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ヨノワール

よのわーる

ヨノワールとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
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基礎データ編集

全国図鑑No.0477
シンオウ図鑑No.191
ガラル図鑑No.137
ヒスイ図鑑No.160
キタカミ図鑑No.141
ローマ字表記Yonoir
分類てづかみポケモン
タイプゴースト
高さ2.2m
重さ106.6kg
性別50%♂・50%♀
特性プレッシャー/おみとおし隠れ特性・第6世代以降)
タマゴグループふていけい

各言語版での名称と由来編集

言語名称由来
日本語ヨノワール夜+noir(フランス語で黒)
英語・スペイン語・イタリア語Dusknoirdusk(夕暮れ)+noir(フランス語で黒)
ドイツ語ZwirrfinstZwielicht(薄暗がり)+Irrlicht(ウィルオウィスプ)+Finsternis(闇)
フランス語Noctunoirnocturne(夜想曲・ノクターン)+noir(黒)
韓国語야느와르몽야(夜)+noir(フランス語で黒)+몽(夢)+monster(英語で怪物)
中国語(簡体字)黑夜魔灵黒+夜+妖魔+灵(幽霊)
中国語(繁体字)黑夜魔靈黒+夜+妖魔+靈(幽霊)
中国語(大陸・香港・台湾)夜黑魔人夜+黒+魔人

進化編集

Dusks

ヨマワルサマヨール(Lv.37)→ヨノワール(「れいかいのぬの」を持たせて通信交換LEGENDSアルセウスでは使用))


概要編集

第4世代『ポケットモンスター ダイヤモンド・パールより初登場。第3世代『ルビー・サファイア』で対関係として登場していたジュペッタを差し置いて、第4世代でサマヨールがさらなる進化を遂げた。


名前の由来は「夜」+「ノワール(フランス語: noir/黒)」。


この世とあの世を行ったり来たり出来るポケモン。

誰かの指示を受けて人や行き場がない魂を霊界に連れて行くという。恐らくギラティナの指示か。分類は「てづかみポケモン」。霊界に連れて行く際もその大きな手で魂を掴み、腹部の空洞へ入れるのであろう。差し詰め黒いマスターハンドである。対象が生きていても死んでいても霊界からの指令ならば遂行する仕事人気質なポケモンである様子。

第8世代の図鑑では衝撃的なことが記載されており、何と『意思があるのか分かっていない』というのである。霊界からの指示がないと動かないラジコンのような存在なのであろうか。


サマヨールの時に生えていた足が消えて元に戻り、代わりに腕が大きくなった。腹部に巨大な口のような空洞があり、動く際は何かと開く。頭部にある黄色いものはアンテナで、霊界からの電波を受信しているらしい。

デザインモチーフは進化前がミイラな点からも、同じくエジプト由来の冥界の神オシリスであろう(アテフ冠が頭部、オシリスの顔面と髭がデフォルメされ腹部を構成していると思われる)。

ミナキゲットだぜ★


浮いてるけど浮遊じゃない。幽体かと思えば100kgを超える巨体。身長2m超えでふよふよしているので、実際に遭遇した時のトレーナーの「プレッシャー」は尋常じゃないと思われる。

最近ではこちらの持ち物も見通されてしまうらしい。


アニポケのED後のミニコーナーでは、黄色い模様を発光させてオーキド博士の体から魂を取り出して見せたり、シールドのポケモン図鑑では腹の口で丸呑みにした対象の魂だけ取り出して、肉体は吐き出すと解説されており、どうやら魂の回収の仕方にも色々あるようだ。方法は違えど目的はあくまで魂であることが分かるであろう。


ゲームでの特徴編集



  • 第8世代『ソード・シールドではワイルドエリアのストーンズ原野にシンボルエンカウントで出現。魂を捕らえるはずのヨノワールが人間へ捕獲されるとはこれ如何に。 また、『シールド』版ではストーリーにおいて、チャンピオンカップでのジムリーダー・オニオンの手持ちとして立ちはだかる。





性能編集

種族値

HPABCDS合計値
ヨノワール451001356513545525
サマヨール40701306013025455
進化前比較+5+30+5+5+5+20+70

進化前に比べ「攻撃」が飛躍的に上昇した。

自慢の耐久力も健在であるが、相変わらずHPは非常に低い。だが「いたみわけ」を有効に使えると見ればこれも長所。

ゴーストだけあって補助技は豊富なので、耐久力と特性を駆使してノーマル格闘の相手をするのが主な御仕事。


「攻撃」も100あるので、持久戦と見せ掛けた攻撃要員としても採用可能なのが魅力。

ダブルバトルでは「トリックルーム」を使い「まもる」+「ふういん」、「かなしばり」などで相手の自由を奪うサポートも可能。ちゃっかり「じこあんじ」何て技も覚えたりする。


