概要
2001年前半放送。
初めて沖縄県を舞台とし、沖縄出身の女優をヒロインとした朝の連続テレビ小説。主演は国仲涼子。
題名は、美しい物を湛える沖縄方言の形容詞に由来する。非常に反響が高く、以来 美ら海水族館など、「ちゅら」という言葉が流行り、沖縄食文化のゴーヤー、海ぶどうなども全国区となるなど、沖縄ブームふたたびとなった。
ヒロイン・古波蔵恵里と家族の絆、運命的な出逢いを果たした上村文也との恋等を描く。それまでのヒット作と比較すると、重い、暗い設定は少ない。また、あちこちに青春アニメ(タッチなど)や民放トレンディドラマの手法を採り入れたことも明かしている。連続テレビ小説では珍しく、本来の視聴者層である主婦層より若い世代、男性にも支持された作品でもあり、土曜日の正午に一週間分の振り返り再放送が組まれ、それも高視聴率だった。
もう一度見たい番組ランキングでは、あのおしんなどを押さえて1位になったこともあり、何度も再放送、特番が組まれた。
ナレーションは、ヒロインの祖母(おばぁ)を演じた平良とみが担当。
視聴者からはおおむね好評を得ており、月曜ドラマ枠で続編が制作された。
2024年8月にフルオーケストラによるスクリーンコンサートを行い、出演者をゲストに据え名場面を振り返ったりしていた。
出演者に沖縄県出身者を多数起用、また声優の戸田恵子(途中からレギュラー、以後も何作か出演)・宮村優子・高橋美佳子らや、後に映画『バベル』でアカデミー助演女優賞にノミネートされた菊地凛子(菊池百合子名義)も出演している。