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マスカーニャ(ポケモン)

ますかーにゃ

マスカーニャ (Meowscarada)とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
目次 [非表示]

もしかして→イタリアのナポリにある公園マスカーニャ


基礎データ

全国図鑑No.0908
パルデア図鑑No.003
ぶんるいマジシャンポケモン
ローマ字表記Masquernya
タイプくさ / あく
たかさ1.5m
おもさ31.2kg
せいべつ87.5%♂・12.5%♀
とくせいしんりょく / へんげんじざい隠れ特性
タマゴグループりくじょう/しょくぶつ

他言語版の名称

ドイツ語Maskagato
英語・スペイン語・イタリア語Meowscarada
フランス語Miascarade
韓国語마스카나
中国語魔幻假面喵

進化

マスカーニャ達のマジックショー

ニャオハニャローテ(Lv16)→マスカーニャ(Lv36)


概要

ニャオハの最終進化形。

ニャローテから更に頭身が上がってスレンダーな体型の獣人となり、植物製と思われる黒く大きな仮面や、マント状の体毛、首周りのラフカラーじみた花びらなど、分類に違わぬ手品師じみた出立ちとなった。

人相や仕草も全体的に優雅さを感じさせる自信家風に変化しており、どこか怪盗チックな雰囲気を漂わせる。


胴体から腕にかけて黄緑色をしているのに対し脚部は黒く、全体を見るとまるで黄緑の衣装に黒タイツを合わせているようにも見える。

ちなみに、猫耳のように見える部分はあくまで仮面であり、本物の耳はどこにあるのかというと、仮面の後ろでそれらしきものが後ろ向きに垂れている。


マント裏にある緑色の体毛は、光を乱反射するという光学迷彩じみた特殊な性質を持っている。

周囲にはが浮いている様に見えるが、これも反射を利用し茎を見えないようにカモフラージュしているだけで、体から直接生えているらしい。


マスカーニャの トリックフラワー

そうした数々の奇術で敵の意識を巧みに逸らし、様々な所にくっつけたり狙ったタイミングで破裂させることができる花粉が詰まった花爆弾「トリックフラワー」を、いつの間にか取り付け爆破するのが得意戦法。


ミライドンに嫉妬するマスカーニャ

性格も見た目どおりプライドが高い目立ちたがり屋だが、一方で繊細な気質でもある。

特に自身のトレーナーに対する執着心はニャオハ・ニャローテよりも強くなっており、トレーナーが他のポケモンを可愛がっているのを見ると機嫌が悪くなってしまうという嫉妬深い面を持つ。


ニャローテまでは2純粋なくさタイプであったのに対し、最終進化にあたってあくタイプが追加された。(エスパータイプではないのはマジシャンと言っても不可思議な力ではなく、相手を騙す奇術を使うマジシャンということだろうか)


パルデア御三家はいずれも世界のお祭りをモチーフに取り入れているが、マスカーニャの場合はヴェネチアのマスカレード仮面舞踏会だろうか。顔の緑色の模様や登場時・ダウン時に見せる大振りなお辞儀、公式動画でのおどけたような動きから奇術師に似た道化師も含まれると推測される。


名前の由来も同様に「マスカレード」+「ニャ(猫の鳴き声)」と思われる(特に他言語版は分かりやすい)が、他にも「マスカラ(スペイン語で「仮面」)」や、かつてスペインが帝国時代に所有権を持っていた頃の植民地の名称ヌエバ・エスパーニャ、イタリアにあるマスカーニャ公園からそのまま取ったという説もある。少年マジシャンであった山上兄弟の掛け声「てじなーにゃ」が元ネタに入っていると唱えるユーザーも。


性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
76110708170123530

全体的に攻撃と素早さに特化した数値。

この123という素早さ種族値は(パワーアップ形態であるメガジュカインサトシゲッコウガを除けば)歴代御三家で最速である。


攻撃面では、くさ・あくは抜群/半減の範囲が被らず全タイプに等倍以上で攻撃できるため単タイプ相手には幅広く殴りに行ける。

防御面では4倍弱点を含む7つと弱点が多く、きあいのタスキ無しでは大体のアタッカーからワンパンされる。一方で半減も6タイプと多めで、一致半減なら(技やランク補正によっては一致等倍も)耐えられる。またエスパータイプいたずらごころが無効なので、これらを読み切れば無償で交代出来るチャンスがある。

奇術師モチーフらしく、立ち回りで翻弄するというコンセプトとは合致しているタイプだろう。


威力100を超える物理技は「ギガインパクト」のみだが、必中・確定急所なため実質威力105の専用技トリックフラワー」や定番の悪技「はたきおとす」が魅力。

物理アタッカーにアドバンテージを誇る「イカサマ」や自身の上を取る相手に一矢報いる「ふいうち」(タマゴわざ)といった、単なる高速アタッカーに終わらない状況に応じた攻撃技を覚えてくれる。

