データ
初出 | 第4世代 |
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効果 | 自分の技のタイプが全てノーマルタイプに変化する。変化した技の威力を1.2倍にする(第7世代~) |
英名 | Normalize |
概要
第4世代より存在する特性。
読んで字の如く、全技タイプを強制的にノーマルへ変更してしまう。
余談だが英名「Normalize」は「正常化する」という意味もあり、所謂「ノーマライゼーション」の語源である。
この技のメリット且つデメリットはズバリノーマルへの変更である。
「でんじは」が地面や電気技無効特性持ちへ効いたり、地面技を飛行に当てることが出来るようになる等、本来は無効化される要素をある程度無視出来るようになる。
反面ゴースト相手にはほぼ何も出来なくなり、タイプによって状態異常を防ぐ効果(どくタイプ、はがねタイプの「どく」「もうどく」状態無効)を無視することもできない。
幸いエネコ系統は「みやぶる」を習得出来るため完全な「詰み」とはならないが、エネコロロの耐久で1ターン持たせられるかというと……。
ちなみに技タイプ自体をノーマルへ変えるという効果のため、(「ものまね」や「まねっこ」が前提となるが)「フライングプレス」の「ひこうタイプとしても扱う」や、「フリーズドライ」の「みずタイプにも弱点」といった、追加効果によるタイプ相性はしっかりと残る。
そのため前者はノーマル・飛行技としてダメージ計算が行われ、後者は例えば特性「あついしぼう」のトドゼルガに対して(本来タイプと特性と技でダメージ1/2のところを)弱点を突いて2倍のダメージを与えることが可能。
ダブルバトルで「スキルスワップ」を覚えたゴーストポケモンと組ませた場合、相手に「ノーマルスキン」を押付けて攻撃手段を封じるハメ殺しが出来てしまう。フルアタ型であると詰み確定。
エネコロロ自体ノーマルであるため、全技が自動的にタイプ一致となる。
しかし、元々ノーマル技には事欠かないポケモンなので、無理にタイプ変更する意味は余りない。
ただし、特殊最大威力技は(「はかいこうせん」を除けば)他タイプ技ばかりなので、特殊型にする場合はたまに使われる場合もある。
ただ、どちらかというと「ふいうち」を一致技とするための採用の方が多い。
第6世代に技タイプを他タイプに変えるスキン系統の特性がいくつか出て来たが、そのどれもがタイプを変えた上でさらに威力を増強するという実質上位互換特性であった。「ノーマルスキン」にはそのような修正がなく、エネコロロ自身の処遇もあって冷遇されていた。
だが第7世代にて、ようやく他スキン同様技威力アップ効果が追加された。
補正倍率は1.2倍と、第6世代でスキン系統へ追加されていた1.3倍に比べて下がってしまったが、エネコロロの「素早さ」種族値が20アップするなど、大幅な強化となった。