ネモ(トレーナー)
ねも
「初めての ポケモン勝負! 楽しんでほしいな!」
『ポケットモンスタースカーレット・バイオレット』の登場人物。
主人公と同じアカデミーに通う元気で明るい生徒。学籍番号は805C001。
学年としては同じクラスの1年生。そして1年生でありながら生徒会長も務めている才女。
教室では主人公の席の斜め左前が彼女の席であり、教卓に一番近い。
寮暮らしだが、実家は主人公の家の近くであり、所謂お向かいさん。そのため、主人公とは初対面時から好意的である。
その彼女の家は、裏庭にバトルコートがあり、お手伝いさんが何人もいるスゴイ豪邸。家族は作中未登場であるが会話等で姉がいる事が触れられており、親はスマホロトム会社の役員という、れっきとしたお嬢様である。
パルデアの生まれではなく、7歳の頃別の地方から引っ越して来てアカデミーに入学したという設定が明かされている。後に公開された公式web小説によるとポケモン勝負を始めたのは約2年前。
いままで女性のライバルはいたが、単体では今作が初めて。
褐色肌でそばかすがあり、黒髪のポニーテールで前髪は緑のメッシュ。
右腕に高性能なグローブと思しきものをつけている。制服はバージョンにより異なる。
また、前作までと異なり衣装が共通で体型にも差がない中性的な主人公とは違い、明確に女性的で豊満な体型をしている。年齢は現在のところ不明だが、体格差等から恐らく主人公よりは年上の可能性が高い(パルデアの学校は大学のように幅広い年齢層の学生が通っているので不思議はない)。
外部出演を含めたポケモンや他キャラクターとの身長差、フィギュアのスケールから推定すると身長はおよそ172cmほどと目されており女性としては高身長だと分かる。
後述の性格に目を瞑れば気に入った後輩の世話を焼いてくれる優しいお姉さんなので、pixivではその手のイラストも投稿されている。
要素だけで言えばおねショタ要素を刺激する人物であり、実際に彼女のビジュアルが公開された当初はそういう反応を示すトレーナーが多かった。
バトルが大好きで実力は相当なもの。
- プロローグの時点で「戦(や)ろう」などの物騒な発言が飛び出す
- 初心者の主人公につい本気のメンバーでバトルを仕掛けようとしてクラベル校長にツッコまれる
- 主人公がスター団とトラブルを起こしてバトルした際に、「何やってるのー!」と生徒会長らしく、仲裁しにやって来たかと思いきや「ポケモン勝負するならわたしと! ……でしょ!?」と主人公に怒る
など、バトル好きというよりかはもはや戦闘狂のレベル。
本作は過去作と異なり他トレーナーと目が合っただけではバトルにならず、こちらから話しかけなければバトルにならないこともあって、わざわざバトルを挑みに行くスタイルが更に際立っている。
「お隣に住む快活なお姉さん」枠として期待されていた彼女は、蓋を開けると歴代でも1、2を争うバトルジャンキーだったのである。
なお、後述するが当初のイメージもあながち的外れというわけではない。
これほどのバトル好きである反面モンスターボールを投げるのは苦手。
またペパーが「生徒会長、意外と体力無いんだな……」とこぼしていることから、フィジカルに特段秀でている訳ではないらしい。この点は本人も「意外でしょ?」と自覚しており、アカデミーへの長い階段を途中で休憩しているところをよく目撃されたり、少し前まで引きこもっていたボタンよりも早くヘバるなど中々のレベル。しかしゼロラボまでの長い道のりを歩ききった後に元気よくバトルしているため、別腹のようにバトルが関わる場合は別という可能性も。
加えて上記の通り、教室では一番教卓に近い位置に座り、授業の描写では美術など一部の授業を除いてほぼ後ろ姿ではあるが真面目に受けている様子が見られる。
旅の途中で主人公がアカデミーで授業を受ける際に必ず参加している。
ポケモンリーグの一次試験の面接も一発で合格している等、決して脳筋というわけでもなく、サブイベントのペパー曰く成績優秀とのこと。
主人公や自分の親に対しても「お父様」「お母様」と呼び、食事に呼ばれた際は真っ先に手伝いを申し出るなど育ちの良さを見せている。
寮内の自室もきれいに整頓されており、ポケモンのご飯も自分で用意するが、料理については大雑把で「大匙一杯って人によるよね」と呟いたほど。
戦い甲斐のあるトレーナーに育っていく主人公に「どんどん実る」と喜んでいく辺りは筋金入り。
上記の通りバトルは好きだが勝つのが好きという訳ではなく、「負けても楽しい」と称して主人公に負けても悔しがるどころか、主人公の成長を喜び応援する。
