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ダイノーズ

だいのーず

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
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基礎データ編集

全国図鑑No.0476
シンオウ図鑑No.156
イッシュ図鑑No.165
コーストカロス図鑑No.094
アローラ図鑑No.255
ヒスイ図鑑No.191
キタカミ図鑑No.108
ローマ字表記Dainose
ぶんるいコンパスポケモン
タイプいわ / はがね
高さ1.4m
重さ340.0kg
性別50%♂・50%♀
特性がんじょう/じりょく/すなのちから隠れ特性
落とし物ノズパスのかけら
タマゴグループこうぶつ

各言語版での名称と由来編集

言語名称由来
日本語ダイノーズ大+nose(英語で鼻)
英語・スペイン語・イタリア語Probopassproboscis(英語で吻)+compass(コンパス)
ドイツ語Voluminasvoluminös(ボリュームがある)+Nase(鼻)
フランス語Tarinormetarin(鼻(俗語))+énorme(大きい)
韓国語대코파스대(大きい)+코(鼻)+컴퍼스(コンパス)
中国語大朝北鼻大+朝北(北向き)+鼻+朝北鼻(ノズパス)

進化編集

ノズパスとダイノーズ

ノズパスダイノーズ


概要編集

ポケットモンスター 第4世代ダイヤモンド・パール』から初登場したポケモン。

ノズパスが特殊な磁場の影響を受けて進化した姿。


『大+ノーズ(鼻)』という名前の通り、特徴的なN極磁石赤鼻はさらに大きくなり、より強力な磁力を放つようになった。その威力は電化製品があっという間に使い物とならなくなる程らしい(ポケモン図鑑やポケギアは大丈夫なのであろうか?)。


その鼻の下にはとも鼻毛ともつかぬ黒いモジャモジャした物体が付いているが、これは最も磁力が強い部分へ引寄せられた砂鉄の塊である(似た例としてアローラのイシツブテゴローンゴローニャがいる)。



目も糸目からちょっと不気味なギョロっとした瞳へと変化した。この目は杭のような頭頂部により引っ込めることが可能で、眠る時や瞬きする時も同様に引っ込む。

また、ノズパス時に余り活かされていなかった手足は完全になくなってしまい、地磁気を利用した浮遊移動で行動するようになる。


背中と両側部には「チビノーズ」と呼ばれる小さなユニットが3体装備されており、本体であるダイノーズが磁力を用い、ファンネルの如く自由自在に操ることが可能。

本体は全く動かずに、これを用いて3方向から標的を仕留める。まれに、遠くへ飛ばしたチビノーズがどこかへ引っ掛かる等して戻って来なくなり、ピンチへ陥ることもあるらしい。


チビノーズが追加されたことで、上から見るとそれぞれの顔が東西南北を指すようになり、よりコンパスらしくなった…はず。


モチーフは恐らくイースター島のモアイ像であろう。モアイには元々ぎょろっとした眼球と赤い帽子が存在していたのであるが、長年に渡って放置された結果ほとんどが風化してなくなってしまっている。ダイノーズの目と帽子のような部分は一部保存状態が良いモアイをモデルとしているのであろう。


その赤い帽子の様な頭部や、黒い髭といった容姿が某ヒゲの配管工にそっくりな事からよくネタ扱いされており、特に色違いであるとカラーリングまでそっくりになる。


XYではダイノーズと温め合おうとする山男がいた。恐らく磁力を利用して血流を良くしたり何なりするのであろう。

ポケパルレでは大きな鼻を撫でると喜ぶ(ノズパスも同様)が、チビノーズを撫でると嫌がる。


色違い編集

散歩

色違いは金色になる。


ゲーム上における特徴編集

進化条件編集

同期ジバコイル、後輩クワガノン同様、「特殊な磁場の発生しているエリアでレベルアップ」することで進化可能。

カントージョウトにはその条件を満たす所がないらしく、HGSSバージョンのみ進化させることが出来ないため注意。


具体例としては、以下の場所となる。

  • 第4世代:テンガン山(DPt・BDSP)
  • 第5世代:電気石の洞穴(BW・BW2)
  • 第6世代:13番道路ミアレ荒野(XY)・ニューキンセツ(ORAS)
  • 第7世代:ポニの大峡谷(SM・USUM)・ホテリ山(USUM)
  • 第8世代:天冠の山麓(LEGENDSアルセウス)

ダイノーズが内定していないポケモン剣盾クワガノンジバコイルかみなりのいしで進化可能になるということが起こったため「ダイノーズも同仕様となるのではないか?」と言われていたが、実際にLEGENDSアルセウスではかみなりのいしでも進化出来る仕様となっていた。

一方直近のリリース作品であるBDSPではかみなりのいしを使って進化出来ないので注意。リメイク作品であるからであろうか?


