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トドゼルガ

とどぜるが

トドゼルガとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
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基礎データ編集

全国図鑑No.0365
ホウエン図鑑No.175
イッシュ図鑑No.245
カンムリ雪原図鑑No.161
ヒスイ図鑑No.145
ローマ字表記Todoseruga
ぶんるいこおりわりポケモン
タイプこおり/みず
たかさ1.4m
おもさ150.6kg
せいべつ50%♂・50%♀
とくせいあついしぼう/アイスボディ(第4世代から)/どんかん(隠れ特性)
タマゴグループすいちゅう1/りくじょう

各言語版での名称と由来編集

言語名称由来
日本語トドゼルガトド+Kaiser(ドイツ語:皇帝、カイゼル)+牙
英語・スペイン語・イタリア語Walreinwalrus(セイウチ)+reign(統治)
ドイツ語WalraisaWalross(セイウチ)+Kaiser(皇帝)
フランス語KaimorseKaiser(ドイツ語で皇帝)+morse(セイウチ)
韓国語씨카이저sea(英語で海)+Kaiser(ドイツ語で皇帝)
中国語(簡体字)帝牙海狮帝(dì、皇帝)+牙(yǎ)+海狮(hǎishī、トド)
中国語(繁体字)帝牙海獅帝(dì、皇帝)+牙(yǎ)+海獅(hǎishī、トド)
タイ語โทโดเซรุกา日本語名の音写

進化編集

タマザラシトドグラー(Lv.32)→トドゼルガ(Lv.44)

氷海驢


概要編集

ポケットモンスター ルビー・サファイア(第3世代)』に登場したタマザラシの最終進化形。こおりタイプとしては初の2段階進化を遂げたポケモンである

可愛げがあった進化前から一気に威圧感のある容姿になった。特に記述されることはないが進化した際に後ろ足も新たに生えてきている。

名前の由来は「トド」+「カイゼル(ドイツ語: 皇帝)」+「」。


体型もよりでっぷりしたものとなり、トドグラー時代までのつぶらな目は黄色い瞳の鋭い眼光へと変化し、のようにふわふわとした豊かな髭や首毛が覆っていて、鼻を除いた頭部も体毛が生えているのか髭と同じく白色に染まっている等、全体的に老年を思わせる姿に変化した。人によってはピエロのようにも見えるかもしれない。

この見た目で更にブタ鼻なので、進化前の可愛さからのギャップにショックを受けた人も多いのではないだろうか。


上顎にはセイウチのように鋭い2本のが生え、発達したものは10トンある氷山を一撃で粉砕するほどの威力がある。「氷割りポケモン」の分類通り、それで立ち塞がる氷を割って、氷上や流氷の中を移動している。

分厚い脂肪も防寒性に優れており、そのおかげで氷点下の海を平気で泳げるほか、相手の攻撃を跳ね返すほどの弾力を持っている。


野生では寒い地域に2〜30匹程度の群れを作って生活しており、リーダーは縄張りに入ってきた敵に対し、武器となる牙と脂肪の鎧をもって命がけで戦う。

その戦いは激しく、時にはキバが折れてしまうこともあるが、一生を通して伸び続けるため、1年もあれば簡単に再生する模様。なお、折れた牙はヒスイ名物と「LEGENDSアルセウス」の図鑑にもあるが、現在のシンオウ地方本土にはトドゼルガが生息しておらず、絶滅とともに名物ではなくなった可能性が高い。


なおこおりタイプにしては珍しく、寒さから身を守っているポケモン。ジュゴン等は寒いほど元気になるなど冷気をエネルギーに変えているが、トドゼルガにはそういった記述がない。

寒冷地に住んでいるからこおりタイプなだけで、マンムーのように牙が氷だったりもしない。


ヒスイ地方の「群青の海岸」やガラル地方の「凍てつきの海」に生息することから元々は寒い地方のポケモンという認識で間違いないと思われるが、「群青の海岸」は植生から時期が夏と推測される部分があったり、第5世代ではリゾート地として有名なサザナミ湾でも出現するので、暖かい地方や時期でも見かける事があるようだ(実際、初出は暖かい地方のホウエンを舞台にしたRSEである)。