主人公とバトルしたいあまり先走ってしまいクラベル校長やオモダカに指摘された時は素直に謝罪している。更に主人公のジム戦の方を優先して、主人公のバトルを後回しにするなどの良識は持ち合わせている。手持ちのルガルガンが、気性が荒いまよなかのすがたではなく冷静なまひるのすがたであるのも、彼女がただの戦闘狂ではないことを示唆していると言える。
彼女は従来作のライバルキャラとは異なりパルデア地方各地のジムを巡りチャンピオンランクを目指すストーリー「チャンピオンロード」で顔を合わせていく事になる。
本心としては主人公にチャンピオンランクを目指して欲しいと思っており、積極的に勧誘してくるが、強制するつもりはさらさらなく「決めるのはキミだよ!」とちゃんとこちらの意思を尊重してくれたり、別の選択をしたことに対して言及したりもせず、むしろ「あっちはどうしてるかな?」と気を配る事も促してくれる。
ちなみに当初彼女はテーブルシティ西門から出てセルクルタウンのジムで待っているはずだが、レジェンドルートを優先して東門から出て、そのままボウルタウンに行くとジムの中で待ち構えている。しかもその後にセルクルタウンのジムに向かってもやはり待っている。
そのため主人公を気に入りあれこれ世話を焼き、執着と捉えかねない言動から危ない感情を抱いているのでは→ヤンデレと考えるユーザーもいる。
ただしこれはフリーシナリオを採用した本作の仕様で、どのルートを辿っても等しくイベントが発生するだけであり、他のルートの相棒枠(ペパー、ネルケ)も主人公が来るのを見計らったように連絡・待機している。
ずっと ずーっと 待ってたの!
最高の勝負…… 始めるよ!
その実態はパルデア地方の最年少チャンピオンランク保持者であり、ポケモンリーグ委員長でトップチャンピオンであるオモダカからも一目置かれている。
主人公のライバルかつチャンピオンのトレーナーはグリーン以来である。
ただしグリーンは初代主人公であるレッドが四天王に挑戦する際に一足早くチャンピオンとなって最後に立ちはだかったという流れであり、初めからチャンピオンランクのネモは異質である。
公式小説によりその辺りの経緯が掘り下げられており、入学後すぐの宝探しでチャンピオンテストに合格した功績を讃えてアカデミーの生徒会長に打診されたとのこと。
2回目となる今回の宝探しには「初心に返る」という目的で参加しており、ストーリー上では本来の手持ちを封印し、主人公と同じスタート地点から再出発。アカデミーに着くまでの間にもポケモン勝負に関するどうぐを分けてくれたり、便利なシステムなどを紹介して様々な面で先輩トレーナーとして主人公を導いてくれる。
ただし上記で述べた通り根っからの性格は抑えきれないようで、周りが呆れる場面もしばしば。その実力は学校内でも広まっており、スター団の下っ端がネモと主人公のどちらかとバトルする羽目になり、「勝てる可能性がありそう」と主人公の方に挑むほどである。
それ故に、学内でネモが生徒に勝負を吹っ掛けても断られることが多い。学内では「天才」とも称され恐れられるが、ネモ自身は天才と呼ばれることを快く思っておらず(体力が無かったり、ボール投げが下手だったりと、ポケモントレーナーとして未熟な面も多々ある)、チャンピオンになったのも、「好きなことに一生懸命取り組んだ結果」、要は努力に尽きると主人公に語る。
そしてその真の実力は非常に高くオモダカとのバトルすらある程度温存した状態で突破した事を「私とのバトルでも全力を出してはいなかった」と語られるなど、トレーナーとしての強さはパルデア地方で事実上最強という凄まじい水準に達している。
しかし後述のとある理由から普段は本気を出せず、欲求不満らしい。
彼女との最終戦(6戦目)は、トップチャンピオンであるオモダカ撃破後に行われる。
リーグを出るとそこには息を切らしながら走ってくるネモの姿が。
主人公がチャンピオンになった事を確認すると「わたしのライバルになってください!」とこちらに思いの丈をぶつけてくる。
これに「はい」と答えると彼女は飛び上がって喜び、主人公こそが自分の探し求めていた宝物「全力をぶつけ合える対等なライバル」だと告げる。
その後、本気の彼女とのチャンピオン同士のバトルに勝利すれば「チャンピオンロード」編はクリアとなる。
なお、ダンデ同様、撃破後の彼女の仕草は所謂「めのまえがまっくらになった」を彷彿とさせる。
しかし決着がついた直後に自身を破った主人公に歓喜し、笑顔で再戦を申し込んだ。
余談だが「わたしのライバルになってください!」に対していいえを選択すると「ヤダ!聞こえなかった!」「はいって言ってくれるまで負けない!」「え!ライバルだよね!?」「ラ イ バ ル !?!?」とややメンヘラが暴走したような姿を見ることができる。