6世代(第5世代では隠れ特性を与えられなかった)以降会得した隠れ特性は「おみとおし」。相手の道具を見られるので、ラムのみを持たないポケモンに「おにび」を使ったり、きあいのタスキを持つポケモンへ対して「かげうち」でトドメを刺すまで温存することが可能。


主な欠点は、一致技である「シャドーパンチ」威力が低いこと。先制技「かげうち」があるのは救いであるが、攻撃要員としてはやや火力不足。

じしん」「きあいパンチ」「かみなりパンチ」「れいとうパンチ」など、多彩なタイプ技を覚えさせてカバーしよう。



対戦での変遷編集

第4世代で初登場。当時はゴーストポケモン自体が少なく、特に耐久向けゴーストがほとんどいないのもあって高い採用率を誇った。

当時の配布イベント『最強ポケモンがキミの「ダイヤモンド・パール」へやって来る!!』でもジュペッタを差し置いてゴースト物理最強ポケモンとしてノミネートされていた程である。


ところが扱いが変わったのが第5世代。

しんかのきせきにより、進化前サマヨールが超耐久を獲得してしまったのである。

元から耐久面数値はサマヨールと大差なかったことが災いし、耐久型としての需要はすっかり逆転されてしまった。


以降は物理火力を活かしたアタッカー重視で差別化されることが多くなっていったが、前述の通り主力技威力不足に長らく悩まされることとなる。



第6 - 7世代では「おみとおし」で「トリック」を安定させたり、「Zうらみ」で全回復しながら相手のPPを一気に6も削ったりと持ち物が自由なことを活かした芸当で差別化も可能に。

耐久型としての役割はサマヨールとそこまで差がないこともあり、こだわりトリック戦法などが致命傷にならないヨノワールを採用するメリットも増えた。


その一方で、ギルガルドミミッキュなど耐性へ優れた複合タイプや強力な特性を併せ持つゴーストが続々と登場、アタッカー・耐久型両面で後輩達へ採用機会を奪われ気味となってしまう。



第8世代にも続投されたが相変わらず主力技は改善されず、技マシンとして登場しているにもかかわらず「ゴーストダイブ」を習得出来ない結果となった。

・・・が、DLC「鎧の孤島」で解禁された教え技でポルターガイストを習得。デメリット有りであるが威力110という強力な一致技を手に入れることが出来た。特性「おみとおし」により、相手が直ぐ消費する道具を持っていることが分かるため、「ポルターガイスト」を不発させにくいのも長所。他にはダダリンサニゴーンも覚えるが、豊富な補助技や耐久力により、差別化は容易。

また、以前まではポケモンXD限定であった「てだすけ」を習得出来るようになり「おみとおし」との両立が出来るようになったため、ダブルバトルにおいては前作よりもやや動きやすくはなっている。

依然としてサポート・耐久型ではサマヨールへ譲るものの、アタッカー型では覚醒期へ入ったといえるであろう。


ちなみに「ポルターガイスト」習得前は最高火力はメガトンキックであった。

足がないのにキックしたり、手がないのにパンチしたり、ゴーストはその名の通り不思議なタイプである…。



第9世代ではDLC『碧の仮面』で復帰。

SVにてようやく「ゴーストダイブ」を習得した。基本的には「ポルターガイスト」の方が汎用性が高いが、一致技の選択肢が増えたのは強化点。

また、『LEGENDSアルセウス』からは「きゅうけつ」も習得している。回復技が「いたみわけ」程度しかないヨノワールにとって攻撃しながら回復できるサブウェポンは貴重であり、苦手なあくタイプに刺さるのも嬉しいポイント。てづかみポケモンらしくハードプレスを習得した。



使用トレーナー編集

ゲーム版

※1:バトルタワー

※2:強化後

※3:ORAS

※4:シールド及びチャンピオンカップから

※5:ヒコザル選んだ場合及び殿堂入り回数10回以上から

※6:主人公がクワッスを選んだ場合(DLC番外編


アニメ版


漫画版

  • ヒロオ(ポケスペ
  • ミツミ(DP物語
  • リリ(快盗!ポケモン7)※元はギンガ団のポケモン
  • ソロ(トライアドベンチャー)

