概要
1964年10月8日生まれで、和歌山県出身。
学生時代は競輪の選手を目指していたが、交通事故による怪我が元で断念。
1986年に『三角公園USA』という漫才コンビを結成するも、1989年に解散して吉本新喜劇に入団。
当初はアゴをいじられるだけのキャラだったが、間寛平から「辻本のツッコミは面白い」と評価を受けて徐々に頭角を現し、1995年にニューリーダーに就任。
同時期のニューリーダーである内場勝則や山田花子相手に強烈なツッコミのやり取りを行い人気を博した。
1999年から2019年までは座長を担当し、勇退後も専科ポジとして活動している。
趣味は競馬で、とある番組では万馬券を当てたこともある。
芸風
自身が座長を務める公演では、トラブルを抱える人々を救うのに貢献する人情的な内容が多い。
茂造じいさん(メイン画像)
辻本茂雄を語る上で欠かせない名物キャラ。
毎回いろんな所でアルバイトとして働いては騒動を巻き起こす。
当人も自身の分身であるとしており、勇退後も定期的に特別公演が上演されるほか、自身が台本を手掛け、過去を描いたシリアスさをメインとした芝居も公演されたことがある。
3人ヤクザ
アーガイル柄のスーツをまとった辻本をリーダーとし、派手なスーツを着た子分二人を引き連れたヤクザ3人組。
ローテーショントークをはじめとした連携ギャグが持ちネタ。取り立てに来たものの辻本が一目惚れしたヒロインのために問題を解決しようとするが結局は悲恋に終わってしまう。
回によってはスーツと全く同じ柄の浴衣やエプロンなどが登場することも。
共演者いじり
とにかく共演者をいじりまくるのが多く、場合によってはリアルビンタしたりバッグで殴るなどして、石田靖氏に負けないぐらいのバイオレンスの限りを尽くすこともある。特にリアルビンタは山田スミ子氏からの伝承だったりする。
また、その場その場のアドリブでギャグを振る「恐怖のアドリブ祭り」も開催されており、ここから伊賀健二の新幹線ネタやアキの「すいませ~ん!」「いいよぉ~」といったギャグが生まれた。
階段トラップ
標的となる共演者が階段を上ると、杖で壁を叩いたり呼び鈴を鳴らすなりして階段を坂道に変形させて落とすギャグ。実は意外と役に立ったりする。
また、階段のセットは当初は正面向きだったが、観客の安全に配慮して現在では横向きになっている。
トラップ作動時に演出上滑りやすくなるよう角度を急にしたり、表面に蝋が塗られている。
ちなみに標的はちゃんと選んでいるとのこと(標的にしたくない共演者は井上竜夫氏、未知やすえ氏等)。
壁・扉トラップ
こちらも階段トラップ同様に、杖で壁を叩いたり呼び鈴を鳴らして発動させることで共演者たちを脅かすギャグ。
やはり意外と役に立つ。
着メロネタ
ある出来事が起こると、突然BGMが流れるが実は茂造じいさんのスマホの着メロだったというギャグ。