このやりとりは後述するポケマスでも再現されている。
最終バトル後の行方
彼女も他の二つのエピソード(レジェンドルート、スターダスト★ストリート)で関わったペパー、ボタンと共に「パルデアの大穴」でのミッションで主人公に協力をしてくれる。
またポケモンバトルではないホラーのような事態にも「わりとワクワクした」と発言する場面も。
ゼロラボに向かう際も他の二人が「親との再会・関係の清算(ペパー)」「主人公への恩返し(ボタン」が主な参加理由であるのに対し彼女の場合は「強いポケモンと戦えると聞いて即決した」らしく、バトルが関われば危険かつ本来ならば禁止されている場所に入ることも辞さないようである。
しかし2人が険悪になったら仲裁したり、パラドックスポケモンが大穴から脱走しそうになったときは率先して事態の対処に動いていた。
クリア後は主人公へのお祝いに学校最強大会を提案するが、初回では生徒会長として大会の運営をしなければならず参加できなかったことを残念がりつつ大会の成功のために張り切っていた。
開会前から主人公の優勝を信じて疑わず、決勝戦ではモブ生徒に混じって背景に応援で参加。
閉会後には主人公がパルデアに来て自分と出会い、ライバルになってくれたことへの感謝を述べると共に優勝を祝福してくれる。
初回クリア後は大会の参加を許可され、以降はランダムで大会の対戦相手として登場するようになる。
主人公と出会うまでの境遇
学校最強大会の初クリア後にアカデミーで彼女に話しかけると、部屋に行けるようになる交流イベントが発生する。ここで前述の学校における彼女の立ち位置が鮮明になると同時に、改めて彼女の人となりが判るようになる。
上記の通り大好きなポケモン勝負に打ち込み、チャンピオンにまで上り詰めた彼女はいつしか周りから「天才だから」「育ちが違うから」と距離を置かれるようになってしまう。
そのため主人公と出会うまでは本気の勝負ができず、友達相手にも手加減することを覚えてしまっていた。
「……っていうか 天才ってさ! がんばってるのに
そんな言葉で まとめられるの 好きじゃないなー!」
この一言こそ彼女の人格と取り巻く環境を如実に反映しているといえるだろう。
これは食堂で「自分のポケモンは強いぜ」と自慢していた生徒が、ネモがバトルに誘うと「ネモは天才でどうせ負けるから嫌だ」と言って断られてしまうシーンが体現している。
同時に「負けたら悔しいけど得られるものがあるから楽しい」とも語っており、ポケモンバトルに対して非常に誠実な態度と真っ直ぐな探求心を持ち合わせていることが分かる。
周りも畏怖する圧倒的な成長速度でチャンピオンに上り詰めたネモだが、本人はそれすらも「今 思えば あの経験が 宝物…… だったのかな?」と胸を張れずにいた。
2度の宝探しを経て巡り会えた主人公はまさしくネモが待ち望んだ存在と言えるだろう。
胸の内を明かした彼女は全力を出しても負けるようなライバルができたおかげで、今はどんな勝負でも手を抜いていないことを教えてくれる。
「君だけは わたしと ずーっと 対等で いてほしいな!」
前述した通り正真正銘のお嬢様ではあるが本人は柄ではないらしく、あまり周囲には言わないようにしている。
姉がいることもあり、ネモ自身は親に自由にさせてもらっているらしい。
なお、「諸事情があって本気を出すことができない」のは本作のジムリーダー達も同じであり、カエデはリーグの意向のため相手のレベルに合わせていたが、自分のポケモンを勝たせたい気持ちを持っていた。
また序盤ではバトル中にアドバイスしてくれたり、本来は専門の授業を受けなければ使えないテラスタルを自分の権限を使って授業を免除して使えるようにしてくれるなど先輩らしく主人公を導く場面もある。
以上の点から、現役の学生で現役のチャンピオンの1人、主人公のライバルと異例づくしのキャラとなっている。
なお歴代のチャンピオンとして名前が2文字なのも彼女が初。
初代ライバルであるグリーン以来のチャンピオンとして待ち受けるライバルだが、同じスタートラインから出発した彼とは異なりネモは物語開始時点からチャンピオンである。
この点から歴代作品の「共に成長しあうライバル関係」ではなく「既に頂点にいるトレーナーに追いつき対等になって初めてライバルになる」といった全く新しい切り口から描かれたキャラクターと言える。
上記の通り本来の手持ちは封印し、作中で使用するのは全て主人公と出会ってから育て始めたポケモン。
