データ
初出 | 第4世代 |
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タイプ | どく |
分類 | 変化 |
威力 | - |
命中 | - |
PP | 20 |
範囲 | 相手の場 |
直接攻撃 | × |
効果 | 相手の足元にどくびしを設置する。2回まで使用可能。相手が交代する度、接地しているポケモンをどく(1回)又はもうどく(2回)状態とする |
概要
第4世代より存在する技。
設置技の一種ではあるがダメージではなく、交代したポケモンに毒や猛毒を負わせる。
上記の通り、使用した回数に応じて相手にかかる状態異常が変化する。
但し足元にばら撒く技の性質上、飛行持ちや特性「ふゆう」持ちには効果を発揮せず、そもそも毒とならない毒・鋼持ちや特性「めんえき」持ちにも無効である。
また、特性「こんじょう」や「はやあし」持ちがいるパーティ相手に撒いてしまうと、逆にこちらのパーティが半壊しかねない。
ちなみに特性がシンクロのポケモンがどくびしでどく・もうどく状態となっても特性は発動しない。また、「ミストメイカー」はどくびしの処理後に発動するため、カプ・レヒレでもタイミングが悪いと毒状態となる。
この技の解除方法は「こうそくスピン」や「きりばらい」の他、接地判定があるどくタイプが出ることであり、他の設置技よりも解除しやすい点も少々難儀。
混同され易いが、どくびしを消せるのは吸収が可能な「どくタイプ」だけ。毒技全般が無効の鋼ポケモンでは効かないだけで撤去出来ないので注意。
そのため効果こそ強力であるが、他設置技と比べると使い勝手はあまり良くない。
使い勝手があまり良くなかったのはこの技を覚えるポケモン自体がどれも種族値が低く耐性が悪いなど、起点作り型として優秀なスペックを持たなかったのが大きかった。
「どくどく」没収祭りの始まる前は生半可なポケモンでこの技を撒くより、グッドスタッフ系で「どくどく」を撒いた方が強いというのもあった。
しかし第9世代となると立場は一変。キラフロルの「どくげしょう」によってその強力さが周知され、環境でも良く使われるようになった。オーロンゲなどの壁サポーターへの対処となるのも利点の1つであり、壁サポーターが退場するということは交代出しが起こるということなので必然とどくびしの発動機会が得られる。
ターンを使わずに撒けるどくげしょうの特性が強い…というだけでなく、どくびしの技を採用して使われることも増えており、テツノドクガ、マスカーニャ、ドヒドイデ、ドオーなどの採用わざ上位にランクインしている。
既に「どくどく」が没収ラッシュとなっていたのも大きい。
アニポケではシンジのドラピオンが使用し、サトシのパーティの後続に負担を与えた。
ポケダンではステルスロック同様に同じ名前のワナを足元に設置する。
敵が踏まないと作動しないのは同様だが、ダメージを与える効果が追加されている上に空を飛んでいる相手にも当たる。
その上、本作ではダメージがどのタイプでも無効化出来ず破壊出来ない様になっており、ワナとして隠れている作品ではかなりの脅威となる(ただし、シリーズによってはワナの仕様上、踏んだポケモンのタイプ関係無しに壊れる)。
余談
DPでのみ、何故かこうそくスピンで解除すると「どろばくだんをふきとばした」と表示されていた(どくびし自体は解除される)。