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プリン(ポケモン)

ぷりん

ここでは、『ポケットモンスター』シリーズのキャラクター(モンスター)について解説する。
目次 [非表示]

※その他の用法はプリンを参照のこと。


基礎データ編集

全国図鑑No.0039
カントー図鑑No.039
ジョウト図鑑No.044
ホウエン図鑑No.138
イッシュ図鑑No.282
マウンテンカロス図鑑No.120
アローラ図鑑No.168
ヨロイ島図鑑No.012
パルデア図鑑No.060
ローマ字表記Purin
分類ふうせんポケモン
タイプノーマル / フェアリー(第6世代以降)
高さ0.5m
重さ5.5kg
性別25%♂・75%♀
特性メロメロボディ/かちき(第6世代以降)/フレンドガード隠れ特性
タマゴグループようせい

各言語版の名称と由来編集

言語名称由来
日本語プリンプリン+プチ+pretty(英語で可愛い)
英語・スペイン語・イタリア語Jigglypuffjiggly(扇情的な)+puff)膨れ)
ドイツ語Pummeluffpummelig(ふっくらした)+fluff(英語で綿毛)
フランス語Rondoudourond(丸っこい)+doudou(ぬいぐるみ)+roudoudou(菓子の一種)
韓国語푸린日本語名の音写
中国語(簡体字・繁体字)胖丁胖(太っている)+布丁(プリン)
中国語(香港)波波球波(ボール)+球
ロシア語Джигглипафф英語名の音写
ギリシャ語Τζίγκλιπουφ英語名の音写
ヘブライ語ג'יגליפאף英語名の音写
ヒンズー語जिगलीपफ英語名の音写
タイ語พูริน日本語名の音写
リトアニア語Džiglipafas英語名より

進化編集

ふうせん進化

ププリンプリンなつき進化)→プクリンつきのいし


概要編集

赤・緑』(初代)より登場している有名なポケモンの一種で、その外見は一言で言うと耳があるピンク色の球体。とても可愛く愛らしい容姿から、当初はピカチュウピッピと共に「ファンシー御三家」などと扱われた。


名前の由来はそのまんま洋菓子の「プリン」からであり、増田順一氏曰く、プリンのような感触をイメージして名付けたとのこと。


もっとも、洋菓子のプリンは海外のプディングから派生して生まれた料理であるが、海外のプリン(プディング)は日本でいう「ムース」や「カスタードクリーム」に近い半液状の料理であり、海外版を制作するに当たってはイメージが伝わらず困惑されたらしい。

結果、冒頭に挙げたようにほとんどの言語で「プリン」とは関係がない名が付けられている。



「ふうせん=風船ポケモン」の分類通り、その身体は柔らかく弾力に富み、大きく息を吸って体を膨らませるとフワフワと風に乗って空中に浮かぶことが可能。近年の作品では、通常時でも地面を蹴り出した勢いで低空飛行のように移動する姿が良く見られる。


丸く大きくつぶらな瞳で相手を見つめる事で誘い込み、不思議で心地よい子守歌を聴かせて眠らせてしまう。の波長を自在に変える声帯を持っており、12オクターブを超えるその声域で、相手が1番眠くなる波長のを歌える。特に大きく身体を膨らませてから歌う子守歌はいつもより長く、絶対に眠くなってしまう。

プリンの歌で眠らない者はいないといわれ、デパート寝具コーナーには彼女達の子守唄を収録したCDが売られているほど。その歌の波形は熟睡している際の脳波と同じ形をしているらしい。


このように歌を得意とする種族であるが、上手いかどうかはそれぞれのプリンの努力次第で、生まれた時から自在に歌えるという訳ではない模様。歌の種類は棲む地方によって全然違うようで、中にはシャウトするようなものまであるとか。

また、歌う時は1度も息継ぎをしないので、中々眠らない敵を相手にした時は自らも命がけで、苦しそうな様子を見せる。この事から、歌は本来プリンにとって自衛の手段であったころが窺える。


後に発見された古代の姿と思われる存在とは一見矛盾した生態であるが、あちらも大声による威嚇に声帯を活かせど攻撃力は高くなく、永い時間の中で自衛手段を最適化させて来たと考えれば辻褄は合うだろう。歌は自分すら救っていたのだ。



