ねっとう
ねっとう
一般的な意味の「熱湯」は熱湯を参照。
第5世代で初登場した水タイプの技。
その名の通り熱く煮えたぎる水を相手に発射して攻撃する。
威力・命中共に安定しているだけでなく、3割の確率で相手をやけど状態にする効果がある。
やけど状態に出来るほのおタイプ以外の攻撃技としては(かえんだま+なげつけるを除くと)トライアタック以来となる。
なお30%という確率はだいもんじ等やけど状態に出来るほのお技の大半より高い。
自力で習得出来るポケモンはヒヤップ、ヒヤッキー、ボルケニオンの3種のみと非常に少ないが、わざマシンやわざレコードによって多くのポケモンが覚えられる。ちなみに覚えるポケモンはみずタイプが多いが、意外なところではエンブオーやライコウも覚えられる。一方で熱湯であるためか、こおりタイプのポケモンはポワルンとケケンカニ(第7世代のみ)以外誰も覚えない。
シナリオ攻略のみならず対戦でも非常に使いやすい技。
なみのりより威力は劣るが優秀な追加効果のおかげで下位互換ではないし、単体攻撃なのでダブルバトルではさらに使い勝手が良くなる。
ママンボウやスイクンなど高耐久のみずタイプに採用されることが多い。
実はフレアドライブなどと同様使用者がこおり状態でも使用出来、しっかりこおり状態より回復可能。
一方でほのお技ではないのに第6世代からは相手のこおり状態も治してしまうが、フリーズドライのようにこおりタイプ相手に効果抜群となる効果はない。
こおり状態になること自体が稀なので忘れがちであるが、覚えておいて損はない。
第8世代まではわざマシンの技として多くの水ポケモンなどが覚えられ、汎用的な水技の一つとして採用されていた。
一方で第9世代では当初わざマシンのラインナップから外れていたが、DLC碧の仮面で復活。ただし、覚えられるポケモンは色々と調整が入っている。
新規ポケモンの中では「習得したら恐ろしいこととなる」と心配されていたヘイラッシャやテツノツツミは習得できなかった。既存のポケモンではヌメルゴン(原種)が覚えられるようになった一方、ドヒドイデやエンペルト、ドククラゲ等没収されたポケモンも多い。
DLC前編で追加されたチャデス系統もモチーフに従って習得出来、相性補完としては抜群といえる。
また、汎用技とは呼べない程に習得ポケモンが絞られた影響で、ダブルバトルでは思わぬ弊害が発生している。
味方を巻き込まない&ワイドガードで止められない単体攻撃の特殊みず技が欲しい場合、最大威力はハイドロポンプとなるが、低威力でも命中安定技を採用したい場合の次点の選択肢がみずのはどう/バブルこうせん(威力60 - 65)まで落ちてしまったのである(威力80のみずのちかい・ねらいうち・ハイドロスチームは使用者が限られる)。
ほのおタイプでのかえんほうしゃやくさタイプでのエナジーボールのような中威力/高命中の安定特殊技ポジションはみずタイプだと範囲技のなみのりであるため、単体技で似た役割を果たしていたねっとうが没収されたポケモンの多くは低威力か命中不安のどちらかを選ぶ必要に迫られている。
ほのおタイプそれ以外にもふんえんやマジカルフレイム、くさタイプにもギガドレイン等この2タイプは特殊技の選択肢がそれ以外にも充実しており、みずタイプはその点でバリエーション不足が否定できない。