特攻の数値は平凡だが、高威力の「リーフストーム」のほかサブウェポンも揃っており、わるだくみも覚えるので侮れない。物理型ゲッコウガや特殊型エースバーンが登場した記録を顧みても警戒するに越した事は無いだろう。

変化技も多数習得でき、覚える一般ポケモンの中で最速であることが多いためサポーターとしても活躍できる。


マジシャンを名乗るだけあって「エナジーボール」や「シャドーボール」、「はどうだん」、「かふんだんご」、「タネマシンガン」、「タネばくだん」といった弾系の技を数多く習得し、意外なところでは相性補完に優れるパワージェムまで習得可能。


持ち物は火力を補強できる「いのちのたま」や最悪レベルの耐性をカバーできる「きあいのタスキ」が目ぼしいところか。

火力的に物足りないところもあるので、いっそのこと草テラスタルと「こだわりハチマキ」や「チイラのみ」と併せてトリックフラワーでゴリ押すのも良いかもしれない。


隠れ特性はへんげんじざい。同特性を持つゲッコウガの素早さを1だけ上回り、リベロ持ちのエースバーンと比較すると攻撃面で6劣る。


へんげんじざいで変化できるタイプはくさ、あくを除き次の通り。

物理ノーマル、むし、フェアリー、かくとう、ひこう、ゴースト、でんき
特殊じめん、フェアリー、みず、いわ、かくとう、ゴースト、むし
変化ノーマル、フェアリー、エスパー、じめん、どく

ただし特殊じめん/フェアリー/みずについては最高火力が「どろかけ」/「チャームボイス」/「ひやみず」なため実用的とは言いにくい。


本作からへんげんじざいは弱体化を受け、場に出てから1回しか発動しない仕様になった。タイプ一致技が狭まったりせっかくの豊富な変化技を採用しにくくなったり、と扱いにくい点が多くなっている。

しかもテラスタル中は発動しない。このためテラスタルしつつ元のタイプも変えるといった芸当はできず、テラスタルした後は無意味な特性になってしまう。

一方でテラスタルせずに交代すればもう一度発動できるので、「とんぼがえり」とは相対的に相性が良くなった。またこだわり系と組み合わせれば弱体化は実質帳消しになる。あるいは(ややロマンが入るが)タイプを変えたあとにさらにテラスタルでタイプを変えることもできる。

また優秀なタイプ一致技や豊富な変化技をそのまま活かせる通常特性のしんりょくも有力でよく採用されている。テラスタイプをくさ/あくにして一致火力を上げたり、「みがわり」でチイラのみと「しんりょく」を安全に発動する構成もあり。

2つの特性のどちらも奇襲性が高く、型が読みづらいところはマジシャンらしいといえる。


技方面では猫ポケモンにもかかわらず「ねこだまし」を覚えないのが痛い。「であいがしら」やハチマキカイリューのノーマルテラスタル「しんそく」を止めることができないため、タスキか「まもる」「サイドチェンジ」がない場合は交代を強制されてしまう。

技範囲も高火力技に絞るとくさ/あく/かくとう/フェアリーのみと非常に狭いため、単独で不利を覆す手段に乏しい。


基本的にはASベースの物理アタッカー型が使われる。世代初期こそ「へんげんじざい」型が使われたが、概ね「しんりょく」が優勢。追加組が増えるにつれて最速型が減り、最速を諦めた準速型の比率が高まった。

世代を通しても「トリックフラワー」「はたきおとす」「とんぼがえり」の3枠でほぼ完結している。サブウエポンとしてはかくとう4倍対策の「けたぐり」「かわらわり」、ドラゴン、かくとう対策の「じゃれつく」がメジャー。

シリーズを通してくさ弱点のサイクル型、耐久型に対する強力な打点を持ったポケモン、特にヘイラッシャ、ディンルー対策としての性質が強い。

持ち物は「こだわりハチマキ」「こだわりスカーフ」「きあいのタスキ」のいずれかでほぼ確定である。

シリーズ4では確定急所アタッカーとしてより高性能なれんげきウーラオスが登場し、新たな振り対面としてヒスイヌメルゴンが追加され、さらにシーズン10途中には新たなくさ枠であるオーガポンが参入するなど苦境に立たされ、徐々に低迷。

そんな中、藍の円盤で元々テラスタルを火力増強に使っていた上にそれなりの技範囲もあるマスカーニャと好相性のステラテラスタイプが登場。耐性変化をもたらさないテラスタルでの新境地が開けるかもしれない。