ゲームのドット絵や図鑑説明から、巨大かつ力強い印象を受けているユーザーも多いが、実は1.4m/150.6kgと意外に小さく軽く、攻撃種族値も80と高くはない。


ゲームでの特徴編集

比較HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
トドグラー906070757045410
トドゼルガ1108090959065530

素早さ以外は平均的なステータスを誇る。「HP」と「とくこう」が高めで、技のほうもかなり恵まれている。

また、こおりタイプの癖に複合であるみずタイプと特性「あついしぼう」のおかげで、ほのお技も実質半減という何ともほのおタイプ泣かせなポケモンである。勿論みずタイプなので、はがねタイプの技も1倍となる。

また、ポケモンリーグでは四天王のゲンジが待ち受けているので彼を撃破するのに此奴に世話になった人は多いだろう。


さらに厄介なのは一撃必殺を2つ(「ぜったいれいど」や「じわれ」)も使えることで、ただでさえ高い耐久を持っている上に一撃を叩き込まれるのはたまったものではない。バトルタワー等の施設でコイツに泣かされたプレイヤーも少なくはない。


ちなみに、いかりのまえばしおみずのコンボが可能であるため、全ポケモンでも最もしおみずを有効活用できる(かもしれない)。


第4世代では特性「アイスボディ」を活かし「まもる」「みがわり」による遅延戦法、通称「無限トド」で名を馳せた。


通常のこおりタイプと異なりメタグロスで止まらず、苦手なかくとうタイプ相手でも「みがわり」が出ている状態ならPPを枯らして強引に勝つことも可能。最終手段「ぜったいれいど」で突破力も持ち合わせる。


だが4つの天候が全て自動で張り替えられるようになった第5世代には鳴りを潜め、特性による天候変化が永続でなくなった第6世代以降完全に廃れてしまった。


同タイプのライバルにはジュゴンラプラスがいる。耐久も似通っているが技や特性で棲み分けはできている。


使用トレーナー編集

ゲーム版(本編)


ゲーム版(番外作品)


アニメ版


漫画版



番外作品編集

ポケモンGO編集

  • 2017年12月22日、他の第3世代みずタイプと共に実装された。こおりタイプでもあるので、同日より開始されたこおりタイプ出現率アップイベントの対象となり、結果物凄い数のタマザラシがあちこちに出現していた。1~2時間であっという間にトドゼルガが手に入ったトレーナーも少なくない。
  • 性能面ではラプラスに非常に近い。若干こちらの方が火力が高く、耐久はあちらの方が高いが、トータルではほぼ同等程度と考えてもよい。こおり技は両者とも「こおりのいぶき」「ふぶき」の組み合わせのみ(ラプラスはかつて「れいとうビーム」もあったが、2017年12月9日以降削除された)。もちろんみず技に特化させてもいいが、みずタイプ自体が既に飽和状態であるため、やる意義は薄い。
  • なお、トドゼルガ自体は野生では出現せず、進化元のタマザラシやトドグラーから地道に進化させるか、たまに設定されるレベル4のレイドバトルでしか入手ができない。とはいえ、タマザラシの出現率自体はイベントが終わっても比較的高いので、入手や育成にはそこまで苦労しないだろう。野生では滅多に出現せず、レイドバトルを突破しなければまともに入手・育成が困難なラプラスと比べればかなり良心的な設定と言える。
  • また天候が雪や雨の日には能力が高い個体がわんさか出現する。外出はやや大変だが狙ってみるのもよいだろう。
  • こおりタイプのアタッカーとしては強い部類なので、育成しておいて損はない。特にトレーナーバトルでは耐久力の高さから活躍が期待できる。
    • 登場当初はそれこそこおりタイプアタッカーの中で最も入手しやすくしかも強いという評判でプレイヤーの注目を集めたが、後のアップデートで少しずつこおりタイプの層が厚くなっていき最近はそこまででもない。
  • 2022年1月16日に開催のコミュニティ・デイでは種ポケモンであるタマザラシがターゲットに選ばれ、時間内にトドゼルガまで進化させると「こなゆき」(通常技)/「つららばり」(ゲージ技)を覚えた特別な個体となる。このうち、「つららばり」は前々回の「サイコファング」と同様このイベントが初出となる技で、消費エネルギーが少なく、回転効率にも優れた技となっている。フルゲージの重い技ばかりのトドゼルガにとってはかなりありがたい技になっていると言えよう。また、これにより、トレーナーバトルにおいてはラプラスと明確な差別化ができるようになった…どころかラプラス以上に使い勝手の良いみず・こおりの複合ポケモンとしてスーパー・ハイパーリーグでよく顔を出すようになっている。
  • あまりにも猛威を振るったせいで後に「つららばり」のトレーナーバトルでの必要ゲージ量が増やされるピンポイント弱体化(その時は他に覚えるポケモンがいないため)が行われた。もっとも、相性補完に優れた「じしん」も覚えるのでそれだけでは極端な弱体化にはなっていないのだが…
  • シーズン15にて「つららばり」に強化が入り、威力65 エネルギー40 と、「なみのり」と同じ性能に落ち着いた。

