概要
NHK連続テレビ小説の第104作目で、東日本大震災から10年の節目に「NHK東日本大震災プロジェクト」の一環として2021年5月17日より放送開始。
現代を舞台にしたオリジナル作品で、宮城県気仙沼市の離島・亀島で育ち、やがて気象予報士を目指すことになるヒロインを清原果耶が演じる。
また、朝ドラには珍しく、主人公が既に成長した状態から物語が始まっている。
物語の時代背景は開始時点で2014年であり、歴代朝ドラで最も新しい。平成時代が含まれる朝ドラは他に『あまちゃん』『半分、青い。』があるが、それらの最終時点よりもさらに後である。
第1話放送直後の『あさイチ』で、博多華丸は「朝ドラにスマホが登場したのは初めて」とコメントしていたが、同日の番組内で視聴者から「『あまちゃん』にすでに出ていた」と指摘されていた。
登場人物の中でも特に菅波光太朗の人気は高く、ツイッター上で「#俺たちの菅波」というハッシュタグが作られるほどであり、第72回NHK紅白歌合戦でもこの件に触れられていた。
登場人物
- 永浦百音(ながうら ももね)(清原果耶、2歳時:池村碧彩、幼稚園時:吉田帆乃華、小学2年生時:池村咲良、小学高学年時:櫻井歌織))
主人公。愛称は「モネ」。
1995年9月17日、台風12号による荒天の日に産まれた。高校卒業を機に、祖父の知人である新田サヤカの家に下宿し、登米市森林組合の見習い職員として働き始めた。
中学時代は吹奏楽部でアルトサックスに夢中になり、音楽コースのある本土の高校を受験するも結果は不合格。落胆する中、父と共に昼食のために入ったジャズバーでの演奏に聞き入ったことで、本土にて東日本大震災に被災。震災時に島にいなかったことや、数日後に帰島した際に友人たちが物資運搬の手伝いをしていた姿から、自分の無力さと音楽では窮する人を救えないと痛感して音楽の道を諦めていた。
登米市に観光に来た気象キャスターの朝岡と知り合い、その話を聞くうちに天気のことに興味を持ち始める。更に、林間学校の生徒と山中で雷雨に見舞われたことや、空と海と山が水で繋がっていることを知ったことで興味が深まり、気象予報士試験の参考書を購入。それを所持しているのを診療医の菅波に見られてからは、菅波から終業後 天気に関する知識を教授されるようになるが、やがて自らの知識の生半可さに気付くと「誰かの財産や命を守りたい」との思いから気象予報士資格試験を受験することを決断。3度目の試験で合格を果たした。
2016年4月に上京。銭湯「汐見湯」内のシェアハウスに入居し、朝岡の勤める東京の気象情報会社「ウエザーエキスパーツ」へアルバイトとして報道気象班に勤務。朝の報道番組『あさキラッ』の神野マリアンナが担当する中継コーナー内の「コサメちゃん」と「傘イルカくん」コーナーを担当。更に、朝岡の手伝いで、車いすマラソン選手である鮫島のサポートも並行して行うようになる。サポートチームには菅波も参加し、二人はより親密さを増していった。朝岡がキャスターを降板すると神野が後任となり、中継コーナーは正社員になった百音が代わって担当することになった。翌年、菅波が登米の診療所に専念することを決意し遠距離恋愛になる。
2019年、地域密着型の気象予報士という新事業を社長に提案するも許可が降りなかった。そんな中、これまでにない勢力の台風が襲来し、その荒れた空の影響から実家を竜巻が襲う。それを機に会社を辞めてでも地元に貢献したいという思いが強まり、その想いが通じて基本給のみの支給だがウエザーエキスパーツ地方営業所という立場で帰郷を果たせることになった(2年以内に結果を出すという条件付き)。その一方、入れ替わるように菅波が診療所勤務から再び東京へ戻ることになり、申し込まれていた結婚は保留となった。
帰郷した百音は、気仙沼の市役所員となっていた悠人の助けもあり、気仙沼のコミュニティFM「はまらいん気仙沼」にて、ボランティアながら地域密着型の気象情報を伝えることになる。