性能編集

種族値

HPABCDS合計値
ダイノーズ60551457515040525
ノズパス3045135459030375
進化前比較+30+10+10+30+60+10+150

はがねタイプが加わり、進化前より高かった耐久面がさらに強化された(電気が加わっていたら、また異なった評価となったであろう)。ファンネルっぽい技としては「マグネットボム」「トライアタック」「ラスターカノン」等を習得できる。


しかしHPは低めで、さらにメジャーな地面格闘へ対し4倍弱点なのがネック。他の同タイプと違って何か一芸あるわけでもなく、単に耐久ポケとして扱うには少々厳しい。


ただし、HPこそ低いものの、特防150な上に岩なので砂嵐特防補正が乗り、さらに特防を1.5倍とする「とつげきチョッキ」が6世代で登場したので特殊受けとしてのポテンシャルは十分過ぎる程ある。


具体的にいうと特化すればタイプ不一致「きあいだま」は確実1発は耐える。砂嵐下や相手の特攻次第では2発耐えることも。4倍弱点とは何であったのであろうか?

当然それより威力が劣るはどうだんだいちのちからめざめるパワーならさらに余裕を持って耐えられる。しかし、此方の火力も足りないのでゴリ押すことは厳しい。また主流な格闘・地面技は物理技が多いのが残念な所。


~8世代まで編集

登場した頃はジバコイルエアームドを磁力で逃げられなくして狩るのが主な役目であったが、BWでいたみわけを利用した「Lv.1ノズパス戦法」が生み出された頃に『Lv.2ダイノーズ戦法』として名を上げるようになった。ノズパスとの違いは毒タイプが無効であるため、この戦法の弱点である「どくどく」に強いこと。複合の鋼タイプがここで生きてくるようになった。時にLv.50よりLv.2の方が強いなんていわれることもあるが、Lv.50はLv.50で出来ることがあるので簡単に優劣を付けるのは良くない。どちらも対策されれば脆いところは同じである。


  • 第6世代

フェアリー追加に伴い、複合の鋼の攻撃面も見直された。地味にフェアリー技「マジカルシャイン」も覚えることが出来、攻撃幅が広くなった。


ORASではレベル1技にワイドガードが追加。ダブル・トリプル・マルチバトルでの使い勝手が上昇したと同時にヒトツキへのワイドガードの遺伝が革命的に楽となった。というのも、XYまではヒトツキへワイドガードを遺伝させるために「プロトーガなど→ミズゴロウナエトルパラスイシズマイ→ヒトツキ」というオスメス比7:1のポケモンが2匹もいる、極めて面倒くさい経路を使う必要があったが、ORAS以降は「ダイノーズ→ヒトツキ」この1本だけで終了。めちゃくちゃ楽である。


実は第6世代までは岩最強のパワージェム使いである。正確にいえばろくな種族が覚えず習得者で1番レベルが高いのがコイツ(特攻75)なだけであるが…実際は不一致メガデンリュウの方がダイノーズ以上の威力が出る。しかし時は第七世代、遂に岩最強パワージェム使いの座をUB01ウツロイド(特攻127)へ奪われてしまった。


  • 第7世代

ミミッキュや途中より解禁されたメガクチートが苦手とするヒードランを「じりょく」で逃がさずに等倍で一致タイプ攻撃を受けつつ「だいちのちから」で狩るという役目が生まれた。フェアリー攻撃が通り辛いほのおどくはがねに何らかの打点を持つという点と驚異的な耐久力で久々に注目を浴びそうである。誰がいったか「ミミクチノーズ」構築、見事に顔のパーツ揃いである。


  • 第8世代

何とボディプレスをレベル技で習得した。しかもBDSP内では3匹しかいない貴重な習得ポケモン(他はドーブルレジギガス)且つ、一般ポケモンでは初のレベル技習得者である。下記の押しつぶし技を見せている公式アニメのお陰であろうか…。ジムリーダー・ヒョウタが強化後早くも使って来るため、驚いた人も多いことであろう。防御種族値145を余すことなく利用出来、ネックであった火力不足を解消出来た他、「てっぺき」とのコンボも使用可能と非常に熱いこととなっている(バトルタワー攻略要員としてお勧めしている人もいる)。しかし、ポケモンホームを利用しない場合はノズパスが日替わりの大量発生でしか入手できない点が少し厄介。