番外作品やアニメ版への出演も多く、歌ったり転がったりして可愛さをふりまく一方で、しばしば畜生な言動を見せることもあり桃色の悪魔の一角にも数えられている。


🎤

進化後のような言及はないものの、同様にきめ細かな体毛が生えているようで、実写映画『名探偵ピカチュウ』では全身がふさふさの毛に覆われた姿で描写されている。


色違い編集

色違い

色違いは微妙に体の色が異なるが、特徴なのは目の色が緑色である事。


ゲームでの特徴編集

本編系では2021年の『BDSP』まで皆勤賞であり、全ての作品で何らかの出番があった。『青』ではオープニングでもニドリーノに代わりゲンガーと対峙している

しかし、2022年の『LEGENDSアルセウス』には最後まで登場せず、遂に逃している。

ちなみにピッピイーブイは2002年の『RS』で、ピカチュウは2010年の『BW』で出番が途切れており、この種のポケモンとしては最も長く皆勤状態にあった。


前述の設定故、「うたう」の技はプリンの代名詞と扱われている節があり、特に初代ではニビシティポケモンセンターに戦闘に入ることなく披露してくれる個体がいる。『ピカチュウ』ではこの歌を聴くとピカチュウは眠ってしまうという両者の可愛さ溢れる演出まで追加されている。




対戦での評価編集

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
初代1154520252520250
第2世代以降1154520452520270
プクリン1407045855045435

※初代では「特攻」「特防」が「特殊」へ纏められていた。


「HP」が突出して高いものの、進化前故に対人戦では特殊ルールの「ファンシーカップ」で考慮される程度であり、それもププリンの登場以降はレギュレーションから外れていた。

しかし、『BW』(第5世代)でアイテム「しんかのきせき」と隠れ特性(隠れ特性)フレンドガード」が登場したことにより、一般的なルール下でも一躍注目の存在となった。

前者で自身の、後者で味方の耐久力を1.5倍とするというのはシンプルに強力であり、後者の仕様上ダブルバトルトリプルバトルに限定されたものの、ガチパ」の一角を成すまでとなった。

フレンドガードのプリンってどうやって味方を守ってるの?


火力は無に等しいが、(タマゴ技で)「ほろびのうた」を覚えたので単なる置物でもなかった。特にトリプルバトルでは「滅びパ」が強力であり、そのためのコンボ要員でもあった。「かげふみ」持ちが弱点とするゴーストタイプが無効である点も評価された。

がむしゃら」や「よこどり」を併用する「レベル2プリン」といった派生型も現れた。


後にピッピも、よりステータスの高い「フレンドガード」持ちとなったが、ピッピにはこれらのギミックは扱えなかったため一定の立場は守っている。「トリックルーム」下では、ピッピより低い「素早さ」は長所ですらあった。


ちなみに「フレンドガード」は進化すると別の特性となってしまい、そちらにはさしたる用途も見つからなかったため、当時のプクリンは進化で弱体化するとか「つきのいし」の無駄遣いとか散々ないわれようであった。


XY』(第6世代)ではフェアリータイプを獲得し、ノーマル・フェアリー複合となった。

USUM』(第7世代)では「サイドチェンジ」を習得し個性にさらに磨きをかけている。しかし、トリプルバトルが廃止されており、披露する機会が減ってしまった。


剣盾』(第8世代)の間のみ「じばく」を習得していた。


使用トレーナー編集

ゲーム版編集

※1:『LPLE』

※2:『ポケモンマスターズ


アニメ版編集


漫画版編集


番外作品編集

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ編集

初代から参戦しているレギュラー。「見た目が良く似た別シリーズの主人公コンパチに出来たため」という、大人の事情にも程がある選定理由が語られている。

それ故、毎回のようにリストラ候補となっているそうであるが、何やかんやでこちらでも皆勤状態が続いている


元となったファイターと共に5回の空中ジャンプが可能で、より空中戦に特化する傾向がある。

反面、各ワザの癖が非常に強く、意図的にハンデとしか思えないような欠点も盛られがちなピーキーなファイターとなっている。

詳細はプリン(ファイター)の項目を参照のこと。


ポケモン+ノブナガの野望編集

【ポケナガ】 オイチとプリン

オイチのパートナーとして登場し、彼女と共にジャケットを飾るなど主役級の扱いを受けている

ただ育てるだけでベストリンクも達成出来るので、主役らしく素直なユニット…といいたいところであるが、本編以上に「HP」偏重なステータスとなっている上に使用技が貧弱な「おうふくビンタ」なので、その道は中々に険しい。