永浦家
- 永浦耕治(ながうら こうじ)(内野聖陽)
百音の父。漁業を継がずに、地元の銀行に勤めている。若い頃はジャズトランペッターを目指しており、その経験から百音が中学時代に在籍していた吹奏楽部の指導者をやっていた。
- 永浦亜哉子(ながうら あやこ)(鈴木京香)
百音の母。仙台出身で結婚後に島へ移住した元小学校教師。震災をきっかけに教師を辞め、義父の牡蠣養殖業を手伝っている。
- 永浦未知(ながうら みち)(蒔田彩珠、幼少期回想:寺田藍月)
百音の2つ下の妹。愛称は「みーちゃん」。
生真面目な性格で、父と姉に代わって家業を継ぐべく、研究者になるため水産高校に通い、卒業後は大学に行かず水産試験場で働き始めた。友達は居ないらしく、私事における交友関係は常に姉である百音のコミュニティに拠っている。
亮に好意を寄せており、亮が百音の方と仲が良いこと(百音の同級生の幼馴染なので或る意味当然だが)に対し密かに嫉妬心を抱いている。その亮が自暴自棄から行方不明となったものの百音の電話にだけは出た際は遂に爆発、百音に東京で買ったばかりの自身のワンピースを頭から投げつけ、更に百音が亮を迎えに行き不在の最中に百音とのデートのためやってきた菅波へ八つ当たりのように余計なことを捲し立てるなどした。
実家が竜巻の被害にあった際に百音が帰省。その際、東京から実家に戻ってきていいかを問う百音に対して、かつて自分が百音を島から追い出すような言葉を言ってしまった後悔の念を涙ながらに告げた。しかし、自分が家業を継がなければという思いと研究がしたいという気持ちの板挟み、更に進展しない亮との関係に思い悩むあまり、帰郷した百音に再び感情を爆発させた。
- 永浦龍己(ながうら たつみ)(藤竜也)
百音の祖父。昔は遠洋漁業のマグロ船に乗っていたが、現在は牡蠣の養殖業を営んでいる。
- 永浦雅代(ながうら まさよ)/ナレーション(竹下景子)
百音の祖母で故人。嘗ては民宿を営んでいたが、震災前から認知症を患い休止状態のまま亡くなった。現在は牡蠣に転生しており、海中から家族を見守っている。
更に、百音が『あさキラッ』の中継コーナーの担当を引き受けることを決意したと同時、百音が耕治から貰った手作りの木の笛から芽が生え出ると、今度はその葉っぱに転生した(NHK仙台のtwitterへの投稿によると、耕治が東京へ土産に持ってきた牡蠣の中に雅代の転生した牡蠣があり、そこで食べられてしまったために葉っぱに転生したとのこと)。
亀島の人々
- 及川新次(おいかわ しんじ)(浅野忠信)
耕治の親友でカリスマと呼ばれた漁師。亜哉子が百音を産気づいた際、台風で荒れる海の中を船で本土まで運んだ。
震災により直前に購入した船と住居、更に妻の美波を失った上に、船を購入した際の借金の返済のことで耕治と仲違いしていた。それからは避難所生活で酒に溺れる日々を送っている。
- 及川亮(おいかわ りょう)(永瀬廉)
新次の息子で、百音とは同級生の幼馴染。愛称は亮チン。高校卒業と共に漁師見習いとして漁船に乗っている。荒れ気味の父親のことで自暴自棄になった際に百音の元を訪れると、菅波のことを知りつつも百音に思いを告げる。しかし、愛情より同情を欲しているのを見抜かれ拒絶された。
- 野村明日美(のむら あすみ)(恒松祐里)
百音の同級生で幼馴染。島唯一のスーパーマーケットの娘。愛称はスーちゃん。仙台の短大に通い、卒業後に東京のアパレル会社に就職するも急な事情で住むところがなくなり、百音と同じ下宿先に住むことになった。百音の知らない間に内田衛と「スーちゃん、マモちゃん」と呼び合う仲に。
- 早坂悠人(はやさか ゆうと)(髙田彪我)
百音の同級生で幼馴染。仙台の大学卒業後は気仙沼市役所に勤務している。
- 後藤三生(ごとう みつお)(前田航基)
