基礎データ
全国図鑑 | No.1009 |
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パルデア図鑑 | No.--- |
分類 | パラドックスポケモン |
タイプ | みず/ドラゴン |
高さ | 3.5m |
重さ | 280.0kg |
特性 | こだいかっせい |
概要
『ポケットモンスタースカーレット』に登場するポケモンで、スイクンのこだいのすがたと思われるパラドックスポケモン。
名前の由来はまんま「畝る水面」からで、ある意味では仮称に近い。
外見は一言で表せば恐竜のような姿になったスイクンといったところ。スイクンと比べ前脚は小さく、逆に大きく発達した後ろ脚で体重を支える二足歩行をする等、全体的に獣脚類然としたフォルムの持ち主。
特徴的な紫の体毛はボリュームが増し、ライオンの鬣の様に首の周りを覆う形になっている。
スイクンは白い帯の様な尻尾が体の正面に向かって伸びていたが、こちらはより太く棘の生えた尻尾を2本後方へ伸ばしており、名を表すが如く水面の様にうねる。
クリスタル型のツノも原石のようにゴツゴツした造形で、突起部分が大きく伸びた事により、ドラゴンのツノを思わせる印象が強まった。
体高もミライドン(バトルフォルム)に並ぶ3.5mと、パラドックスポケモンの中では最大級であり、古代種の中では大型なチヲハウハネやコライドンをも上回るリアルの恐竜と遜色ないサイズ。
このポケモンが本当にスイクンのルーツなのかは定かでないが、水面の上を沈まずに歩く神秘的な能力は共通して有している。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
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ウネルミナモ | 99 | 83 | 91 | 125 | 83 | 109 | 590 |
スイクン | 100 | 75 | 115 | 90 | 115 | 85 | 580 |
スイクンが耐久型の側面を持っていたのに対し、そこから耐久面を削った代わりに攻撃、特攻、素早さを上げた特殊アタッカーで、元のスイクンとは対照的なステータスに仕上がっている。
専用技の「ハイドロスチーム」はなんとみずタイプの技でありながら、「日差しが 強いとき 技の威力が さがるどころか 1.5倍に なる」(原文ママ)という前代未聞の性能を持つ。
それゆえ水タイプでありながら、晴れ下での運用に一切支障が出ず、寧ろ特性により強化されるという稀有なポケモン。
また「ハイドロポンプ」等も覚えるため、雨下で水技の威力だけを突き詰めるのもアリという、柔軟な応用性も強み。
元のスイクンが得意とするこおりタイプの技は一切覚えないが、その代わりに特性及び専用技と相性の良いほのおタイプ技の「かえんほうしゃ」や、「ワイドブレイカー」「げきりん」などのドラゴンタイプ技を多数覚えられる。
その為くさタイプに関しても突破可能。
性格「おくびょう」で基礎ポイントを特攻と素早さに振り切った(臆病CS252)場合、特攻と素早さのLv50での実数値が177で同じになる。この場合、こだいかっせいで上がるステータスは特攻になる。素早さを上げたい場合は特攻を少し下げよう。
タイプはシャリタツと同じ「みず/ドラゴン」。実は魚ポケモンでない複合タイプとしてはパルキア以来実に17年ぶりに登場したポケモンである。
タイプが優秀で弱点はドラゴンタイプとフェアリータイプの2種類だが、同じパラドックスポケモンで環境上位にいるテツノツツミには素早さで負けている上、4倍弱点を突けるフリーズドライを持っているので、ランクマッチで解禁された際は用心したい。
また、上記のように特殊型のステータスをしていながら、「めいそう」を覚えられないのも痛い。
もともと攻撃種族値も83と極端に低いわけではなく、積み技の「りゅうのまい」や唯一の先制技である「アクアジェット」を含めた多彩な物理技を覚えられることから、両刀型での育成を検討しているプレイヤーもいる。
テラレイドバトル
2月28日0時〜3月13日の8時59分までの間、スカーレット版のみ☆5としてレイドバトルに挑め、バイオレット版でもポケポータル経由で参加できる。
現時点ではこのイベントの期間のみしか入手する機会がなく、元が準伝説ポケモンだからか、最強シリーズ同様入手できるのは一回だけである。
