概要
セイウチとは、哺乳綱・食肉目・セイウチ科・セイウチ属に分類される鰭脚類の一種。
北極圏の沿岸地帯および氷縁部に生息する。体長270-360cm。体重500-1,200kg。皮膚には体毛が無いものの、厚い脂肪で覆われ寒冷地での生活に適応している。
雄は大きな牙をもつがこれで直接餌を食べるわけではなく、闘争や餌の探索に使うと考えられている。
天敵は人間、シャチ、ホッキョクグマ。ホッキョクグマは追い払うことも可能で、海中でなら有利に戦える。臭いを武器にすることも特徴。
寿命は30〜40年ほど。
主な獲物は軟体動物でもっぱらイカ類、二枚貝であり、魚類を食べる事は少ない。
水族館でも魚類をエサとして与える場合はその骨を消化できないセイウチの為に三枚おろしにした物の両側だけを与える様にしている。
実は、巨大な雄は他のアザラシを捕食することがある。
また、古代にはゾウアザラシに匹敵するサイズの種類もいた(参照)し、東京湾から化石も出ている。
頭が良く人馴れしやすい性質のため、水族館ではよく芸を覚える。
しかしその人懐っこさも良し悪しで、巨体で人に懐こうとするため事故の危険があったり、野生ではぐれた幼獣を保護してしまうと野生に戻すことが難しいと言った難点にも繋がっている。
亜種
- タイセイヨウセイウチ
北大西洋に生息するセイウチの基亜種。
オスの平均体長は約310cm、平均体重は約900kg。メスの平均体長は約260cm、平均体重は約560kg。
- タイヘイヨウセイウチ
オスの平均体長は約370cm、平均体重は約1080kg。メスの平均体長は約310cm、平均体重は約670kg。
日本で飼育されているセイウチは全て本亜種である。
- ラプテフセイウチ
北極海の一部のラプテフ海に生息するセイウチの亜種。
オスの平均体長は約340cm、平均体重は1000kg。メスの平均体長は約280cm、平均体重は約610kgで、タイセイヨウセイウチとタイヘイヨウセイウチの中間のサイズにある。
関連キャラクター
アニメ・漫画
※正確には彼らを食べてしまったセイウチ
ゲーム
特撮
モンロ(クレクレタコラ)