特性は全て本作オリジナルのものとなっている。周囲の敵を一定確率でねむり状態とする「はなうた」、周囲の味方の「テンション」を上げる「ムードメーカー」、周囲の味方の「防御」を上げる「おもいやり」と、どれもサポート寄りの効果である。

ちなみに「はなうた」はメリープ系統などが所有する「さいみんオーラ」と同効果、「おもいやり」も本作では物理/特殊を区別しないので実質的に「フレンドガード」と同効果になるのであるが、名称が分けられている。



ポケモンマスターズ編集

コトネ(20シーズン)&プリン編集

♪

2020年8月に実装。トレーナーわざやパッシブスキルの効果で自分を強化し、ガンガン攻めることができるフェアリーアタッカー。

イベント「夏だ 海だ 音楽だ!」では、主人公とダイゴ&アローラサンドパンと共に音楽センスとバトルのコンビネーションを競う「パシオ・ザ・スター」に参加する。

マジカルシャイン
追加効果なし
クリティカット+
自分の急所率を2段階あげる
じゃれつく
10%の確率で相手の攻撃を1段階さげる
オン ステージ!
自分のわざゲージを2増やす。自分がねむり状態のときは4増やす
自分の攻撃と特攻を1段階、自分がねむり状態のときは2段階あげる
自分がねむり状態のときは自分のHPを最大HPの40%回復する
自分がねむり状態のときは自分のねむり状態を解除する

バディーズ技

キュートにパワフルなチャームボイス
フェアリータイプの特殊バディーズ技

パッシブスキル

相手にB技後眠り付与
相手を対象にしたバディーズわざが成功したときに相手をねむり状態にする
攻撃時攻撃アップ2
技での攻撃が成功したときに30%の確率で自分の攻撃を1段階あげる
P技後特攻アップ2
ポケモンが技をつかったときに30%の確率で自分の特攻を1段階あげる

主人公&プリン編集

報酬で貰えるタマゴから孵化するププリンを主人公のバディにすることが可能で、進化させることも可能。



アニメ版編集

アニポケ第1-7シリーズ編集

プリン「ふくらむ」

CV:かないみか

無印第45話「うたって! プリン!」以降から無印版の様々な場面で登場している野生の個体で、歌を聴かせるのが好きであるが、能力のせいでその歌を聞いたものは眠ってしまう。しかし、本人は歌に睡眠効果がある自覚は全くゼロで、これを自分の歌が退屈であるから寝てしまったと勘違いし、怒ってマイク型マーカーペン(元々はサトシのバッグ〈カントー地方・オレンジ諸島・ジョウト地方での物〉に入っていたマーカーペンを改造したもので、最初は持っていなかった)を取り出し、眠った人やポケモン(進化前のププリンと進化後のプクリンも含む)に落書きをして何処かへと去っていくというものである(ちなみに、このシーンは実写映画『名探偵ピカチュウ』でもパロられている模様)。歌声はゲームのポケモンセンターで歌うプリンの音をアレンジされたもの。

詳細は当記事で参照。


  • 無印第56話

検定試験で出された丸いシルエットの答えが上から見たプリンであった。一種の無理ゲーとして印象に残っている視聴者も多いであろう。また、同回のアイキャッチのシルエットクイズにも同様のものが使われている(参照)。

なお、サトシは「ビリリダマ」、コジロウは「モンスターボール」、ムサシは「マルマイン」と解答している。


  • デカプリン

無印72話でポケモニア遺跡の銅鐸(どうたく)の中から現れた超古代の巨大なプリン。世界を滅ぼしかねない巨大フーディンと巨大ゲンガー(放送当時からしてキョダイマックスではない)の争いを「うたう」で鎮めた。


CV:冬馬由美

外伝作品『ライコウ雷の伝説に登場するマリナの手持ちポケモン。使用技は「うたう」、「サイコキネシス」。空気を吸い込んで空を飛ぶことが出来る。ケンタとのバトルでは「うたう」で眠らそうとするも、スピアーの羽音で掻き消されて空中戦で戦うものの敗北。

