ねごと(ポケモン)
ねごと
初登場 | ポケットモンスター 金・銀 |
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タイプ | ノーマル |
ぶんるい | 変化 |
いりょく | - |
めいちゅう | - |
PP | 10 |
直接 | × |
範囲 | 技による |
備考 | 自身の覚えている「ねごと」以外の技がランダムで出る。自身がねむり状態の時のみ使用可能 |
当時はわざマシン35として登場したがわざマシンでの登場はこの代限りで、『ポケットモンスター ルビー・サファイア』でほのおタイプの主力技の一つかえんほうしゃに取って代わられてしまった。
名前通り眠っている時のみ使える補助技。
その効果は「自分の習得している技がランダムで出る」と言うもの。やや博打気味になってしまうが、眠っていても行動に移れる点は大きい。
そのため、ねむり対策やこだわり系アイテム所持状態で眠った場合の保険としての採用が主。
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』の役割論理ではキノガッサのキノコのほうしがどうしようもなかったため、この技でしのいでいた。
但し何でも出るわけではなく、一部の技はさすがにねごとでも出せないので注意。
これを逆利用して、狙った技を出しやすくする戦法も有効。特にネッコアラは特性のぜったいねむりの仕様上常にねごとを使用可能な状態のため、残りの技をとっておきだけにしておけば1ターン目からとっておきが使用可能になる。もちろんゴーストタイプや特性いたずらごころ→ちょうはつで簡単に止めることはできるのだが、ダブルバトルでみずびたし使いと組んで行われる可能性もあるため、侮れない。
勿論ねむると組んだ戦法、通称「ねむねご戦法」も可能なのだが…。
何とねごとではねむるも選ばれてしまうのである。勿論ねむり状態では眠れないので実質ミス扱いになり、ねむる+ねごと+技2つの構成だと33%でハズれてしまう。この点状態異常も回復しながら行動できるねむねご戦法の弱点となっている。
因みにこれは『ポケットモンスター ルビー・サファイア』からの仕様であり、『ポケットモンスター 金・銀』ではねむるが選ばれても普通に体力が回復していた。このせいで耐久型はほぼ無敵というわけの分からない事になっていた。
しかし、ミロカロスやレジスチルの様な耐久型のポケモンなら何度も技を繰り出せる機会があるのもまた事実であり、攻撃を受けきれているなら1回や2回のねごと選択ミスでは気にならない事も多い。
また、『ポケットモンスター ソード・シールド』ではどくどくが消えた結果、ちきゅうなげやねっとうといった定数ダメージ技連打に頼る事となったポケモンも多いので、技の連打を重視した「ねむねご戦法」も徐々に復活の兆しを見せている。
なお、「ねごとを つかった!」の表示の後に技が出るため、先制技や強制後攻技についてもねごとと同じ優先度±0で使用することになる。
この仕様を利用して、ねごとで出る技を「ほえる」「ふきとばし」などの強制交代技(優先度-6)で固め、先制でねむねごすることで相手の行動前に強制交代させステルスロックのダメージを与え続けるという一種のハメ戦法が可能となる。「ともえなげ」「ドラゴンテール」等の攻撃できる強制交代技を組み込めば、ラスト1体相手でも詰むことがない。
前述のとおり約33%でハズレとなるため完全なハメ戦法ではないことや、最低限ねむねごできる耐久と先にねごとができるすばやさを持つポケモンが少ないことから、珍戦法の域で落ち着いている。
ちなみに自分が使う場合は不安定な技だが、相手のトレーナーがCPUだった場合はあり得ない程凶悪な技に変貌し得るので要注意(俗にフロンティアクオリティと言う)。
例として
という一撃必殺と組み合わせた凶悪な型が存在している。
アニメ『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』でもサトシのヘラクロスが第182話から使用していた。サトシの反応やコウヘイの解説を見るに、ゲーム本編と同くランダムで技が出る設定の模様。