概要
例えば、身長が頭6つぶんの場合は6頭身というように表す。キャラクターの体型を決定する指針となる。「6.5頭身」のように小数となる場合もある。
頭は必ず1頭身である。ただしいくら奇抜でボリュームのあるアフロや超サイヤ人のような髪型でも、基準とする場合はあっても頭身としては頭髪やアクセサリーの部分は含めない。ハゲの状態を基準にすること。
稀に「等身」の表記を見かけるがこれは誤記で、上の解説の意味からも分かるように、正しくは「頭身」である。
活用
絵の練習をする上で頭身を無視すると、余程のギャグやデフォルメでもない限り即座に違和感のある絵になってしまいやすく、慣れないうちは安易な目測に頼らず必ず測って分析する、定期的に確認したほうが安全。指でも定規でも頭だけコピペでも良いので測ることで、描きたい人物の頭身や比率(縦横比を含む)を知ることが第一歩。
(例)8頭身の人物を上手く描こうとするが、頭身が全く足りていない事に気付いていない。
頭身単位を定規として、それぞれの位置に何があるかと考えてみるのも非常に役に立つ。ただし作者や作風・場面によって頭身が微妙に異なる場合もあるので、サンプルは多いほうが良い。
単純に年齢や身長・体格によっても頭身は異なるが、高身長ほど頭身数は増える。また上下からのアングルや前傾姿勢などは個々のパーツが重複するため、それを加味した調整や短縮も必要となる。
描いている最中に意図せず頭身が変わってしまう場合もあるため、定期的な確認や考慮の上で適宜調整していくのも手。文字通り「頭でっかち」となってしまわないように。
実際のデータ
日本人の成人の平均はは7頭身前後とされる。身長を全頭高で割ることで頭身を求めることができる。ちなみに、日本人の全頭高の長さの平均は、株式会社ホリカワ、株式会社重松製作所との共同研究によって2001年11~12月に計測された日本人青年男女約120名と、2002年1月~3月に計測された60歳以上の日本人約200名の頭部寸法のオリジナルデータによると、青年群男性において23.19cm、青年群女性において21.80cmであった。
絵の世界においてはギャグ・日常作品ほど頭身が下がり、シリアスほど上がるという現象が生じやすい。
主な頭身タグ
(半角数字/漢数字)
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