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吉本新喜劇

よしもとしんきげき

邪魔するで~邪魔するんやったら帰って~あいよ~ってなんでやねん!
目次 [非表示]

概要でっせ編集

吉本新喜劇とは、吉本興業が行う軽演劇の舞台興行およびそれを実施する劇団の名称である。


大阪のなんばグランド花月を本拠地とし、大阪以外では京都の祇園花月、東京・新宿のルミネtheよしもとで定期公演が行われるほか、日本各地で営業公演も行う。

上演は火曜日が初日で月曜日が楽日となる。


テレビ放送は土曜昼に「よしもと新喜劇」の名称で放送。

関西のお昼の定番であり、一時期は在阪各局で同様の番組が放送されていた。


新喜劇を見ていない人にとってはお決まりの一発ギャグの応酬というイメージかもしれないが、そういったギャグは年々減ってきている。シチュエーションで笑わせたり、掛け合いのギャグで笑いを取ったりするボケが増えている。

基本的には「喜劇」なので、最終的にハッピーエンドかつドタバタで締めくくられる。

また、テレビはお昼の放送なのできわどい下ネタは勿論、人が死ぬ描写が一切ないのが特徴。

座長は複数人いて、座長と脚本家が一緒に話し合って出演者と内容が決められる。そのため座長によって出演者や雰囲気は大きく異なる。


歴史でっせ編集

吉本興業はテレビ放送の開始とともに「テレビを使った新しいビジネスモデル」を検討していた。

そんな中、開局間もない毎日放送がスタジオの不足に悩まされており、それを聞きつけた吉本興業が中継の実施を打診、これを毎日放送が快諾。

そして1959年3月1日、うめだ花月劇場開場と同時に「吉本ヴァラエティ」として発足した。

当時から「吉本新喜劇」の名を使用していたが、1964年6月ごろから吉本ヴァラエティを改め「吉本新喜劇」と正式に呼称する。


しかし、1980年代には様々な状況の変化から人気が低迷し存続が危ぶまれる事態になっていた。

これを受けて1989年に半年間の観客動員数18000人という目標を設定し、それに届かなかったら新喜劇自体を廃止する「吉本新喜劇やめよッカナ?キャンペーン」を実施。座員の大量入れ替えを筆頭としたリニューアルを図り、動員数ギリギリで存続が決定した。

合わせてそれまで実施していなかった全国区への売り込みを並行して実施。

中でも浜裕二から改名したチャーリー浜は大ブレイクを果たし、持ちギャグの「…じゃ、あ~りませんか」は1991年の新語・流行語大賞を受賞するに至った。


2022年からは新たに間寛平がゼネラルマネージャーとして現場に復帰。

「漫才師は劇場、落語家は(天神天満)繫昌亭があるのに新喜劇にはなぜ修業の場が無いのか?」とのGMの一言で、なんばグランド花月の隣に若手座員用の「吉本新喜劇セカンドシアター」が新たにオープンした。


超!よしもと新喜劇編集

いわゆる吉本新喜劇の東京進出を賭けて1998年に全国ネットの木曜日20時台で始まったもので、本来は「劇場公演」を収録したのが番組としての「よしもと新喜劇」なのだが、こちらは「テレビを主体とした」作りだった為、新喜劇メンバーは大きく困惑した。それでも死ぬ気でやっていたものの、本来の新喜劇の持ち味が出せず結局1年で打ち切りとなってしまった。

この番組のせいでメインとなる座長達が東京単身赴任の形になってしまい、本家の「吉本新喜劇」にまで質が落ちる等の悪影響が出てしまった。


それでも東京進出をあきらめたわけではなく、1998年からしばらくの間、スタジオアルタを借りて関西向けに番組を収録していたこともあった。その後、2001年の「ルミネtheよしもと」開業に際して本家出身メンバーと東京吉本の芸人を集めた「ルミネ新喜劇→SPコメディ」が始まることとなる。


一方、前述のテレビ放送が関東地方で本格的に開始するのは2013年からとなる。



座員でっせ編集

座長編集


ゼネラルマネージャー編集

  • 間寛平(基本表舞台には出ないが、特別公演や地方公演で座長を担当。)

リーダー編集

座長不在の公演で座長に代わり主役を演じるとともに、劇の脚本・構成を担当する。


過去の主な座長編集


座長以外の座員の皆さんでんねん編集

安尾信乃助

やなぎ浩二

若井みどり(元女流漫才コンビ「若井小づえ・みどり」)

