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概要

体長は5~7m、3m、体重雄約1.8~5t、雌400~800㎏。

食べ物はタコイカ、小型のサメ深海魚等。

北太平洋東部と北部、南極周辺のに生息。


ゾウアザラシという名前は、身体が大きいということだけではなく、大きなを持っていることから、同じ哺乳類であるに由来している。ゾウアザラシの鼻は、特に繁殖期において、非常に大きな音を発生するのに用いられる。アシカ亜目の中では最も身体が大きい種類であり、雄は体長5.8m、体重5t、雌は体長3m、体重800kgぐらいになる。ミナミゾウアザラシの方が大型で、最大で7m弱にもなりうるとされる。これは、陸上にも上がれる動物ではゾウ並みに大きいことになる(キタゾウアザラシにも、7mという個体の情報が古い時代の記録に残されている)。


ゾウアザラシは海洋にいる時間が非常に長く、生涯の80%を海上あるいは海中で過ごす。潜水可能な時間は最長80分に達し、哺乳類の中では最長である。また1,500mもの深海まで潜水することもできる。潜水の平均的な深度は300mから500mであり、餌である魚、イカ、タコ、深海魚、小型のサメ等を捕らえる。


また、陸上での移動スピードはその巨体に似合わず意外と速く、人間が走るスピードよりも速い。

更に体は意外と柔軟性に富んでおり、他のアザラシが出来ない上体起こしや頭を背中にくっつける反り返りも可能である。

雌のゾウアザラシの平均寿命は14年であり、3歳から4歳で性成熟する。雄のゾウアザラシの寿命は20年であり、5歳で性成熟する。しかし自分のハーレムを形成して、実際に生殖活動を行うことができるのは早くても8歳である。雄の生殖活動は主に9歳から12歳の間に行われる。


人間以外の天敵はホホジロザメシャチであるが、成熟した雄に対しては、両者とも簡単に手を出すのは不可能に近い。

また、雄は非常に排他的で、雄同士の雌を巡る闘いは、どちらかが死ぬまで続くと言われている(上記のように直線前進が速い代わりに、回避運動や逃走行為はあまり見られず、『力比べ』ではなく双方血まみれで噛み合い、柔軟性を駆使したぶつかり合い等の生々しい戦闘である)。ゾウアザラシの場合、雌単体ではなく雌の群れを巡って闘う。勝利した方はその群れ全ての雌と交尾する事が出来るため、一般的な雌の取り合いとは違い文字通りに生涯をかけた闘いと言える。雄は雌の4倍ほど巨大で、また雌も素早くないため、交尾を迫られた雌は物理的に拒否することが出来ない。


逆に、子供の方はめちゃくちゃ人懐っこい。


余談

水中だと化け物みたいな顔になることが知られ、UMAカバゴン」や「バンイップ」、「ホワイトリバーモンスター」や「セントヘレナマナティ」などの正体なのではとも言われている。


種類

  • キタゾウアザラシ

北アメリカ大陸北太平洋沿岸に生息。アザラシの中では2番目に大きく、かつ陸上生活が出来る北半球最大の肉食獣でもある。乱獲により一時期は100頭から1000頭前後まで激減していたが、アメリカ合衆国メキシコの保護政策により10万頭前後まで回復している。


歴史的に日本など西側の太平洋と周辺に生息していたのかは不明。日本でも、近年数頭の出現例があり、不確定な情報だが群れが日本に上陸していたのでは?という噂もある。2017年山形県に雌が漂着し、日本海での初の記録となった。

近年、カムチャツカ半島に進出を試みた個体たちは、現地のトドに追い払われたらしい。


  • ミナミゾウアザラシ

南極海の亜南極圏の島々に生息。アザラシの中では最も大きく、かつ陸上生活が出来る世界最大の肉食獣でもある。南極海沿岸諸国で保護されているが、その巨体故に種としての適正個体数は約60万頭前後で推移している。ただし、原因不明で激減している地域もあるし、シャチの影響で減少している地域もある。

過去、日本でも飼育されていたが二見シーパラダイスの雌の丸子が2013年4月9日に24歳で死去。その個体を最後に飼育されていない。


関連項目

アザラシ 丸子


ニュージーランド:ゾウアザラシ類の故郷とも言われる。

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