他にもたくさんのポケモンを育てているようで、ジムで見つけた主人公に勝負を挑もうとするが手持ちをジムリーダー用に調整していたため「これでは満足に戦えない」と肩を落とす場面も。
DLC番外編を含めるとストーリーの進行上避けられない勝負の回数は7回。
意外と少なく歴代のライバルと比べても平均的な記録。(最高記録は前作のホップの10回。)
1戦目 / ネモの家の裏
最初に選んだポケモンによって、ネモの手持ちにプレイヤーに不利なタイプの御三家が加わる。近年のライバルと同じ傾向だが、彼女の場合上記の境遇からあえて本気を出せないように選んだ可能性も。
2戦目 / テーブルシティ前
ゲーム内で初めてテラスタルを使用してくる相手。
この時点にしては火力が高くパモ特有の素早さの高さから対策しないとパーティが半壊する。安全に勝ちたいなら近くに生息しているパルデアウパーを捕まえるのも手。
3戦目 / 3つ目のジムチャレンジ前
このバトル以降は御三家のHPに252の基礎ポイントが振られるようになる。
4戦目 / 5つ目のジムクリア後
5戦目 / 7つ目のジムチャレンジ前
- ルガルガン(まひるのすがた)Lv.42
- ヌメイルLv.42
- パモットLv.42
- マスカーニャ(テラスタル:くさ)/ラウドボーン(テラスタル:ほのお)/ウェーニバル(テラスタル:みず)Lv.43
6戦目 / テーブルシティ
手持ちが6匹に増え、且つ前回よりも20近くレベルが上がっているので注意。
学校最強大会(藍の円盤クリア後)
6戦目からメンバーの変更は無いが、レベルが若干上がっており全参加者の中で最高の数値。
DLC後編のクリア後にはレベルが更に上昇。なおクリア前と異なりオモダカや教師陣より平均レベルが低くなり、ネモより低いのはペパーとボタンのみとなる。
- ルガルガン(まひるのすがた)Lv.71(79)
- ヌメルゴンLv.71(79)
- ノココッチLv.71(79)
- ミミズズLv.71(79)
- パーモットLv.71(79)
- マスカーニャ(テラスタル:くさ)/ラウドボーン(テラスタル:ほのお)/ウェーニバル(テラスタル:みず)Lv.72(80)
7戦目 / ともっこプラザ前
モモワロウに操られたネモとの勝負でDLC番外編のトレーナー戦では唯一のシングルバトル。最高レベルは87とシアノと並びゲーム内で最も高い。
ノココッチ・ミミズズに代わって新たにキタカミの里に生息しているポケモンが加わる。
新メンバーのうちジャラランガは固定で残りの1枠は最初に選んだ御三家によって変化する。
また切り札のテラスタイプがそれぞれの第2タイプに変更されている。これによりこちらが選んだ御三家の進化系に強いタイプになる。
ドラゴンタイプの使い手以外で600族を2種類以上使用する初のケース。
- ルガルガン(まひるのすがた)Lv.86
- ヌメルゴンLv.86
- パーモットLv.86
- ジャラランガLv.86
ニャオハを選んだ場合
ホゲータを選んだ場合
クワッスを選んだ場合
ブルーベリー学園 / 学校最強大会
番外編クリア後には特別講師として解禁されいつでも任意のタイミングで勝負ができるように。
7戦目とレベルは変わらないがヌメルゴンが外れ、テラリウムドームに生息する歴代御三家ポケモンがメンバー入り。例に漏れず最初に選んだポケモンによって変化し、こちらの御三家と同じタイプのポケモンが新たに加わる。更に全ての手持ちに基礎ポイントが振られており以前よりも強さが跳ね上がっている。以降は学校最強大会もこちらのメンバー固定となる。
- ルガルガン(まひるのすがた)Lv.86
- パーモットLv.86
- ジャラランガLv.86
ニャオハを選んだ場合
- ジュナイパーLv.86
- アブリボンLv.86
- ウェーニバル(テラスタル:かくとう)Lv.87
ホゲータを選んだ場合
- ゴウカザルLv.86
- ミロカロスLv.86
- マスカーニャ(テラスタル:あく)Lv.87
クワッスを選んだ場合
- ゲッコウガLv.86
- ヨノワールLv.86
- ラウドボーン(テラスタル:ゴースト)Lv.87
2023年8月8日、4周年前夜祭で『SV』キャラの1番手として実装。原作発売から実装まで8ヶ月半とユウリの1年、セキカイの1年4ヶ月を大きく更新した。
CV担当は内田彩氏。現時点で3組が実装済み。
ネモ&パーモット
- 初となる新ロール「スピード」のでんきバディーズ。服装は公式イラストと同じオレンジアカデミーの制服。