LEGENDSではボディプレスはないものの、新しく「てっていこうせん」と「パワーシフト」を伝授させることが可能。また、「てっぺき」効果が防御特防上昇(ターン制限あり)という仕様となっているため、戦闘開始直後に行えばかなりの硬さで安定して戦えるようになる。


第9世代編集

2023年9月配信開始のDLC前半「碧の仮面」にて復活。ボディプレスはレベル技から外れたものの、わざマシンで引続き習得可能。前作から引き続いて「てっていこうせん」も習得可能。有難いタイプ一致高威力特殊技であるが、耐久が削れるために使用タイミングには注意。


新規習得技には「のしかかり」、「ヘビーボンバー」、「10まんばりき」、「すなじごく」といった物理技が多い。また、幻のタマゴ技であった「もろはのずつき」がようやく正式習得出来るようになった


テラスタル先として有力なのは地面無効格闘半減「ひこう」か地面格闘半減でフィールド効果を得られる「むし」辺りか。「でんじふゆう」や「ふうせん」を活用するなら「ゴースト」も良い。4倍弱点を複数持っていることがネックであるため、弱点と耐性をひっくり返せるタイプがお勧めされる。ただし、こちらの火力を上げる手段に乏しいため、使用技に合わせたテラスタルをするのも一考。この場合なら「ボディプレス」を活かせるかくとうがお勧め。


2023年12月配信開始のDLC後半「藍の円盤」では引続き新技を習得したほか、一時没収されていた「いたみわけ」も技マシンで再習得可能になった。しかし、オンライン対戦の仕様変更によって強制的にレベルを50に上げられてしまうため、石進化によるレベル1ダイノーズ戦法はできない。


新規習得技で目ぼしいものは念願の高威力特殊いわタイプ技「メテオビーム」、特殊火力の底上げをしてくれる「きんぞくおん」、上記の物理技の威力を上げてくれる「のろい」あたりか。ジャイロボールを覚えないのが残念である。

  • 完全新規技では電気タイプ版とびげり「サンダーダイブ」、相手のHPが残ってる程威力が高くなる「ハードプレス」を習得。やっぱり特殊より物理技が充実して来ているが、取れる選択は豊富になった。
  • 余談であるが、「ハードプレス」はポケモンカードに先にあった技であり、ダイノーズも習得している。

使用トレーナー編集

ゲーム版

ツツジさんとダイノーズポケモン X&Y / 17センシティブな作品


アニメ版

  • アツト(DP57話)
  • ライチ(SM)
  • ガンピ(新無印)

漫画版



番外作品編集

ポケモンGO編集

2019年5月18日に実装。通常方法では進化出来ず、同時に実装された特別なアイテム「マグネットルアー」を用いたポケストップの周囲でのみ進化可能。アメが100必要なジバコイルと異なり50で済むのが嬉しい。


元々が耐久型ポケモン故に最大CPやHP・攻撃種族値は低めだが、実装されている全ポケモン中トップクラスの防御種族値を誇る。しかし、2重弱点を抱えているためジム防衛には不向きな点に注意。特性はないものの、ゲームのシステム的に相手が覚える&繰出す技が2 - 3種と少ないことから原作シリーズよりも不意に弱点を突かれて落ちるということが起こり辛く、耐久型ポケモンが輝くスーパーリーグで活躍が見込める。というか、スーパーリーグにおいて「強い」との声が多い


また、2019年11月以降はGOロケット団幹部・アルロの先鋒である強敵と名高いストライクに対抗可能なポケモンとして注目が集まっていた。高い防御とむし耐性、そして回転の早い2ゲージ技「いわなだれ」で相手のシールドを素早くひっぺがせる上にストライクの二重弱点までつける。他の対ストライクオススメポケモンとして名を上げているのが入手が非常に困難なメルメタルなので入手&育成が容易なダイノーズに白羽の矢が立った訳である。さらにアルロの2体目がクロバットであった場合はそのまま続けて粘ることが可能。しっかり育てておきたい。なお、同タイプのボズゴドラやトリデプスは2ゲージ岩技を持たない。


