データ
初出 | 第4世代 |
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効果 | 技のタイプ一致補正が1.5倍から2倍になる |
英語名 | Adaptability |
概要
第4世代から存在する特性。
効果はタイプ一致補正が1.5倍から2倍になるというシンプルながら非常に強力なもの。倍率にして1.33倍となり、「かたいツメ」「ちからずく」や各種スキンの倍率をわずかに上回る。
所有者は通常特性でイーブイ・ポリゴンZ・バスラオ、隠れ特性ではヘイガニ系統・ヒンバス・クズモー系統・ヤングース系統、メガシンカではメガルカリオ・メガスピアーがいる。
補正を強化するという都合上、威力の高い技に対しての恩恵の方が大きくなる。
例を上げるとポリゴンZの「はかいこうせん」が実質威力300と一致「じばく」レベル、イーブイの最大威力「じたばた」に至っては実質威力400と、一致「だいばくはつ」すら上回る、ポケモントップクラスの威力を叩き出すことが可能になる。
また、低威力の技が恩恵を受けにくいというわけではなく、「でんこうせっか」や「アクアジェット」が実質不一致「しんそく」並の威力になると言えば中々強力なのが分かるだろう。
そしてタイプ一致補正が2倍になるということは半減相手でも不一致等倍レベルのダメージを叩き出せるということでもあり、ある程度のごり押しまで利いてしまうのも利点と言える。
適用対象がタイプに依存するため、単タイプでは対応範囲が狭いという欠点がある。
第5世代までは複合タイプがシザリガーしかいなかったが、第6世代でクズモー・ドラミドロ、メガルカリオ、メガスピアーと複合タイプでこの特性を持つポケモンが増えた。
とは言え利点ばかりが目立つ特性なので、攻撃面の能力(技はある)が死んでいるヒンバス以外なら単タイプでも十分採用の価値がある特性といえるだろう。
しかし、逆に言うとトレースやスキルスワップで相手に取られる危険性も高いということでもあるのでそういった相手にも警戒する必要はある。
第9世代の要素であるテラスタルにはてきおうりょくと同じような効果があるが、てきおうりょく持ちがテラスタルした場合の効果は以下のようになる。
- テラスタイプと同じタイプのわざを使用した時にしか効果が発揮されない
- タイプ一致テラスタルを行った場合、そのタイプのわざの倍率は2.25倍になる
タイプ不一致テラスタルだと元タイプのわざの倍率が2倍から1.5倍に低下してしまうし、タイプ一致テラスタルだとてきおうりょくの有無で(あるいはテラスタルの有無で)わざの威力は1.125倍(9/8倍)しか違わないため、そこまで相性は良くない。とはいえ、元タイプと異なるタイプのわざであっても、そのタイプにテラスタルすれば2倍の倍率で使えるのはメリット。
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