技面では「トリプルアクセル」が追加。強力なカイリュー対策が手に入り、カイリューにテラスタルを切る択を迫ることができるようになった。


ダブルバトルでは「トリックフラワー」で味方の「いかりのつぼ」を発動するコンボもある。2023年現在のSVでは「いかりのツボ」発動要員が他にドンカラスユキメノコしか存在しない。

勿論普通に使っても強く、とりわけコノヨザルとの並びが強力。マスカーニャは「トリックフラワー」で、コノヨザルは「まけんき」で、鉄板の妨害特性としてダブルバトルに定着している「いかく」をそれぞれ実質無効化できるためである。

単純に初期環境で貴重と言える、強力なくさ打点の持ち主という点が大きい。「どくびし」で味方の「たたりめ」をサポートすることもできる。


ダブルバトルの場合は特性「しんりょく」でテラスタイプくさの型が優勢で、とりわけ「しんりょく」と相性の良い「きあいのタスキ」を持たせた型がメイン。やはりヘイラッシャを崩せるのが大きい。

俊足なため偶に入っている「トリックルーム」も読まれにくい。

ダブルでの主戦場となるシリーズはシリーズ1であった。


使用トレーナー

ゲーム版

※1:最初に選んだニャオハを進化させた場合

※2:主人公がホゲータを選んだ場合

※3:主人公がクワッスを選んだ場合



アニメ版


番外作品

ポケモンユナイト

2023年9月14日にてプレイアブルキャラとして参戦することが決定した。パルデア枠のポケモンがプレイアブルキャラ化するのはマスカーニャが初。


アニメ版

放課後のブレス

  • アリキスのマスカーニャ
    • アカデミー生・アリキスのパートナーで、彼と共にポケモンバトルを重ねてきた。バトル後はアリキスと共にお気に入りのお菓子を食べる。テラスタイプは「くさ」。

TVCM

公式アニメーションCM「キミに会えた!」にて少女がカイリューと共にダブルバトルで使用。「トリックフラワー」で相手のヘイラッシャを翻弄する。


余談


このマスカーニャにより、ポケモン御三家は、くさタイプ・ほのおタイプみずタイプの全てにあくタイプ複合のポケモンが揃う事となった。

また、歴代ポケモン御三家ではエースバーンを上回る軽さを持っており、逆に最重量を更新したラウドボーンのと比べて10倍以上もの差がある。

また、「花」要素のある草御三家としてはメガニウム以来23年ぶりとなる。


背丈が主人公とほぼ同格なので、連れ歩きなどでマスカーニャに至近距離で話しかけるとカメラワークによってはキスであったり鼻を擦り付けているように見える(なお、厳密にはキスではないが鼻先や頭を擦り付けるのは猫の愛情表現である)。


御三家共通でとあるイベント中専用の待機モーションがあるのだが、マスカーニャの場合は「タネも仕掛けもありません」とばかりに両手を開いて見せた後、マジシャン定番の消えるマジックを披露してくれる。



pixiv地方では…

現在のpixivではパルデア御三家最終進化の中で1番イラストが多く投稿されており、メスケモ的な容姿、またグラマラスな容姿で描かれていることが多い。R-18のイラストも全体の3割程投稿されている。そうした人気もあってかイタリアのナポリにあるマスカーニャ公園を知らずにポケモン関連の(ポケモン)区別用のタグを付けずに「マスカーニャ」だけのタグが付いた作品も多い。

人形のためか擬人化されているのも投稿されている。

なお歴代の御三家と同様、オスの方が比率が高い。


進化前のニャオハはキャルに似ていると言われることが多いが、こちらはドロンジョに似ていると言われることが多いようである。

マスカーニャの秘密


関連イラスト

マスカーニャマスカーニャ

Secret back alley🐾Trick * Flower


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン ポケモンSV

ポケモン一覧 くさタイプ あくタイプ

パートナーポケモン(ポケモン御三家) ニャオハ ニャローテ


0907.ニャローテ0908.マスカーニャ→0909.ホゲータ


パルデア御三家・最終進化形


草御三家・最終形態


同複合タイプ


関連ポケモン等

  • 御三家(パートナーポケモン)関連
    • ゲッコウガ エースバーン:隠れ特性が同じまたは同性能繋がり。前者とはあくタイプを持つ点も共通。こちらも全てのタイプが揃った。更に、「各御三家タイプにおいて、素早さが最速かつ体重が最軽量」という点も共通している。後にテラレイドバトルにてこの2匹もポケモンSVに登場した。
    • ゲッコウガ ガオガエン ヒスイダイケンキ:あくタイプ複合の御三家。ガオガエンはネコ科という共通点もある。
    • マフォクシーアシレーヌ:オスの比率が高い御三家でありながら女性的な外見を持つ。前者は魔女(魔法使い)がモチーフ。


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