また、同時にボス・サカキペルシアンフリーザー対策としても注目されている。中にはダイノーズ含むCP1500以下のポケモンで攻略する(いわゆるスーパーリーグ式)というツワモノも。なお。通常技はタイプ一致のいわおとし」より「スパーク」の方がゲージが溜まるのが早く、スパークを推奨する声が多い。幹部の手持ちが変更された後も耐久の高さと技ゲージ回転の早さが生きる場面は多々あるため、取り敢えず幹部戦のシールド削りに困ったら繰り出してみよう。


ポケモンマスターズ編集

  • ツツジ&ダイノーズ

岩サポート。ツツジのパートナーとして選ばれており、最初はノズパスであるが進化イベントを経ることでダイノーズとして使用可能。


げんしのちから
10%の確率で自分の攻撃と防御と特攻と特防と素早さを1段階上げる
ディフェンダーG
味方全員の防御を2段階あげる
もっと学びなさい
味方全員の特攻と素早さを2段階あげる
ワイドガード
防御状態となり、他の行動が出来ない。この技を再度使うと防御状態を解除する。
防御状態の間に味方全体を対象とした技を受けるとその技を無効化して防御状態を解除する

バディーズ技

岩にときめく優等生のパワージェム
★6EXアップ後、初めてバディーズ技を使った時のみボルテージが2段階上がる

パッシブスキル

砂嵐時威力上昇5
天気がすなあらしの際は技威力を上げる


アニメ版編集

アニポケ第1~7シリーズ編集

  • アツトのダイノーズ

DP57話で登場。アツトのノズパスがテンガン山麓でサトシナエトルとバトルをした時に進化。しかし、ロケット団トリオに狙われて頭にアンテナを付けられて操られ、連れ去られる。その後ロケット団の居所を突き止めたサトシ達によってダイノーズを操るコントローラーを破壊するが、頭のアンテナは取れないまま故障してダイノーズは暴走。アツトは混乱するダイノーズにしがみついて一緒に湖に落ちるが、そこでようやくアンテナが取れて正気に戻り、一緒にロケット団を撃退した。


  • DP112話

ヘイガニ達が棲む無人島にいるポケモン。まるでモアイ像のように草むらにいるだけであるが、雨が降ると一緒にいたノズパスと一緒に雨宿りのために森の中へ移動する。


  • DP171話:モブで登場。

古代ミチーナで魔獣装具を付けられ、アルセウスを攻撃するために使役させられていた。


SM36話で登場しサトシとの大試練でルガルガンまひるのすがた)と共に立ちはだかる。チビノーズで牽制しながらイワンコモクローを翻弄。2体の動きを制限するためステルスロックを仕掛けるも、逆にZ技を防ぐ盾に利用されてしまい、最後は「ギガインパクト」とモクローのZワザ「ブルームシャインエクストラ」との打合いに敗れた。


  • ガンピのダイノーズ

新無印56話で登場。「騎士道の館」でのサトシ達がガラルカモネギと共に行った修行にて、1つ目の修練の妨害で登場。


Pokémon Generations Episode1編集

ダイヤモンド・パール編でキッサキシティの神殿前でピカチュウと対戦するという大役を与えられている。

本体で押し潰そうとしたりチビノーズからビームを出したりと多彩な攻撃方法を繰り広げるが、突然レジギガスが乱入して来たことによって戦いはうやむやに。その後レジギガスに立ち向かうも手で簡単に払いのけられてしまう。大きさこそ2倍以上の差があれど、420kgのレジギガスが340kgのダイノーズを簡単に手で払いのけるのにはちょっと無理が……(上記の動けない設定ガン無視でアグレッシブに動いてることにはツッコまないでおこう)。


ポケモンローカルActs編集

宮崎県日南市地域応援ポケモンであるナッシーと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。(参照

サンメッセ日南にモアイ像が置かれている。


関連イラスト編集

No.476 ダイノーズどんなふうに 戦うのか

何年も生きてそうな鉄分豊富


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン

ポケットモンスター(架空の生物) ポケモン一覧


図鑑番号順

0475.エルレイドメガエルレイド)→0476.ダイノーズ→0477.ヨノワール


同複合タイプ


関連ポケモン等

グループ群体ポケモン
コラボ宮崎ポケふた組
砂鉄仲間アローラゴローニャ スナノケガワ
ギガイアスカラーリングが似てる

その他

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ノズパス のずぱす

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