DPではオーダイルになったワニワニとダブルパフォーマンスを披露した。なお当時のアニポケではプリンの目は青く描かれているが、このピンクちゃんは緑で描かれている。


  • ミツオダ・リサのプリン

AG第138話で登場。ミツオダが娘のリサのために仕事を休んで山にプリンを探しに来たのであるが、捕まえるどころかからかわれて眠らされる始末で、プリンの歌が効かないドゴームをゲットして育てたものの結局ゲットすることは出来ずにいた。

サトシ達と協力し悪戦苦闘の末プリンを眠らせることに成功したが、プリンに情が移ったのかゲットしなかった。

しかし、その後プリンの方が彼の家にまで来たので結局一緒に暮らすこととなった。


CV:大谷育江

アサツキ大会で登場。1次審査でガバイトと共にパフォーマンスを見せた。


  • モナークのプリン

XY第80話でポフレマスター・モナークのポケモンとして登場。参加者が作ったポフレを美味しそうに食べていた。


その他

AG15話・180話・191話
XY84話・105話・125話・138話
SM6話・46話・96話・136話・137話・140話
新無印21話(イメージ)・33話・40話・49話・60話・87話
特別編最強メガシンカAct3
短編ピカチュウのなつやすみ
劇場版裂空の訪問者氷空の花束キミにきめた!みんなの物語

アニポケ・第8シリーズ編集

  • 10話ボウルタウンネモのバトルやコルサロイのバトルを見ていた。
  • 35話リコのニャオハロイのホゲータが迷子になってしまったシャインのアノクサの目撃情報をプリンに聞き込みしていたが知らなかった模様。
  • 39話・58話・59話・61話・・67話:モブで登場。
  • 43話:服の模様で登場。
  • 46話:テラスタル研修の説明動画でみずタイプにテラスタルした個体が登場。
  • 66話:テラスタル研修生のポケモンで登場。


POKÉTOON編集

『プリンのうた』:少女モモは、公園で泣き続けていたプリン(CV.本渡楓)と出会い、仲良くなる。このプリンで頭の毛がハネているのが特徴。また、アンズが連れてるプリンや他のプリンも登場する。


漫画版編集

ポケットモンスターSPECIAL編集

B浮いた!

ブルーの幼馴染ポケモンで、とりポケモンが苦手な彼女の主な飛行要員としても活躍している。

ブルーがマスクド・チルドレンとして修行していた頃に仮面の男から「ポケモンにニックネームなど必要ない」と殴られたことがトラウマになって以降、ニックネームで呼べなかったが、レッド達との出会いが切っ掛けに物語が進むに連れてニックネームで呼べるようになった。

第5章でニドちゃんと同時に進化し、プクリンとなった。

  • ブルーのりりり

第13章での新しい手持ち。かつてのぷりりと同じく、身体を風船のように膨らませて飛行手段に利用している。



  • 11章:ヒオウギシティのポケモントレーナーズスクールE組に通う女子3人組の1人・マユの手持ちとして登場する。

コラボ編集

ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE 18 Types/Songs編集

ポケモンと初音ミクコラボにおいて、フェアリー枠かつフェアリーミクのパートナーでプリンが抜擢された。18タイプ中唯一の最終進化を遂げてないポケモンとなったが、これまで述べて来た通り「」との関係が深い種族であり、全国図鑑での番号が39であることを考えれば、この上ない選出といえる。

参照】【初音ミク(フェアリー)


ポケモンローカルActs編集

福島県郡山市地域応援ポケモンであるラッキーと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。

郡山市は2008年に音楽都市宣言を行っている。


関連イラスト編集

バルーンラッピングプリンちゃん

ぷ ぷりー!フェアリータイプ


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン

ポケットモンスター(架空の生物) ポケモン一覧


図鑑番号順

0038.キュウコンアローラキュウコン)→0039.プリン→0040.プクリン


同複合タイプ

第3世代ルリリ
第6世代メガタブンネ ※タブンネ自体は第5世代

関連ポケモン等・グループタグ

グループファンシー御三家
コラボ福島ポケふた組 ProjectVOLTAGE フェアリーミク
関連

その他

桃色の悪魔可愛い見かけによらずやたら強かったり酷かったりする事から。
カービィスマブラ』繋がり、「桃色の悪魔」繋がり。
プリンあまりにポケモンのプリンが多いので「プリン違い」なんてネタも。

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