- 「EXスピーダー」で自身の素早さを6段階上げ、威力を最大化したシンクロ技「でんこうそうげき・迅」やバディーズ技を叩き込む短期決戦向けの性能。トレーナー技「本気で戦ろう!」で味方にこらえる&ダメージ防御を付与できるなどサポートも得意で、パッシブスキルでバフが自己完結しているため相手を選ばず幅広い編成で活躍できる。
- 案の定各地の強者が集うパシオを楽しんでおり、初登場イベントでは同じくバトル好きなトウコとすぐに打ち解け、ビートも巻き込んでネモの為に開催されたバトル大会にチームを組んで出場した。実装に伴い、パシオをエンジョイする彼女の様子を描いた漫画が3本公開されている。
マジコスネモ&サケブシッポ
- 翌年も2年連続で前夜祭に登場。フェアリータイプの物理アタッカーでEXロールはスピード。実装に続き『SV』キャラで初めて別衣装を手に入れた。ピンクのチアガール風の衣装で、バディとお揃いのポニーテールを少し巻いている。
- オモダカに続くパルデア2組目のマスターバディーズ。パッシブ「元気で明るい生徒会長」の効果でにほんばれを使うとパルデアサークル(物理)を展開し、威力が上昇したシンクロ技「暴威のじゃれつく」で相手を殲滅する攻撃的なバディーズ。単体でも十分高性能だが、その性質からパルデアのトレーナーと組むほど真価を発揮する。
- バディのサケブシッポはパルデアの大穴で捕まえた訳ではなく、どこからかパシオに迷い込んだ個体を半ば保護する形でバトル&ゲット。実装イベントではリラやウォロとの対話を通じて、ネモが自分の将来の可能性について悩み、1つの答えを出す姿が描写された。
ネモ&ルガルガン(まひるのすがた)
- 常設コンテンツ「ダメージチャレンジ」のクリア報酬との交換で手に入るいわタイプのフィールド。期間限定ではない、恒常で入手できるパルデアバディーズとしてはこれまたこのネモが初となる。
- マジコスカルネに続くがんせきゾーンの使い手で、ゾーンの有無が重要な向こうとはとても相性が良い。攻撃した相手のこうげき&ぼうぎょをデバフできるため、物理型のバディーズを中心に補助寄りのサブアタッカーとして運用できるだろう。
Web小説『きみと雨上がりを』
—————世界はきれいだった。
きみと出会う前よりも、ずっと。
『SV』1周年記念に公開されたオリジナル短編小説。
原作のチャンピオンロードを踏襲した物語がネモの視点で展開される。
ゲーム内では希薄だった彼女の心理描写や生徒会長になった経緯、右手のグローブの隠された機能など様々な見所が散りばめられている。
著者は『響け!ユーフォニアム』の作者・武田綾乃氏。
挿絵にはさいとうなおき氏をはじめとした複数のイラストレーターが起用されている。
以下公式のあらすじより引用。
パルデア地方のオレンジアカデミーの生徒会長であるネモは、近所に引っ越してきた転入生の少女・アンナを学校まで案内することに。出会ってすぐのポケモン勝負で、ネモはアンナの瞳の奥にきらめくものを見る。実力派作家・武田綾乃が独自の視点で描く、ネモとアンナの二人の「宝探し」の物語。
ポケットモンスターSPECIAL
第16章の1話より登場。
グレープアカデミーの生徒会長で、当然のように今作でも既にチャンピオンランク。
エキシビションマッチで手合わせしたスカーレット・コイト(イラスト左の人物)の強さに目をつけ、彼女と最高の勝負をするために、災いのお宝を探し求める旅に同行することに。旅先では一度パルデアを冒険した経験を活かし、主にジムリーダーの人物像やジムチャレンジの仕組みを説明するガイドを務める。
スカーレットを「レッティ」の愛称で呼び、当初は冷たくあしらわれていたが、裏表の無いネモに次第に心を開くなど徐々に関係が良好化している。
テレビアニメ『ポケットモンスター』シリーズ
CV:喜多村英梨
初登場は第8シリーズ目にあたる『ポケットモンスター』の第10話「ネモとコルサと」。
その後も数回登場しているため、詳細は「ネモ(アニポケ)」の記事を参照。
『放課後のブレス』
CV:松井恵理子
本編の前日譚を描くwebアニメにも第1話から登場。
当初の出番はアカデミーの生徒にテラスタルを教えたり、オハラの演奏会に教師陣と参列する様子が描かれる程度と控えめ。
スポットが当たるのは第2話『息をのむ』。
今作でも既にチャンピオンランクであり、打倒ネモに燃えるアカデミーの生徒・アリキスに連勝中。
冒頭でもタイカイデンを使って彼のマスカーニャを一蹴しその様子がホーマによって大々的に報道された。
そのニュースを見た他の生徒が「ネモって子すごいね」「だって天才だもん」と口にしていることから、すでに本編開始前と同じように周りからは特別視され一線を引かれている様子。
