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歴史

電話の呼出音といえばベルの音だったり電子音だったりした時代が長く続いていたが、携帯電話の普及に伴い「他の人(の端末)とは異なる音」を求められるようになったことから、「自作または既存の楽曲のメロディを鳴らす」という機能を持つようになり、そこで登場したのが「着信メロディ」こと「着メロ」である。
当初は「あらかじめその機器にプリセットされたメロディ(楽曲)を再生するだけ」という機能だったが、その後「自分でデータ入力を行い再生する」ようになり、さらにその後「携帯電話のコンテンツサービスからダウンロードする」ようになる。またこの頃「ヒット曲をデータ入力するための本」というものが販売されている。
また、新しい機種では同時発音数を増やしていくことになり、初期のシンセサイザーのような「とりあえず和音が鳴っている」レベルから「楽曲をかなり忠実に再現できる」ようになっていく。最終的には同時発音数で64~128音に対応する機種が登場している。
なお、なぜか(本来は違う意味のはずだが)同時発音数のことを「和音」と言っている。

その一方で、音楽業界が音楽配信に消極的になった理由の一つとして挙げられることもある。
後に登場する着うたと異なり、着メロでは「作詞者・作曲者・音楽出版社」の3者には権利料が支払われるが「歌唱者・レコード会社」には支払われなかったため、とくにレコード会社にとっては指をくわえて見ているしかなかったのである。

登録商標

「着メロ」には2つの商標権所有会社がある。
1つは前述の「着メロのデータを入力するための本」を発行していた双葉社で、もう1つがゲームソフト会社のビジュアルアーツである。いずれも指定内容が重複していないためこのようになっている。
このうち、後者については元々PHSキャリアのアステル東京が登録し、同社の事業を買収した鷹山(YOZAN)が継承していたが、同社が都税を支払えない状況となったため東京都のインターネット公売にかけられることになり、その結果ビジュアルアーツが落札したという経緯がある。

入手方法

フィーチャーフォン向けWebサイトでダウンロードするのが日本では一般的である。また「メッセージサービスを用いてダウンロードする」ことも一部のキャリアではできた。
MIDIファイルがそのまま使える場合もある。

現状

後に登場した「着うた」が現在の主流となっている。
また、スマートフォンでは「PCに取り込んだ手持ちの音楽ファイルを端末に転送して設定・再生できる」ことから、いまとなっては「着信メロディのデータを入力して鳴らしていた」とか「データを入力するための楽譜のような本があった」というのはその時代を知らない世代からは想像できないと思われる。

関連項目

着うた待ちうた - 現在のサービス。
携帯電話PHSポケットベル - 利用可能な端末。
Nokia - かつて携帯電話シェア世界一だった会社。同社端末にプリセットされた「Nokia_Tune」は世界で最も多く再生された着信メロディである。

着エロ - 語感が似ているが別物。

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