるのは基本難しい。
- アーカラ島でのカプ・テテフとの勝負時にニャヒートに進化、半年後にウルトラスペースから帰還した時に落ちたラナキラマウンテンでネクロズマと交戦しガオガエンに進化する。
上記の通りタイガーマスクがモチーフと思われるが、実はポケモンSM発売と同タイミングにタイガーマスクのアニメが放送されていた。作中の2人の主人公の片方扮するタイガー・ザ・ダークとは「タイガーマスク」「赤と黒を基調としたカラーリング」「ヒールレスラー」「若干のツンデレ要素」と共通点が多い。
ポケモンsv発売前、同ゲームに登場する彼と同じ猫モチーフの御三家ポケモン「ニャオハ」が公開され、進化したら彼のような厳つい容姿にならないか心配(?)されていた。
しかし、純粋にガオガエンのデザインが好きな人もいるので、上記のネタを使用する際はTPOをわきまえた方が良い。
前述を振り返ると、対戦環境では特性と種族値がかなり優秀でランクマッチで一時禁止にされるほどの性能があったり、アニメではサトシ、博士、映画ライバルの手持ちになったり、古今東西ゲームキャラの王者達と手合わせできるゲームで参戦できたりと、どこぞの2匹ほどではないがかなり勝ち組とも言える。
2023年シーズン中、阪神タイガースの森下翔太選手がホームランを打った際のパフォーマンスとして“ガオガエンポーズ”を披露していたことがある。これはスマブラでのガオガエンの必殺技の一つである「DDラリアット」がモチーフになっているとのこと。森下選手がスマブラでガオガエンをよく使っていたのが抜擢の理由だったとか。
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予告にあった、ご飯を頬張っているガオガエン可愛すぎ!! その一方、サトシの表情が暗かったですね・・・まさか・・・ 今回の小説で、サトシのガオガエンとククイ博士のガオガエンとの区別が、文章を書く上で凄く難しいと感じました。2,655文字pixiv小説作品- スマブラへの招待状
スマブラSPへの招待状~ガオガエン編~
今回はガオガエン編になります。 正直今回のダイレクトは鳥肌だけじゃなく涙腺がうるんでしまいました。 個人的にポケモン枠はジュナイパーかなと思ったのですが参戦PVの特設リングにガオガエンが現れた途端、確かに彼はスマブラ向きだと納得しました。 スマブラ参戦が決まったポケモンは何か見方が代わって、どこかかっこよく見えます。 ポケモンはGBAルビーサファイアとGCのポケモンコロシアムからやり始めて今もUSUMをちょくちょくやっています。 ポケモンはいくつになってもストーリーを楽しめて個性豊かなポケモンがいて思う存分戦略を練って楽しめるいいゲームですね! 作品の補足ですが、今回のガオガエンはロイヤルドームのロイヤルマスクのククイ博士のガオガエンという設定にしてます。そしてアニメは最近見てはいないのですがアニメの要素を少し入れてみました。 尚、今回のスタッフはポケモンの管理をするスタッフで彼のカメックスは初代64でヤマブキシティのギミックにいたカメックスになっています。 作品の2PはこちらのBGMを聞きながらお楽しみください https://www.youtube.com/watch?v=-6XHZsbZAiA&feature=youtu.be9,217文字pixiv小説作品 - CUE!×ポケモン
Episode絢・ガオガエン「心優しき炎の戦士」
CUE!×ポケモンエピソードの2つ目です。絢とガオガエン、合わなそうな2人のお話。ガオガエンと本気で向き合った絢、ガオガエンの答えは…。3,190文字pixiv小説作品 - 歌を無くした歌姫
第3話 歌姫教師ラーメン屋
帰る場所も無いアシレーヌはガオガエンに勧められ、店の手伝いをするようになった。 これまで歌うことしかしてこなかった労働は、アシレーヌにとっては過酷そのもの。 しかし、今この場所を失いたく無いという気持ちだけでアシレーヌは踏ん張りを見せる。 ……その時、1匹の客が現れた。10,188文字pixiv小説作品