アリキスとの再戦(6vs6のフルバトル)では、上記のタイカイデンを含め手持ち3体を失うもののパルデアケンタロスを繰り出し彼の手持ちをあと1体まで追い詰める。
ピンチに駆けつけたマスカーニャを見て「強かった子」と称するなど、彼女の記憶にも強く刻まれていることが窺える。
絆を取り戻した2人のテラスタルに応えるようにネモもケンタロスをテラスタルし、一進一退のバトルを繰り広げた。
続く第3話ではアリキスとの勝負を「天才ネモ」の見出しでホーマが記事にしようとしたが、最終的に他の部員に却下されボツとなった。
上記の勝負を含めアリキスに三連勝している事が判明。
最終回では生徒会長として朝礼台に立ち、全校生徒を前に高らかに演説のようなものを行なっていた。
- 名前の由来の候補はネモフィラ、もしくはアネモネあたりが有力。前者の花言葉は快活な性格を表す「清々しい心」、作中での心境を思うといささか皮肉だが「どこでも成功」など。後者のアネモネは悲劇的なエピソードを多く持つ花だが、花言葉的には「期待」・「あなたを信じて待つ」というこれまた彼女に当てはまるものが揃っている。
- 一方、ラテン語でネモは「誰でもない」という意味を持つ。放課後のブレスに登場するアリキスがラテン語で「誰か」を意味し、明らかにネモを意識して名付けられていることからこちらも少なからず関係があるかもしれない。
- 彼女の実家にはフカマルやヌメラ、ラッキー、パチリスを飼っており、ペット要員がガチ構成だと廃人プレイヤーから囁かれているとかいないとか。またゲッコウガのような絵画が飾られているが、こちらは主人公がクワッスを選んだ場合に限りネモの手持ちに加わることとなった。
- パルデア地方では上記の通りトレーナーと目が合っただけではバトルにはならない文化だが、そうなったのは「ネモが片っ端から勝負をかけまくったため、お互いの同意を得なければバトルにはならないようにしたのではないか」という説が冗談交じりに囁かれている。……真面目な話、今作の仕様上NPCの視界に入っただけで足止めをくらう、といった事態を防ぐための措置と思われる。
- ゼロの秘宝後編藍の円盤の舞台となるブルーベリー学園はポケモンバトルの教育に力を入れているということで、バトル大好きなネモからしたら大喜びしそうな環境であるが、残念ながらこちらでは出番が無かった。
- 後に特別講師として招待された際のボタンとの特殊会話では、上記の方針をやはり気に入ったものの、主人公や友達や真摯な先生達がいる今のアカデミーの方が好きだと語った。
- 意外なところではブルベリーグ四天王のタロとは以前から面識があり、パーティー会場で1度会ったことがある様子。その場にいたタロの父親がジムリーダーと知るとドレス姿のまま勝負を挑みタロや周りの人間を驚かせたが、ジムリーダー本人には「あのお嬢さん 好きなように やってて いいじゃねえか!」と気に入られた模様。
- タロ&ネモ パーティのすがた第二弾by高梨かずき
- 他に会話が発生するのはペパーやゼイユ、スグリといった友達をはじめストーリーでも関わりのあるオモダカやアカデミー教師のハッサクとキハダ。なお担任であるジニアとは特にイベントが設定されていない。(他の友達2人はそれぞれの担任と会話が発生する。)
- 前述の通り番外編で戦う時にはキタカミに生息するポケモンの最終進化が手持ちに加わっているのだが、戦うのは到着当日の夜であり、いつの間に捕まえて育てたのかとプレイヤーたちからは疑問に思われている(中には「ネモなら操られていても短時間でポケモンの捕獲と育成くらいはやりそう」という意見も)。
- 番外編のネモは洗脳されているはずなのだが「キビキビ勝負ー!!」と勝負を挑んでくるうえ、戦闘中も「キビキビ実れー!」と叫び出すのでスグリが「なんかちょっと意識残ってない?」と語り、「洗脳されてたはずなのにいつも通り」と感じているプレイヤーも多数。モモワロウの毒はその人物の持っている欲望が引き出される事から、戦闘欲を引き出された結果このような形になったのであろう。
- 尚、他の面々と違って洗脳中のことをぼんやりと認識しており、「夢でも主人公とバトルしちゃった!」と語っているため、自我が強すぎてくさりもちの効きが弱かったとも考察される。
- 番外編のネモは洗脳されているはずなのだが「キビキビ勝負ー!!」と勝負を挑んでくるうえ、戦闘中も「キビキビ実れー!」と叫び出すのでスグリが「なんかちょっと意識残ってない?」と語り、「洗脳されてたはずなのにいつも通り」と感じているプレイヤーも多数。モモワロウの毒はその人物の持っている欲望が引き出される事から、戦闘欲を引き出された結果このような形になったのであろう。