番外作品編集

ポケモン不思議のダンジョン編集

ヨノワールといえばポケダンという人が多い。いや、正しくは「ヨノワールさん」である(「マリルリさん」ではない)。


ポケモンレンジャー編集

「ポケモンレンジャー バトナージ」でもラスボス手前で待ち構えている。奇しくもポケダンと同じ立ち位置であるが、こちらのキャラ性は皆無である。


「ポケモンレンジャー 光の軌跡」においても過去世界編のラスボス前のステージボスとして登場。なお使い手のエウロンに勝利した際には「私の使いこなす能力が足りなかったのか? 否そんなことはない!選ぶポケモンを間違えた!」と扱き下ろされた挙句、その暴言に対するフォローが一切されないという、非常に不憫な扱いをされてしまっている。


また現実世界でもヨノワールを仲間にする事ができるが、仲間にする場合はサマヨイのもり内のサマヨールを全員キャプチャして野生個体をマップから消さないと出現しない特別仕様になっている。

これはヨノワール特有のギミックであるため、知らないとライブラリのコンプリートに手こずるかもしれない。

が、出現条件のヒントを出すNPCがサマヨイのもり直前にいるため、内容を把握しておこう。

ちなみに序盤の時点で仲間にできるためかアシストレベルはまさかのレベル2でサマヨールと同等。2進化の最終進化系としては異例の低さであり、他にレベル2止まりなのはマリルリワタッコといったファンシーな見た目のものばかりであるため、2進化相応の屈強な外見をしたヨノワールはかなり浮いている。


ポケモンGO編集

⊂進化!赤い彗星⊃

2018年11月15日より実装。

サマヨールからの進化方法は「アメ100個+シンオウのいし」というもの。

シンオウのいしは発表当時はフィールドリサーチの「大発見」(7日達成ボーナス)しか入手方法がなかったが、後にトレーナーバトルの報酬でも入手可能になった。


性能はというと、防御力が非常に高く実装済みのポケモンの中で10番目に高い

反面攻撃力は(サマヨールと比較すると大幅に強化されたとはいえ)相変わらず控えめで、HPに至っては最終進化系の中でも最低クラス。本家でもそうだがこのHPの低さが祟って防御力の高さに反して耐久力自体はそれ程高くはない。


ならば技はというと、当初はタイプ一致のゲージ技が非常に威力の低い「あやしいかぜ」のみで、その後チャージ量が多いフルゲージ技「ポルターガイスト」が追加されたものの、他のゲージ技も「あやしいかぜ」同様共通してあくタイプに軽減される「サイコキネシス」と「あくのはどう」となっており、アタッカーは愚か防衛にも向いていない。一応、GOロケット団との戦闘後にリトレーンした個体であれば「おんがえし」というあくタイプに軽減されない技を覚えられるが……


そのため、技の方面で改善されない限りジム戦やレイドは勿論のこと、ジムの防衛にもトレーナーバトルにもまずお呼びがかからないことが多い。


その後、2024年9月に新たに「シャドーパンチ」を習得。これにより、トレーナーバトルではようやく安定したタイプ一致のダメージソースを手に入れることとなり、上記の「おんがえし」と組み合わせれば多少は立ち回りやすくなると思われる。


とはいえ多少テコ入れされてマシにはなったものの、最終進化系としては非常に微妙な性能であることに変わりはなく、第4世代で追加された進化系ポケモンの中では最も進化の優先度が低いポケモンと言われている。図鑑を埋めるために一匹(人によってはオスとメスや色違いも)進化させてそれっきり…という人もかなり多いと思われる。


なお実装当初は本家でも2.2mあるとはいえあまりにも体格が大きく、CPが隠れたり頭が枠からはみ出してしまったりといった弊害があった。

後に調整がされたものの今度は以前までのドサイドンを彷彿させるほどに小さくなってしまった(現在は修正済み)。

しかも、あまりにも不釣り合いな体格が大きな話題となったドサイドンとは異なり、ヨノワールに関してはあまり話題になっておらず、結果として進化させたユーザーの少なさを物語ることとなってしまった


余談だが進化前のサマヨールは攻撃力の低さに加えて優秀な「ほのおのパンチ」と「れいとうパンチ」が習得可能でスーパーリーグではかなりの需要を誇っている。


コミュニティ・デイ編集

ヨノワール

現在ゴースト技の中で最強級である「シャドーボール」はどうしたのかと嘆くユーザーも少なくなかったが、まさかの限定技として覚えることになった。これにより、「あくのはどう」に代わってメインウェポンをタイプ一致付きで撃てるようになった。