初手から「にほんばれ」を使い、「こだいかっせい」を発動させる。
使用する技は「ハイドロスチーム」「りゅうのはどう」「おたけび」「かえんほうしゃ」。
おたけびでこちらの火力を消耗させつつ、天候+特性により強化された各種攻撃技で削ってくる。
ただし、☆7の最強の○○に比べるとレベルが75と低く、彼らより特出した力を持たないため、レベル75以上のでんきタイプポケモンを用いれば勝利することは難しくない。
特に、ミライドンを持ち出して一斉に「イナズマドライブ」を連打すればゴリ押し可能。
あるいは特性でんきにかえるのハラバリーで「パラボラチャージ」を連打、テツノカイナの「つるぎのまい」からの「かみなりパンチ」(特防が低いので、「はらだいこ」を使うと「オボンのみ」等を持たせないと瞬殺される)という方法もある。
おたけび以外は特殊技一辺倒なので「ひかりのかべ」を持っておくと万が一の事故も防げる。また天候を「ゆきげしき」に変えてしまえば、全てのバフを打ち消せるため有用。
どのボールを使用しても確定で捕獲できる本作のレイドの仕様から、オシャボで捕獲を狙うプレイヤーも多かった。みずタイプのポケモンと視覚的に相性の良いダイブボールやルアーボールが特に人気が高かった模様である。
なお、現在ウネルミナモではなくタマゴを入手し、ウネルミナモがゲットできなくなるバグが発生するとの報告があるが、公式はバグの修正に努め、修正次第ウネルミナモ・テツノイサハレイドの第二弾を行うと発表した(この時、タマゴを受け取ってしまったプレイヤーには再度ウネルミナモをゲットできるようにするとのこと)。
余談
- 奇書スカーレットブックには、エリアゼロ中層以降に棲息している巨大で獰猛な謎のポケモン達の特徴を元に「エリアゼロに幻のポケモンがいるならどういう見た目か」と描かれた想像図が掲載されていた。その図はスイクンをベースにエンテイ、ライコウら三犬を一つにしたかのような姿だったが、実際に解禁されたウネルミナモはスイクンの特徴だけを持ち、他2種の要素は見られない。あくまでも想像図でしかなかったという事だろうか。
- 「カネの塔で焼け死んだポケモンがホウオウによって転生、復活した」という伝説の三聖獣の伝承と相反する、まさにパラドックス(矛盾)ポケモンの分類に相応しい存在でもある。考えられるケースは以下の通り。
- 両者はただ似ているだけの別種。
- 焼け死んだポケモンがウネルミナモ、もしくはその系譜や近縁種だった。
- ホウオウによって焼け死んだポケモンの一匹が蘇生される際の姿は過去のウネルミナモがモデルとなっていた。
- そもそも伝承自体が創作、もしくは真実とは異なる形で伝えられたものだった。
- 「スイクンの見た目をした竜」という事で、某RTAイベントのコメント欄に度々出現するスイクンの頭をした竜の様な何かを連想した人も多かった模様。
また、立ち絵などから同イベントの筋肉スイクンを連想した人も多い。
- 因みに、元になったスイクン(Suicune)のイニシャルと同じくパラドックスポケモンになったビリジオン(Virizion)のイニシャルを合わせると本作の略称であるSVになる。スイクンのみがパラドックスポケモンとして選ばれたのはこれが理由かもしれない。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン ポケモンSV
ポケモン一覧 パラドックスポケモン
みずタイプ ドラゴンタイプ スイクン
1008.ミライドン→1009.ウネルミナモ→1010.テツノイサハ
同複合タイプ
パラドックスポケモン
No | 古代種 | No | 未来種 |
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0984 | イダイナキバ | 0990 | テツノワダチ |
0985 | サケブシッポ | 0991 | テツノツツミ |
0986 | アラブルタケ | 0992 | テツノカイナ |
0987 | ハバタクカミ | 0993 | テツノコウベ |
0988 | チヲハウハネ | 0994 | テツノドクガ |
0989 | スナノケガワ | 0995 | テツノイバラ |
1005 | トドロクツキ | 1006 | テツノブジン |
1007 | ツバサノオウ | 1008 | テツノオロチ |
1009 | ウネルミナモ | 1010 | テツノイサハ |
その他