概要
2015年9月28日より、NHKで放送されているテレビドラマ(時代劇)。NHK「連続テレビ小説」(通称朝ドラ)の第93シリーズ。
幕末始まりの朝ドラは今回が初めて。
登場人物
- 白岡あさ(しろおか あさ)/ 演:波瑠
幕末の1849年(嘉永2年)生まれ。京都の豪商・今井家の次女。15歳で大阪の豪商・加野屋の次男広岡新次郎に嫁ぐ。
箏や舞より相撲や木登りが大好きな、お転婆な少女時代を送る。珠算や学問にも興味を持ち、輿入れを期にその行動力を商いに遺憾なく発揮する。許嫁時代に新次郎からもらった子供用のそろばん(通称ぱちぱちはん)を大事に使っている。口癖は「びっくりぽん」。
モデルは明治を代表する女性実業家・広岡浅子。
- 眉山はつ(まゆやま はつ)/ 演:宮﨑あおい
京都の豪商・今井家の長女で、あさの2歳上の姉。あさとは対照的に慎ましやか。箏(こと)が得意。
あさとほぼ同時期に大阪の豪商・山王寺屋の長男眉山惣兵衛に嫁ぐ。
- 白岡新次郎(しろおか しんじろう)/ 演:玉木宏
あさの11歳年上の夫。大阪の豪商・加野屋の次男。本業の両替商よりも芸事が好きな道楽息子。あさの豪胆さに惚れ込んでおり、商売に関することはすべてあさに任せている。
- 眉山惣兵衛(まゆやま そうべえ)/ 演:柄本佑
はつの夫。大阪の豪商・山王寺屋の長男。初対面時の態度から、はつから「能面」あさから「白蛇」との印象を持たれ恐れられていたが、意外にも結婚後のはつとの夫婦仲は良好。家業に口出しする母に逆らえずにおり、殺意すら抱いている。
- 五代才助(ごだい さいすけ)/ 演:ディーン・フジオカ
薩摩藩士。あさと面識がある。
のちに五代友厚として知られる大阪経済界の重鎮。
ご存じ新撰組副長。2004年の大河ドラマ『新選組!』からスライド出演。
日本初の女子大学設立を目指し、あさに協力を求める青年。
あさに合うことを目的に加野銀行を度々訪れていたが、逆に「要注意人物」としてマークされてしまう。
加島屋のその後
加島銀行は昭和恐慌によって破綻。その後切り売りの形でばらばらに売却されることとなった。この切り売りされた店舗網は現在の三菱UFJ銀行やりそな銀行(大阪のみ)、中国銀行(中国地方のみ)となったと言われている。しかし、当時の建物は旧池田支店を除きすべて取り壊された。
大同生命保険やユニチカはその後も存続したが財閥解体により経営陣は排除された。
主題歌
関連項目
青天を衝け:本作と同一の脚本家による2021年大河ドラマ。舞台となる時代が本作と同一である他、ディーン・フジオカが同じく五代友厚役で出演。