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しかくを狙ってもまるくなる
クラベル先生みたいなナイスミドルとお茶したいだけの話です。 個人的にネモちゃんはヒソカヒソカと言われてはいるけど、プレイヤーに合わせて手持ち1から育てるくらいバトルだけじゃなくてポケモン自体のことも大好きだし、体力なかったりお父様お母様呼びするお嬢様設定もあったりなので1000倍マイルドにしたヒソカだと思ってる。5,826文字pixiv小説作品 - 双子アオハルの話extra
家族だよと微笑む彼女にガラガラと思い描いていたものが崩れて落ちた。
バイオレット時空です。過分にネタバレと捏造を含みます。ご注意ください。 地雷には配慮しません。解釈違いゴメンナサイ。ヤバいと思ったらブラウザ閉じる。 生活力の高いペパーをガラルに連れて行くと多分こうなる。うむ。 スグリはアオイに警戒されているのだけれど、客観視できていないので気付いておらず、ハルトは俺が知らない世界で生きているから俺が知らないことをいっぱい知っているんだと自分を慰めているけれど、ハルトが知らない世界で生きている自分がハルトに誇れるものがないことに気付いていない残念仕様。頑張れ。 一話で終わらせるつもりが前後編になってしまって、前後編の前編のつもりが更に前後編になってしまったんだけど(ヲイ)こういう番外編が読みたかったんだよ!という思いの丈を綴るのが楽しいので、生暖かい目で見守っていただけると嬉しいです。 私的にゼイユとスグリは2学年違いだけど3歳違いだと思っていて、スグリは自分より年上を全部ねーちゃんと同じくらいと思っているのだけれど、私的にはカキツバタは1つ上、ペパーとゼイユは同じ年、ネリネが1つ下で、ボタちゃんは3つ上だと思っている(見えないけれども) ちなみにペパアオはカラフルな箱がドーンから何も進展していない……シーン。 閲覧いいねブクマ等ありがとうございます。いつも励みにさせていただいています。 何か一言でもスタンプでもめちゃくちゃ嬉しいです。幸せ噛み締めます。皆様の楽しみになれていたなら幸いです。6,247文字pixiv小説作品 - 燻煙短編集
炎と水、闘い、脚は駆ける
パルデアに昔あったケンタロス追い祭を復活させたいビワちゃんとメロコちゃん達と、アオキさん達大人が祭に取り組まざるなくなる話 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19266053の実質続編 オールスター風味 カプ要素はちょろっと 元地方ネタなら牛追い祭あるじゃろということで19,983文字pixiv小説作品 - 主人公じゃないので
なんだか今日も視線を感じる
主人公じゃないチャンピオンランクのオリ主が、知らず知らずのうちにやばい人たちに囲まれているお話です。 ・男女主人公どちらもいる(双子設定) ・ネモは主人公たちと同級生だけど1歳年上 ・オリ主はネモと同い年で一学年上 となっています。 シリーズ化したい5,559文字pixiv小説作品 - 双子アオハルの話extra
それでも、ずっと遠くから見ていたという祭りに、一緒に行けたらいいなと思った。
バイオレット時空です。過分にネタバレと捏造を含みます。ご注意ください。 地雷には配慮しません。解釈違いゴメンナサイ。ヤバいと思ったらブラウザ閉じる。 自分のために何かしてもらうことに慣れていないペパーの話(←違う) ボタちゃんはピオニーさん家の子なので、なにげにキャンプギアを持ってるし、なんだかんだいいつつアウトドアスキルが高いと思ってます。 さて、スグリ推しの熱量の高さに先送っていたスグリ考察(コラ) プロではないので間違えていたらごめんなさいなのですが、赤ちゃんが生まれた時には自他の認識はなく、母親も全て自分の延長だと思っていて、それが違うんだって気付くことでイヤイヤ期が起こり、イヤイヤを言うことで自他との境界線が出来て、自他との共存が可能になる……はずですが、前編の最初のスグリ(ゼイユの後ろに隠れる)はどう考えても14歳のふるまいではなく(14歳なのはフランス語版だけで日本語版もそうだとは限らないというのなら10歳と仮定してもいいですが10歳のふるまいでもないですよ)その後、伝承でしか知らない鬼さまに「人間から仲間外れにされてもへっちゃらー」とか「鬼さまだってきっとさみしかったはずだ」とか自分の理想や感情を投影している辺り自他との境界が曖昧で、出身であるスイリョクタウンに両親の存在が見当たらず、キタカミから遠く離れたイッシュに留学していて、2学年違いの姉が親代わりをしている辺り、スグリの生育環境は問題だらけだと思われ、多分情緒の発達は幼児のまま止まっているんだと思う。