百音の同級生で幼馴染。1000年以上続く歴史ある寺「星明寺」の跡取り息子。仏教を学ぶべく仙台の大学に通っているが、寺を継ぐのが嫌で逃げ出す。しかしそれは、震災の折に寺へ次々と運び込まれてきた遺体を目の当たりにしたことで、跡を継ぐだけの覚悟を持てなくなったからであり、ちゃんと背負えるだけのものを得てから跡を継ぐつもりだと後に告白。2019年にようやく寺を継いだ。更に、百音と悠人の推薦で「はまらいん気仙沼」でDJをすることになった。
- 及川美波(おいかわ みなみ)(坂井真紀)
新次の妻で亮の母。旧姓は横山。耕治と新次の幼馴染で、耕治が亜哉子と恋仲になるまで焦がれ続けていた女性。明るい性格で、亜哉子が島の生活に慣れる一助となった人物。カラオケの十八番は研ナオコの『かもめはかもめ』。被災し消息不明。
- 横山フミエ(よこやま - )(草村礼子)
新次の妻・美波の母親。現在は本土に在住。自身の老い先のこともあって、新次に美波の死亡届の書類を渡し、役所へ提出するよう持ちかける。
- 後藤秀水(ごとう ひでみ)(千葉哲也)
三生の父で「星明寺」の住職。
登米市の人々
- 新田サヤカ(にった さやか)(夏木マリ)
大山主で資産家。毎朝、『貞山政宗公遺訓』を唱えるのが日課で、伊達家家老の子孫と噂されており、あだ名は「姫」(実際は、1947年9月17日のカスリーン台風による荒天の日に誕生したが、台風による登米の家々の壊滅により、仙台藩主の命令で山林を守る役目を負っていた山主に引き取られた養女)。
広大な山林を所有し、嘗ては金山も所有していた。カフェや診療所も経営している。龍己とは旧知の間柄で、百音が上京するまで家に下宿させていた。
- 菅波光太朗(すがなみ こうたろう)(坂口健太郎)
「よねま診療所」の医師で、中村に頼まれ気が進まないながら一週間ごとに東京の東成大学附属病院から通っている。不愛想であまり人と関わりたがらない。性格が正反対の中村とは反りが合わない。気象に興味を持った百音の勉強に付き合い、終業後には親身になって教えるようになった。百音が上京を決断した同じ頃、中村から東京への帰任を打診されたが、自らもやるべきことを決断しそのまま診療所通いを続けるとした。
百音が上京する際に言った、「東京で逢えるかもしれませんね」という言葉に対し、1300万人もいる中で有り得ないと返したが、勤務している大学病院が「汐見湯」のすぐ裏にあり、また利用しているコインランドリーが「汐見湯」が営業するものであったことから、数度のニアミスの末に4ヶ月後に本人曰く「納得いかない」ことが起こった。
朝岡が中村を通じて東成大学附属病院側に車いすマラソン選手の鮫島のフィジカル面でのサポートを依頼すると、菅波がその担当として派遣される。図らずも百音と一緒にいる時間が増え、二人の親密さが増していき、やがて思いが通じ合うと、二人の仕事の関係上、中々逢えない日々の中で合鍵を渡すまでになるが、登米の診療所に専念することを決断し遠距離恋愛になる。更に2年後、実家に帰郷する百音と入れ替わるように東京に戻ることになり、百音に結婚を申し込んでいたが保留とした。
- 佐々木翔洋(ささき しょうよう)(浜野謙太)
- 川久保博史(かわくぼ ひろし)(でんでん)
森林組合の古参職員で、その知識の多さから定年後も嘱託として勤務している。登米市出身である石ノ森章太郎の大ファン。
- 中村信弘(なかむら のぶひろ)(平山祐介)
よねま診療所の医師で、菅波の研修医時代の指導医。菅波との一週間交代で東京から通っている。また、朝岡が大学病院側に鮫島のフィジカル面でのサポートを依頼する際の仲介役も担った。
- 田中知久(たなか ともひさ)(塚本晋也)
ジャズ喫茶のマスターで愛称はトムさん。ステージ4の肺ガンと診断されており、よねま診療所で通院治療している。耕治と亜哉子とは旧知の仲で、二人の馴れ初めも知っている。
- 木村慎一(きむら しんいち)(アベラヒデノブ)
森林組合職員。
- 山崎有香(やまざき ゆか)(佐藤真弓)
森林組合の職員。
- 熊谷さん(くまがい -)(山本亨)
