概要
『ポケモンSV』から登場したパラドックスポケモンの内、「スカーレット」バージョンのみで登場する古代の時代のポケモンたち。
現代のポケモンと比べてワイルドさが強調され、体の一部が突出して巨大化しているのが特徴。サイズも現代のポケモンより大きい。
どのポケモンも元のモチーフやタイプに関係なく恐竜や古代生物を思わせる形態・特色が強く、基本的にはフェイスペイントのような模様がある黄色い瞳を持つ(ウガツホムラ、タケルライコは異なる)。
ギザギザした形状または牙が見える口や、跳ねた毛先・羽・鱗など、全体的なシルエットも刺々しく攻撃的。
鳴き声は共通して「モチーフとなったポケモンの声に、太鼓や角笛のような音が重なる」というもの。それらは人類が文明を得る前から使っていた物だからだろうか。
更に色違いも、元ネタとなった各ポケモンの色違いと類似したカラーリングになっている。
いずれも強力な性能をしているが、現代では絶滅してしまっており、化石ポケモンやヒスイのすがたの様に滅びてしまった理由が考察され続けている。
尤も彼らが本当に太古の世界に存在したという証拠は見つかっておらず、例えばチヲハウハネの場合、類似したウルガモス共々化石が発見されたという報告はなく、本当に先祖であるという裏付けが取れていない状態である。
基本的にはジュラシックパークで人を襲う恐竜の如く、凶暴で獰猛と言われているが、ゲームではシステム上の関係でやや実感し辛い。もしLEGENDS形式であれば、大いなる野生の恐ろしさはより際立っていただろう。
コライドン以外は共通して「こだいかっせい」のとくせいを持ち、種族値は合計値を除き全て奇数となっている。
名称の命名法則はそのポケモンを表す印象+モノや記号で、比較的現実に存在する古代生物の命名に近い形。
みらいのすがたとは違い、こちらは進化前をモデルにしている種類も一部いるが、当然彼らパラドックスポケモンに進化やタマゴは確認できない。
ポケモンは時代や環境の流れで進化能力を得たり失ったりする事も判明しているが、当時はこの姿が最終形態だったのか、それとも進化という能力自体が未だ無かった時代なのか、真相は謎である。
一覧
便宜上並べて表記するが、コライドン以外は特定ポケモンの先祖であると確定しているわけではない点には留意。
No. | 古代のポケモン | 現代のポケモン |
---|---|---|
984 | イダイナキバ | ドンファン |
985 | サケブシッポ | プリン |
986 | アラブルタケ | モロバレル |
987 | ハバタクカミ | ムウマ |
988 | チヲハウハネ | ウルガモス |
989 | スナノケガワ | レアコイル |
1005 | トドロクツキ | ボーマンダ |
1007 | ツバサノオウ | モトトカゲ |
1009 | ウネルミナモ | スイクン |
1020 | ウガツホムラ | エンテイ |
1021 | タケルライコ | ライコウ |
関連イラスト
関連タグ
にほんばれ:特性の肝となる場の効果。
化石ポケモン:化石から復元されたポケモン。一部については本来の姿は現在の姿と異なるという説もある。
ヒスイのすがた:過去に存在したポケモン。既に絶滅しており現存しないと思われていたが、後に一部の個体はキタカミの里やテラリウムドームで野生個体が出現した。
メガシンカ:トドロクツキの容姿から『メガシンカ自体が古代の姿への回帰』説が浮上している。
ゲンシカイキ:超古代ポケモンが昔の姿へと戻る現象。ただしこちらは種としての古代回帰ではなく形態が回帰するだけである。それぞれ命名則からとってハジマルウミ/オワルダイチとネタにもされている。
オリジナルパラドックス:ファンによる創作。
ゲンシカイキ予想:コンセプトとしてはこれに近い。
メガシンカ予想:トドロクツキの特徴からこれにも通ずる。