とはいえ、トレーナーバトルで運用するにもあくタイプにいまひとつなのは相変わらずであり、結果「おんがえし」をも覚えた個体でなければ難しいのが現状(両立させるには期間外で進化させて解放した後にすごいわざマシンスペシャルを使わなければならない。希少である上こいつ以外にも優秀な限定技を覚えるポケモンは沢山いるため使用は危ぶまれる可能性が高い)。ジム・レイドバトルで活躍しようにも古参のゲンガーや最近実装されたフーパ、さらに言えば攻撃種族値が同じで覚える技も被るフワライドとライバルが多すぎる始末。追加進化なのに。


このため、ユーザーからはメリープマンムーの次に最悪」と落胆の声が上がった。

開発側もさすがにこのままではただの残念イベントになってしまうと危惧したのか、野生ポケモン捕獲時に取得できるほしのすなの数を3倍に設定(ほしのかけらも併用すれば最大4.5倍にまで引き上げられる)、ほしのすな入手のための救済イベントも兼ねることで何とかプレイヤーの参加意欲を引き上げようとした。

また、他のコミュニティ・デイ同様に色違いの出現率も大幅に上がっていたため、色違い個体を持っていなかったというユーザーの救済にはちゃんとなっている。



ポケモンマスターズ編集

フヨウ&ヨノワール編集

サービス開始時点から実装されている耐久力に優れた恒常☆5サポート。当初はサマヨールバディーズエピソードでヨノワールに進化可能。

ぼうぎょの数値が258、とくぼうの数値が262と高くパッシブスキルに「急所無効」もあるため、タンク役としても優れている。

ホウエンバディーズの全体急所バフ持ちであり、特に物理アタッカーでマスターパッシブスキルの効果で相手からの物理技を軽減できるマツブサ&グラードンとの相性は抜群である。

シャドーパンチ攻撃が必ず命中する
クリティカットG+味方全員の急所率を2段階あげる
きずなを見せて!自分の残りHPの割合が少ないほど自分のわざゲージをその場にいる味方1組につき最大で3増やす。(マルチプレイのときは自分の残りHPの割合が少ないほど味方のプレイヤー全員のわざゲージを最大で3増やす)。自分の残りHPの割合が少ないほど味方全員の攻撃を最大で4段階あげる
すてみタックル相手に与えたダメージの1/4を自分も受ける

バディーズ技

幽境に咲いた花のシャドーパンチ
★6EXアップ後、初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる

パッシブスキル

ひんし時能力引継ひんし状態になったときにあがっていた能力変化を替わったバディーズが1/2だけ受けつぐ
急所無効相手の攻撃が急所に当たらない

アニメ版編集

アニポケシリーズ編集

  • DP90話「放課後はゴーストタイム!?」

初登場。なんと本物の人間の悪霊が登場し、それにポケモンが対抗するという衝撃的なオチで有名。


シンオウリーグでコウヘイが使用。サマースクールで登場したヨノワールと同個体かは不明。

技構成は「かみなりパンチ」、「シャドーパンチ」、「くろいまなざし」、「トリックルーム」。


「トリックルーム」で素早さが入れ替わったことで最速となり、サトシのヨルノズクドンファンを立て続けに倒した。しかし噛みつき癖のあるフカマルに「シャドーパンチ」を噛みつかせてから「りゅうせいぐん」で打ち上げるという奇策にはまってしまい、最後はとどめの「りゅうのはどう」を受けて敗北した。

なお、「トリックルーム」を覚えていながら3番手として登場したのは、1番手のツボツボと2番手のベロベルトでサトシの手持ち3体のスピードを把握する必要があったからだと思われる。


  • BW137話

勇者ウッデートを尊敬するゴーストポケモンで登場。


  • XY20話

バトルシャトーでニコラと対戦したファレルのポケモンで登場。


  • 新無印75話

ロケット・ガチャットから排出されたポケモンでムサシが使用。

ダークライに対してシャドーボールで攻撃するも、相性の悪さも有ってルナトーン共々返り討ちにされた。



第8シリーズ編集

執事系おじいちゃん最高

ライジングボルテッカーズと敵対する組織エクスプローラーズハンベルの手持ちで第24話から登場。

詳細は当記事にて



リコとロイの旅立ち

  • 9話リコのパパ・アレックスが描いた絵本の表紙で登場。

レックウザライジング


関連イラスト編集

幻影の拳Zヨノワール

お菓子くれなきゃシャドーパンチヨノワール詰め



外部リンク編集


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン DPt BDSP

ポケモン一覧 ゴーストタイプ ヨマワル サマヨール


0476.ダイノーズ0477.ヨノワール→0478.ユキメノコ


4世代追加進化仲間編集

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