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島木譲二

にまいはいざらのきこうし

吉本興業所属だったお笑い芸人、コメディアン(1944年 - 2016年)。主に吉本新喜劇に出演していた。
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概要編集

1944年9月13日生まれ、兵庫県尼崎市出身。本名は濵伸二(はま しんじ)。


プロボクサー出身で西日本ミドル級新人王を獲得。

引退後JBC(日本ボクシングコミッション)の下部組織でタイムキーパーや毎日放送の警備員を経て36歳で芸能界へ。

主に吉本新喜劇や、大阪の地方局で活躍していた。


劇では敵の雇われ用心棒やヤクザの兄貴など、強面を活かした悪役を演じることが多い。

一貫して身体を張ったリアクション芸を売りにしており、ボクサー時代から培った骨太の肉体及びちょっと間違えればヤクザにしか見えない強面とのミスマッチが見る人の笑いを誘った。

放送局によっては、特撮ヒーローやポケモン等と共演することもあり、

金属製の灰皿を使った持ちネタポコポコヘッドは有名だった。

ただし、見栄えと安全面で2枚重ねにしており、

晩年はそのことをネタにされたことから、1枚でやってよく眩暈を起こしていた。



というオチがつく。



また、芸人魂がとても強く、少し振られただけで無茶をする事があり、

ボーリング玉をヘディングしようとして流血した事がある。また2004年末に収録された新喜劇の正月特番の舞台で、頭上高くに放り上げた水晶玉が自分の頭上に落下し脳天を直撃、頭頂部から流血した。しかし島木は頭にタオルを巻いてそのまま収録を続行し、共演者の石田靖に「不死身や!」と言わしめた。


晩年はしばしば体調不良に見舞われ、早期回復を目指して療養生活に入っていたが、

2016年12月16日入院先の病院で脳出血を発症し、72年の生涯に幕を閉じた。


主なネタ編集

  • パチパチパンチ

ただ上半身をひたすら叩くだけ。最後に「どやー!」と叫ぶ。

関東の人から白けさせる様だが、関西では面白さについて賛否両論である。

とはいえ、「島木といえばこれ」というほど有名なネタなのは事実。

  • ポコポコヘッド

金属製の灰皿を使い、頭を軽快に叩くと言うネタ。安全の確保と軽やかな音を鳴らす為、

2枚重ねにしており、晩年ではその事を指摘されるのが定番であり、

「その時に1枚でやれ!」と他の出演者に指示されるが、

勿論、彼はやってしまうので当然、痛い思いをする。

  • カンカンヘッド

「カンカンヘッドは・・・」と唱えた後、主役の芸人が「漢のロマン!」と相槌を入れて、

「言うな――!!」と叫んでグダグダになるコントを交えてから一斗缶で頭を叩き続ける。

この時、安全面を考慮し柔らかい面の部分で叩く。

稀に、硬い角で叩けと無茶振りをされるが、当然やってのける。

ちなみにこのネタで使う一斗缶は安全面のため、一度解体して再度接着して強度を弱めている。

  • マジック

内容は、紐で首を絞めても大丈夫という手品だが、必ず失敗する。

  • スピードハット

牽制として平ゴムを取り付けた帽子を相手へ投げつけるも、

それを奪われてサッカーのように遊ばれるコント。

一度取り返すが、「ハンド!」と言われた拍子にうっかり手放してしまい、

また遊ばれるという流れになる。

  • キュウキュウきゅうべぇ

ポケットに仕込んだ小道具を鳴らして驚かせようとするネタ。

大抵、周りを白けさせてしまう。

  • キック&キック

コサックダンスをするように連続蹴りを繰り出すがバランスを崩してコケる。

  • 駄洒落

様々な場面で言葉遊びを取り入れたセリフを話す。

ただし、島木譲二氏の世代だけに選ぶのがどれも古い時代のものであり、

団塊世代辺りのファンでなくては真の価値が分からない奥の手である。

主に舞台を去る時「出番はもうお終いですよ。」と尾張の国をかけて表明するネタを多く使った。

勿論、晩年には、他の出演者に先を言われるというのがお決まりとなっていた。

関連タグ編集

吉本興業 吉本新喜劇


よくネタを振る人

内場勝則 辻本茂雄

使用武器

灰皿 マジック 一斗缶 帽子


水木しげる - 「コー、コー、コケーカキイキイ」の元ネタは水木氏の描いた妖怪



もしかして→ みんな!死んだふりせい!

誰が熊やアホンダラァ!みんな起きぃ、起きんかい!!

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