森林組合の山番頭。愛称はクマさん。
- 福本圭輔(ふくもと けいすけ)(阿久津慶人)
林間学校で、林業の体験学習に来た小学生。山中で百音と雷雨に見舞われる。
気仙沼の人々
- 遠藤克敏(えんどう かつとし)(山寺宏一)
気仙沼市役所の職員で、悠人の上司。市の観光課と、住民の様々な要望に応える「はまらいん課」の課長を兼任。震災直後に小山と共に「はまらいん気仙沼」の前身である災害FMを立ち上げ、現在も時折そのパーソナリティーを務める。
- 高橋美佳子(たかはし みかこ)(山口紗弥加)
気仙沼で居酒屋を営む女性。かつては災害FMでボランティアとして放送に参加していた。
- 水野一花(みずの いちか)(茅島みずき)
東京の大学で町づくりを学んでいる大学生。現在は大学を休学して気仙沼に移住している。
- 小山繁樹(こやま しげき)(佃典彦)
漁業無線の修理を行っており、遠藤とともに「はまらいん気仙沼」の前身である災害FMを立ち上げた人物。現在もその代表を務めており、不慣れな百音に対して諸々助言をする。
- 太田滋郎(おおた じろう)(菅原大吉)
気仙沼中央漁協の組合長。黙っていると顔が怖くなる。アワビの開口日を予測させてほしいという百音を当初は相手にしなかったが、その開口日の発表の際に百音が渡した天気図も参考にしたことを告げた。
- 石井あかり(いしい - )(伊東蒼)
百音の職場に現れた中学3年生の女子。かつての亜哉子の教え子で、6年前に母の実家の北海道へ転校し、最近になって戻って来た。
- 金子伸介 (かねこ しんすけ)(遠山俊也)
東京国際海洋大学教授。研究者として優秀な未知に対し、水産試験場を辞めて大学で研究に専念することを勧めているが断られ続けている。
- 村越晴香 (むらこし はるか)(小野寺ずる)
農業を営む女性。昨今、自分の地域で雨の量が減ったため「はまらいん課」に相談に来た。
漁協で働く漁師。役名は無し・・・・ちょっと何言ってるか分かんない。
- 漁師B (伊達みきお(サンドウィッチマン))
漁協で働く漁師。役名は無し・・・”無し”なんでカロリーゼロ。
気象情報会社 ウエザーエキスパーツ関係者
- 朝岡覚(あさおか さとる)(西島秀俊)
有名なTVの気象キャスター。サヤカと中村とは震災から間もない救援活動の頃からの知り合い。やりたいことが見つからない百音に「気象予報は未来を予測できる世界」と教え、気象予報士を目指すきっかけを与えた。
大学時代は駅伝の選手であり、風に強く区間新記録を出すほどで『風の神』と異名を取るほどだったが、4年生の1月のレースのとき、暑さに弱かった朝岡は熱中症のためにレースを途中棄権しており、そのこともあって、鮫島のサポートを機に社内にスポーツ気象のセクションを作ろうと考え、社長から鮫島のサポートが上手くいったらとの約束を取り付ける。結果、サポートは成功し、スポーツ気象を含む新規事業開拓に専念するためキャスターを降板する。
- 神野マリアンナ莉子(じんの - りこ)(今田美桜)
報道気象班に在籍。朝岡がキャスターを務める報道番組『あさキラッ』の「マリアンナのお天気中継」という、屋上からの中継コーナーを担当している気象予報士。普段は見た目からしてキラキラした清楚なイメージだが、歯に衣着せない性格。小さい頃から報道キャスターになるのが夢で、本名ではあるが「マリアンナ」を名乗っているのも目立って覚えられやすいから。
朝岡がキャスターを降板するとその後任となるが、視聴率低下により朝岡の提案で内田との日替わり担当になる。その後、百音が東京を去る同じタイミングで、高村の推薦により2020年1月から仙台中央放送の帯の報道番組「夕方ホット」のメインキャスターになることが発表された。
- 野坂碧(のさか みどり)(森田望智)
交通気象班に在籍。水害対策として、針葉樹にスポンジのように水を吸い上げる力があることを証明するべく、あらゆる針葉樹の保水力を調べるために登米の山林へフィールドワークに訪れた際に百音と知り合う。