ポケモン不思議のダンジョン編集


ポケモンスリープ編集

  • 初期から実装されているポケモンの1体。きのみを多く拾ってくるきのみ得意であり、持ってくるチーゴのみは『ウノハナ雪原』に生息するカビゴンの好みに設定されている。
  • おてつだい時間こそ長めなものの、チーゴのみの基礎エナジーの高さから総合的にはかなりのエナジー効率を叩きだし、ウノハナ雪原攻略の要として活躍できる。また料理でそこそこ要求される「ピュアなオイル」や「マメミート」を拾ってくる事、メインスキルの「食材ゲットS」である程度の量の食材も確保できる事から、料理面での貢献度も決して無視はできない。
  • 最大のネックとなるのはその育成難度。進化前のタマザラシこそ序盤のフィールドから出てくるものの、進化形2体はウノハナ雪原からしか出現しないため、アメが本格的に集まるようになるのはウノハナ雪原を解放してから。おまけにトドゼルガに進化させるにはレベルを33まで上げる必要があり、育成が本家よりシビアなポケスリではトドゼルガを1体確保するだけでも骨が折れる。それだけの見返りがあるとはいえ、進化させる個体の厳選は慎重におこなったほうがよいだろう。
  • 進化にともなって寝姿も貫禄があるものへと変わっており、特に「ぐうたら寝」はおっさんにしか見えないと評判。

アニメ版編集

アニポケサトシの旅シリーズ編集

  • イワシミズのトドゼルガ
    • AG96話でガンガ島で筋力トレーニングをしているイワシミズのポケモンで登場。サトシとダブルバトルをでは撃ち出すたびに威力が増す「アイスボール」を使いサトシのピカチュウ達を追い込むが、サトシに「アイスボールが撃ち出すたびに時間がかかる事」を見抜かれ、ピカチュウとジュプトルの絶妙な連携プレーに倒された。

  • アクア団のトドゼルガ
    • AG編ではアクア団の手持ちで複数登場する。

  • カエデのトドゼルガ
    • AG129話で登場したサトシのサイユウ大会決勝トーナメント1回戦の対戦相手カエデの最強のポケモン。極めて高い防御力を誇り、巨体にして俊敏な動きができるため、サトシのオオスバメの攻撃を物ともせずに「れいとうビーム」で倒し、ヘイガニも「のしかかり」の一撃で倒す。
    • サトシのジュプトルにも有利であったが、サトシの作戦で水のフィールドを「れいとうビーム」で凍らせてしまい以後水に潜ってかわす作戦は使えなくなる。ジュプトルの「でんこうせっか」を「ものまね」でコピーして反撃に使うも次第に確実にダメージを与えてくるジュプトルに押され、真下からの「リーフブレード」を受けて敗北した。



  • ミクリのトドゼルガ
    • 新無印105話で登場している。

漫画版編集

ポケットモンスターSPECIAL編集

  • 4章でアオギリの手持ちで登場。マツブサのバクーダの「ふんか」を受けても特性「あついしぼう」によりダメージを防ぐ事ができ、2本のキバは10トンの氷山を粉々にするほどの高い威力を持つ。
  • 6章でガイル・ハイダウトのポケモンで登場しているが…?


関連イラスト編集

No.365 トドゼルガトドゼルガとミクリ

トドゼルガトドゼルガ


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン RSE ORAS

ポケモン一覧 こおりタイプ  みずタイプ


0364.トドグラー0365.トドゼルガ→0366.パールル


同複合タイプ編集


ポケモン関連編集

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