概要
「ちゅらさん」以来11年ぶりに沖縄を舞台にした朝の連続テレビ小説。
脚本は、「家政婦のミタ」「女王の教室」でお馴染みの遊川和彦。
「既存の朝ドラっぽくないもの」を目指して制作された為、賛否両論の展開が目白押しとなった。
ざっと挙げると…
- 主人公の勤務するホテルが外資系企業に買収され主人公は退職する。
- 主人公が実家のホテルに戻るが、ホテルが父親の借金のかたに売却される。
- 主人公の母親が認知症になり、家族の事がわからなくなる。
- 主人公の父親が一時家族の元から逃げ、改心して戻った途端に事故に遭いそれが元で病死する。
- 主人公が大阪の小さなホテルに就職するが、ホテルが炎上して再起不可能になる。
- 主人公が故郷で新たなホテルをオープンしようとするが、プレオープン後に伴侶が発病し手術により一命は取り留めたものの意識不明になる。
- 主人公が正式にオープンしようとしたホテルが、台風に遭い壊滅的な打撃を受ける。
そして、主人公の伴侶が意識不明でホテルがオープンしないまま物語が完結した。
一応本編の約2年後を主人公の大阪時代の教育係を主役に描いた番外編『富士子のかれいな一日』で、主人公のホテルは復興して無事オープンしたことが語られている。もっとも主人公の伴侶についてはぼかされていて分からないが(主人公は「一緒に花見に行くなど仲良くしている」と語ったが、その前に一呼吸置いている上に伴侶が登場するシーンがないため)。
あらすじ
沖縄県の宮古島にある祖父のホテルを愛する主人公・狩野純は、両親と兄、弟との5人家族。
祖父の没後、父があとを継いだのだが、純は「最近、お客様に笑顔がないように見える」と言い、亡くなったおじいが経営していた頃のような、お客さんが皆笑顔になる「魔法の国」に再生する事を父に訴えた。しかし、大げんかして挫折。それなら大ホテルの社長になってやるとたんかをきって大阪に飛び出した。だが、ホテルの就職面接で、入社する希望の質問に対していきなり「社長になることです!!」と言ってしまったり、面接会場に向かう途中、挙動不審な青年に出会い、その後つきまとわれるようなってしまったり散々であった。
その謎の青年は、「愛と書いて、いとし」だと名乗り、自分は人の顔を見るとその人の本性が見えてしまうのだと言った。そして純だけはそういう裏の顔が見えないから気になっていたのだという。そんな話にとてもついていけない純は、戸惑いを隠せない。
登場人物(括弧内は役者名)
純の父・狩野善行(武田鉄矢)
純の母・狩野晴海(森下愛子)
純の祖父・真栄田弘治(平良進)
オオサキプラザホテル社長・大先真一郎(舘ひろし)
他
関連タグ
純と愛 jun+ai 風間俊介 夏菜 ケータイ小説 スイーツ(笑)