- 内田衛(うちだ まもる)(清水尋也)
報道気象班に在籍。予報士試験に一発合格した秀才で、その風を見極める才能から朝岡により大学院から社員として引っ張ってこられた。自らが花粉症であることから、その対策用アプリを完成させるべく、野坂と共に登米の山林へフィールドワークに訪れた際に百音と知り合う。
今でこそマッシュルームカットにメガネというヲタクぽい容姿だが、高校時代は長身を生かしてモデルをやっていた。そのギャップに「面白い人」と明日美に興味を持たれ、百音も知らぬうちに「スーちゃん、マモちゃん」と呼び合う仲に。
朝岡の後任となった神野のお天気コーナーが視聴率低下すると、朝岡の提案で神野と日替わりのキャスターになった。
- 安西和将(あんざい かずまさ)(井上順)
ウェザーエキスパーツの社長。自社のキャラクターグッズ「コサメちゃん」と「傘イルカくん」をヒットさせるのが夢で、百音が採用面接の前日に中継コーナーで両キャラのぬいぐるみを用いたことでキャラ名がTwitterのトレンド入りを果たすと、百音を面接無しで採用した。
- 星野光助(ほしの こうすけ)(もう中学生)
流通気象班に在籍。ドラマのオープニングには役名ではなく「提案者」と記載。
ウェザーエキスパーツの新規事業審査会に於いて、宇宙天気プロジェクトをプレゼンし、太陽風による通信障害等の危険性を手作りの段ボール製パネルを用いて説明した。タメになったねぇ~。
Jテレ 関係者
- 高村沙都子(たかむら さとこ)(高岡早紀)
テレビ局「Jテレ」の社会部気象班の制作進行デスクで、朝の報道番組『あさキラッ』の番組責任者。かつてはキャスターだったが、何度か上層部と揉めて降番になった経験がある。
- 沢渡公平(さわたり こうへい)(玉置玲央)
「Jテレ」社会部の気象庁担当記者。ステレオタイプともいうべき軽薄な業界人だが仕事は出来る。
『あさキラッ』のキャスター。
- 板谷沙織(いたや さおり)(袴田彩会)
『あさキラッ』のキャスター。
汐見湯の人々
- 井上菜津(いのうえ なつ)(マイコ)
一部をシェアハウス化した銭湯「汐見湯」の店主。龍己の築地の知り合いから紹介された百音の下宿先の大家でもある。お人好しで、頼まれると断れない性格らしい。百音が東京を去る日、密かに描いていた百音と菅波が並んで座る後ろ姿の絵をプレゼントした。
- 小倉肇(おぐら はじめ)(沼田爆)
菜津と同居している菜津の祖父。
- 小倉光子(おぐら みつこ)(大西多摩恵)
菜津と同居している菜津の祖母。
- 宇田川さん(うだがわ - )(???)
正確な名前は不明だが菜津は「ヒロくん」と呼ぶ。
小倉家が昔世話になった人の孫で菜津より年上で性別は男性。達筆で且つ絵が上手いらしく、菜津は絵を教わっていたという。常に部屋に引き籠って一切姿を見せないが、唯一夜中に人知れず浴場に現れては掃除してくれるいい人。
元々人づきあいが得意な方ではなく、それでも就職し営業職についたものの精神疾患を患い、以降は人前に出られなくなってしまったという。
最後まで姿を見せることは無かったが、百音が東京を去る日、過去に自分の描いた絵をプレゼントするよう菜津に言伝した。
東京の人々
- 鮫島祐希(さめじま ゆうき)(菅原小春)
前回のパラリンピック選考会で熱中症になり代表を逃した経緯から、競技日の気象情報や自身のサポートを「ウェザーエキスパーツ」に依頼する。結果、強化指定選手に、更にパラリンピック代表選手に無事選出される。
- 宮田彰悟(みやた しょうご) (石井正則)
菅波が研修医時代、初めて担当した患者で元ホルン奏者。肺ガンの手術によってプロ活動ができなくなり、現在はボイラー技士となっている。汐見湯のボイラー修理に訪れた際に偶然、菅波と再会する。
主題歌
作詞・作曲:藤原基央
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