だから、自分がいいと思うことはみんなもいいと思っているし、みんなにも考えや思いがあるとは思っていない。けれども、オーガポンが手に入らなかったことで、世界は自分の思うようにならないって気付いてしまったんだよね。 そこからの大暴走は思春期の反抗期ではなく2歳児のイヤイヤ期で、とにかく手当たり次第に「イヤ!」「イヤ!」って駄々をこねて周囲を困らせる。そうやって自他との境界線を作っていくことはスグリの成長にとって大事な作業なんだけど、巻き込まれたブルベリ生はたまったもんじゃないよね(爆)結局、自他との境界ができる前に周囲に許してもらえないという失敗体験を積んで休学してしまうので、普通に考えたら社会が俺を受けて入れてくれないのが悪いって無敵の人になると思うんだけど、番外編で再会したスグリは変わっていない部分は多々あれどそうはなっていなかったので、そうはならんやろっていうか、そこに至るまでに何があったのかなって、何があればそこに至れるのかなって妄想してみました。その答えが専門家に見守られながらゼイユとの境界線を作るだったというか。 今のスグリは、ねーちゃんは俺の一部ではなくて、ねーちゃんにもねーちゃんの人生があって、というのを理解した段階で、理解はしたけど行動には移せていなくて、自分では変わったと思っていたけれど、やっぱりアオイが自分の思う通りになると信じていて、そうはならなかったことにショックを受けている。でも、そこで癇癪を起さなくなっただけ成長はしているんですよ(キリッ)人は人に揉まれることで成長すると思っているので、一足飛びに変わることはないけれど、マブダチーズと過ごす数日間で少しずつ変わっていって、その先に復学があればいいなと思うし、ブルベリに戻ってアカマツと友達になって、もっともっと変わっていけたらいいなと願っている。そんで数年後にツバっさんに黒歴史を掘り返されてキレ散らかしていたらいい(爆) あ、タロが嫌いなのかと訊かれたので補足ですが。 好きでも嫌いでもなく、良くも悪くも女子だなぁと思っています。 具体的にいうなら「そういうのよくないと思います」と非難してくるのに、どうしたらいいのかという対案を出さない。ブルべリーグ参加に反対したのは主人公を巻き込みたくなかったからだとか、報告にお礼を言うと恩着せがましく聞こえちゃったかもとか、自分が悪く思われないように予防線を張ってくる。スグリの暴走に対して何かしていた様子もないのに、むしろ何とかしようと主人公を巻き込んだカキツバタを責めていたのに、スグリがチャンピオンだった時は部の空気が重かったと後から文句を言い、なのにスグリには「ノート貸してあげる」と親切に振舞う=八方美人。更に付け加えると、その優しさを勘違いして好きになった男子に、父親の名前を出して撃退する根性の悪さ。ザ・女子としか言いようがなく、多分身近にいるそういう人を思い浮かべてもらうとわかると思うのですが、8割の人が「めっちゃいい子だよ~」という印象を持つ反面2割の人が「あー……アイツな」と渋い顔をすると思うのです。 私は、私の解釈ではありますが、原作に忠実に、原作に描かれていない、多分こうだったんじゃないかを妄想して、幕間を埋めていく作業が好きなので、原作に描かれていない残り2割の視点を描いたつもりだったのですが、故意に貶めていると言われたら、あえて原作が描かなかった部分を掘り下げている自覚はあるので、そういう風にも受け取れるだろうなと思ってみました。 ちなみにポケダチに私の嫌いなキャラを訊いてみたところ「ゼイユ」と即答されたのですが、ゼイユは……小学生の頃、祖母の家に泊りに行った時、親戚一同が集まってるから大変そうだしお手伝いしようと思って座敷に掃除機をかけたら、納戸に掃除機を片付けているのを見つけた姉が「おばあちゃん、座敷に掃除機かけておいたよ」と報告して褒められ、え…と固まっている私に「アタシが遊んでたのにアンタだけお手伝いするとかありえないんだから!」と瞳孔かっぴらいて見下ろしてきた夏の日を思い出してヒュッとなるだけで、嫌いとかそーゆーのではないんです……いや本当に。ゼイユと同じタイプの姉を持つ弟妹プレーヤーにはわかると思う。このヒュッて感じ(爆) 閲覧いいねブクマ等ありがとうございます。いつも励みにさせていただいています。 コメントとかスタンプとかめちゃ嬉しい。皆様の楽しみになれていたなら幸いです。7,043文字pixiv小説作品