データ
概要
『ポケモン』第1世代から登場する技。略称は「トラアタ」。
炎・電気・氷の三属性を纏う攻撃を一度に飛ばし、2割の確率で相手をやけど、まひ、こおり状態のどれかにするというポケモンの技でもかなり特異な効果を持つ。
追加効果の「20%」はそれぞれが20%ではなく状態異常の確率が20%で、その上で状態異常を抽選である事に注意(実際には各状態異常の発生確率は1/15、6.67%になる)。なので実際のところ、狙った状態異常にしにくいのが難点。
なお、第8世代で「いてつくしせん」が登場するまでは、こおりタイプ以外で相手をこおり状態に出来る唯一の技だった。
※地形で効果が変わる「ひみつのちから」を除く。尚、「ひみつのちから」に「こおり」効果が付いたのは第4世代以降。
但し上記の効果は第2世代で追加されたもの。
初代では何の効果も無いただの威力80の技だった。ついでにトライアタックであるため、三角形の光線を飛ばす技だった。
このわざマシンをくれる女の子が『赤』『緑』『青』では「たまに相手を麻痺させることがある」と説明してくれるのだが実際にはそのような追加効果は無かったので注意。誤植かバグであった可能性が高い(若しくは開発の段階では相手を状態異常にできる効果を追加させる予定だったのかもしれない)。ピカチュウバージョンではさすがにまずいと判断されたのか、該当台詞が削除されている。
習得者はポリゴン系統やゲノセクトのような科学的なポケモンの他、ドードリオ・レアコイル・ダグトリオ・サザンドラ…と、度々登場する三つ子のようなポケモンが習得する(なお、ドードーも第3世代までは習得できた。第4世代以降は「ダブルアタック」になっている)。この中でもポリゴンZはてきおうりょくの効果も相まって主力として機能させられる。
ちなみにジバコイルは第6世代まではトライアタックを覚えさせたレアコイルを進化させてからでしか習得出来なかったが、第7世代で技思い出しを使えば習得可能になり、第8世代では技レコードを使えば習得できるようになった。
第8世代現在、通信対戦においてしぜんのちからで繰り出されるのはこの技(第3世代ではスピードスター、第5世代ではじしんだった)。また、やぶれたせかいやスカイバトルでもトライアタックが発動する。
この技で有名なのは、『ポケモンXD』で入手できる特別なトゲピーだろう。
第4世代で追加されたトゲピーの最終進化トゲキッスは特攻も高くタイプ一致、さらにてんのめぐみで追加効果4割(各異常13.33%)と相性抜群なのだが、『XD』のゲームシステム上厳選はかなり難しい。特に『XD』で入手したポケモンを第4世代以降で進化させると特性が変化する危険性があり、最後の最後でてんのめぐみを手に入れられず悔しい想いをした人も少なくない。
第6世代では「とくせいカプセル」が登場し、少しではあるが厳選しやすくなった一方で、タイプが「ノーマル・ひこう」から「フェアリー・ひこう」に変更されたため一致補正がなくなってしまった。
代わりの使い手として第8世代でハピナスが修得、意外とある特攻に極振りし、「いのちのたま」を持たせて撃てば大抵の相手を確定2発(10まんボルトやれいとうビームなどをサブウェポンに持つと相手によっては確1と更に非道に)、状態異常はどれを引いても天敵の物理ポケモンを封殺(麻痺は影響がなく思えるが大抵は確2の都合上素早さ半減は致命的)出来る様になり、耐久型と踏んで積み起点にしようと出て来たエースを状態異常にし、慌てて引いた控えにまで異常を喰らわせる地獄のサイクル戦強要型のアタッカーハピが誕生、対ハピ事情が更にややこしくなる珍事が発生した。
ポケモンGOでは
2020年9月20日のポリゴンのコミュニティ・デイで初実装された。
現状ではポリゴンZおよびポリゴン2の専用技になっているが、当初コミュニティ・デイ限定技として実装され、その後多くのポケモンが習得できるようになった技はいくつか存在しており、この技もそうなる可能性がある(実際、上記のように原作ではポリゴン系統以外にも習得者はいる)。なお、ポリゴン2は特別な技ではなく普通の技として覚えられるので、覚えさせるのにすごいわざマシンは必要ない。
2分割ゲージ技で、威力は、ジム戦やレイドで使用する際は75、トレーナーバトルでの威力は65と、2分割ゲージ技としてはやや低め。
本作では状態異常のシステムが存在しないため、トレーナーバトルでは追加効果が一定確率で相手の攻撃力と防御力をダウンさせるというものに変更されている。
関連タグ
フェイタルクロー…一定確率で犯せる状態異常の種類が3種類ある技繋がり。
合身戦隊メカンダーロボ:このアニメのOP曲に出てくるフレーズでもあるので、こちら用のタグとしても使われている。あとよく空耳される(ほらやったー!とか)。