末成由美→末成映薫

楠本見江子

島田一の介

Mr.オクレ

浅香あき恵

帯谷孝史

しゃーやん

高橋靖子

五十嵐サキ

宇都宮まき

青野敏行(元・東映ニューフェイス、漫才コンビ「ポテトフライ」。南方英二(チャンバラトリオ)門下。)

中田はじめ

中條健一

島田珠代

山田花子(2001年から2015年まで一時期離脱。)

秋田久美子

大島和久

中川貴志(漫才コンビ「ランディーズ」)

西川忠志(西川きよしの長男)

アキ(お笑いコンビ「水玉れっぷう隊」)

桜井雅斗

松浦景子

諸見里大介(元『ハム』)

前田真希(元『コメディNo.1』前田五郎の長女、吉田裕の妻)

前田まみ (前田五郎の次女)


物故者編集

※在籍のままなくなった人物。

チャーリー浜(座長経験がないまま重鎮に昇進した唯一の座員。2021年没)

中山美保(体調不良に伴い休養、2017年没)

井上竜夫(2016年没)

島木譲二(2011年の年明け以降、体調不良に伴い休養、2016年没)

桑原和男(2020年を最後に事実上の引退。2023年没)


元座員編集

※2020年現在、現役は太字吉本所属は☆。

花菱アチャコ(漫才コンビ「エンタツ・アチャコ」)

青芝フック(元「漫画トリオ」二代目横山フック)

ヘレン杉本(現・西川ヘレン、西川きよし夫人)

坂田利夫☆・前田五郎(元・漫才コンビ「コメディNo.1」)

岡村隆史ナインティナイン

千原兄弟千原せいじ千原ジュニア

バッファロー吾郎(竹若元博、木村明浩)

リットン調査団(水野透、藤原光博、現・ルミネtheよしもと新喜劇メンバー)☆

レイザーラモン出渕誠住谷正樹)☆

木村祐一☆(ルミネ座長)

130R☆(同上)



大村崑 芦屋小雁 中山千夏 白木みのる 西川きよし☆ 木下ほうか なかやまきんに君☆ 藤井隆

村上ショージ


テーマ曲「Somebody Stole My Gal」編集

日本名は「恋人を取られて」。「ほんわかぱっぱ」の曲調が有名。

テッド・ウィームズではなく、ピー・ウィー・ハントのバージョンが使われた。



ホンマでっか!?サプライズ出演編集

稀に大物ゲストがサプライズで舞台に出演することがある。

2025年の大阪万博のPRで吉村洋文大阪府知事が出演した。


清原和博を始めスポーツ選手や著名人のサプライズやドラえもんを始め人気アニメとコラボしたり数々のコラボレーションが行われた結果、新たなファンが増えたのも事実である。


しかし中でも凄いサプライズ出演となったのは、

2019年4月に当時現職の内閣総理大臣安倍晋三の本人役での出演である。

2019年6月に行われるG20・大阪サミットとそれに伴う交通規制のPRの一環だった。


すっちー「失礼ですけど、どなたですか?」

安倍「安倍晋三です」

すっちー「ホンマに本物?」

安倍「ホンマに本物です」


これは観客はもちろん出演者にも知らされておらず、驚きに包まれた。

座長のすっちーは安倍さんのモノマネをする「ビスケッティの佐竹君じゃないの?」と疑ってしまり、従えている本物のSPの視線が気になって話が入らなかったという。


その後、6月のサミット開催間近には、西川きよし(参議院議員経験者)、池乃めだかすっちー、吉田裕、吉田朱里(万博のロゴの選考委員)が総理官邸を表敬訪問。安倍総理も入室したかと思いきやモノマネをしたビスケッティの佐竹正史であり、数分の茶番のあと、安倍首相本人が入室。

安倍晋三「ビスケッティの佐竹です」

とあべこべな状態にすっちーがツッコむところから始まった。

話を進めていく中、新喜劇の名物がちょくちょく披露されており、めだか師匠のネクタイネタと乳首ドリルを披露している。

まあよくも格式高い場で許されたなと思うが、吉田が乳首ドリル終わったらすぐに服着たのと真面目な性格の西川きよし師匠が場を上手く納めた事から雰囲気的にも悪くなかった。


関連タグやで編集

吉本興業

乳首ドリル

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