こんじょう
こんじょう
第3世代より存在する特性。
状態異常にかかると「こうげき」が1.5倍になるというシンプルかつ優秀な特性。さらにやけどによる攻撃力半減も無視するため、やけどで停止しやすい物理アタッカーとの相性が良い。
所有者は「こうげき」が高いノーマルタイプとかくとうタイプに多く、「ちからずく」のようなアンチシナジーになっている例はほぼない。
やはりやけどの攻撃半減無効が強く、特性が2つあるポケモンの場合とりあえずこっちにしておけばいざという際に「おにび」を撒かれても問題ないという理由で優先されるくらい信頼性が高い特性であり、第4 - 5世代までかくとうタイプが猛威を振るっていた原因の1つである。
が、特に種族が物理に偏っておりこの特性が欲しいであろういわタイプやじめんタイプで所持しているのは最終進化ではガチグマ、他には進化前ポケモンのヨーギラスのみ。得意とするはずのほのおタイプに「おにび」をばら撒かれて機能不全に陥らないためにも今後もっと増えて欲しいものであるが。
ノーマルタイプがこの特性を活かして戦う場合、「かえんだま」や「どくどくだま」を持たせて自ら状態異常になり、特性と技の効果両方が乗るタイプ一致の「からげんき」で暴れまわる戦法がメジャー。
ノーマル以外のタイプでもこの戦法は有効であるが、「からげんき」はタイプ不一致となるため覚えさせないことが多い。よほど技がなければ別であるが。
また、当然ねむり状態でも「こんじょう」の効果は乗るので、「ねごと」かいびきを入れておく戦法もある。この場合「からげんき」の威力は上がらないので注意されたい。
ちなみにブースターも隠れ特性でこれを持っているが、ブースターは「やけど」状態とならないため特性発動の機会を狭めてしまっているのが難点である。
自ら状態異常となる場合、下のイラストのように「どくどくだま」を持たせることとなる。
通常特性「もらいび」よりはまだ活かしやすいが。
いっそのことねむるからのねごとを使用しても良いかもしれない。ただし物理耐久は高いとは言えないので、他で補う必要がある。いずれにせよ、やけどにならないのに「こうげき」が高いというのは難しいところ。
最も第9世代であればテラスタルもあるため、ノーマルテラスタル個体を用意出来れば超火力のからげんきをぶちかましてやることも可能。
なお、「はやあし」は「こんじょう」の「すばやさ」版に当たる。
リングマは「はやあし」も持っているので「どくどくだま」を持たせるとどちらの特性なのか見分けにくくなるのも嬉しい。当然、耐久力は紙同然になるが。
太字は隠れ特性。