概要
まなつの父・大洋が、海の家兼スクーバダイビングの店を営んでおり、観光地でもある模様。
気候の詳細は不明だが、少なくともまなつが知る限りでは雪は全く降らないようだ(劇場版で判明)。
第1話の描写では定期船のフェリーが就航しており、そこそこの規模はある島のようだが、まなつを見送りに来た島民は老人や子供ばかりで同年代の者が見当たらず、人口はあまり多くないように見受けられ、第5話でまなつも「年の近い友達がいない」と語っている。
まなつが「都会の華やかさに憧れている」という設定で物語が始まっているので、少なくともこの島はそういうものとは縁遠い環境であったのは確かなようだ。
夏のお祭りでは「願い石」を海に投げ入れるという風習がある。
これは石に自分が叶えたい願いを書き込んで海に投げ入れるというもの。
ただ、これは「来年のお祭りまでの一年の間に叶えたい願い」を書くものだとされている。
これは「壮大な未来の夢」ではなく「今、必要なこと」を真摯に願うということであり、本作のテーマである「今、一番大事なことをやろう」に通じるものでもある、
島の秘密
昔の時代、あとまわしの魔女とは別の誰かが「愚者の棺」を開こうとやる気パワーを集めていたが、その野望は当時の人魚によって阻止された。
その何者かが集めたやる気パワーは、とある「杯」に溜め込まれており、人魚はその杯が悪用されないように南乃島の洞窟に封じた(このことから、この人魚はやる気パワーを人間に返すことがでるマーメイドアクアポットを使えなかったと思われる)。これと同時に、パフュームシャイニーブレスを「杯」と一緒に納めている。この意味については不明であるが、パフュームシャイニーブレスが「杯」の上に安置されていたことから、杯に込められた力が漏れ出ないように封ずる祭器の役割があったのかも知れない。
それから時がたった現代では、島の住民の間では、「昔の海賊が洞窟に宝を隠した」という伝説が伝わっている。長い時の中で人魚が海賊にすり替わってしまったようだ。
そしてこの洞窟は南乃島の観光名所として一般に公開されてしまっている。入場料は100円。
ただ、この洞窟で公開されている巡回ルートは安全な場所に限られており、末探索の場所がいくつもある。そして宝はその未探索部分に隠されていた。
第22〜23話では、「杯」を奪おうとするあとまわしの魔女たちと、財宝を探して一攫千金を夢見るトロピカる部の間でドタバタの争奪戦が起こることになる。最終的にパフュームシャイニーブレスはプリキュア達の手に、「杯」はあとまわしの魔女たちの手に渡ることになった。
なお、島の語り部であるとみ婆が語るところでは、自分が子供の頃に語り部の婆さんから「子供の頃に森に人魚を見た」という話を聞かされたのだという。お婆さんが子供の頃に出会ったお婆さんがさらに子供の頃なので、人魚がこの洞窟に「杯」を封じたのは100年以上昔の話と思われる。なお43話でその人魚の正体は若かりし頃のグランオーシャンの女王であったことが判明した。