概要
本作における心のエネルギー。名前の通り、「やる気」の源となる力。
この作品ではビンや盃に溜めておいたりもできる。
人によっては固形だったりもする。
特徴
これを奪われた者は、やる気がなくなってしまう。
怠惰な性格になるというよりも、重度の抑うつ状態のようになる。身体を動かすことも苦痛となる。
同時にそれは、後述する一味にとっては歯向かう敵対勢力がいなくなり侵略が有利になる。
あとまわしの魔女たちは、ヤラネーダという怪物を使って人々からやる気パワーを奪い取ることができる。
第1話開始以前に、海底の人魚の国グランオーシャンは魔女の手下たちの侵攻を受け、住人である人魚や海の妖精たちは根こそぎやる気パワーを奪われた。今は王国の住人たちのほとんどが無気力になり倒れ伏している状態である。
そして魔女の手下たちが次なるターゲットとして人間の世界(=地上の世界)へとやってきたことで、本作の物語が始まる。
敵の首領であるあとまわしの魔女は、手下たちが奪ってきたやる気パワーを「愚者の棺」と呼ばれる球体に注ぎ込んでいる。
これがすべて満たされると自分の悲願が叶うのだという。
その願いとは彼女が理想とする「あとまわしの世界」であるが、どのような世界かは不明であった。
ゼンゼンヤラネーダが戦力として加わった第10話にて、「ヤラネーダの元に戻して撤退する事が可能」であると判明した為、やる気パワーを確実に確保するのであれば出撃の度にいちいちプリキュアにちょっかい出すよりもやる気パワーを奪った上で撤退を繰り返せば良いと言う意見もある。
第16話では流石の彼らも「こちらがパワーアップを果たしてもやる気パワーを取り返すローラをどうにかしなければ結果が変わらない」事を悟り、やる気パワーを奪い返される前に彼女を妨害し(一部の視聴者も指摘をした)、やる気パワーを奪ったまま撤退する事に成功した。
またあとまわしの魔女たちは、プリキュア達が把握してないところでもヤラネーダを活動させており、これによって一定量のやる気パワーを得ている事が第17話で判明している。ただしそうはいっても、大部分のヤラネーダはプリキュア達によって阻止されているようだ。
第22〜23話では、100年以上前に魔女以外の何者かが集めていたやる気パワーが封じられていた「杯」を魔女側が入手することに成功。これによって魔女に必要なやる気パワーの半分を一気に蓄えることができた。
この他、後にヌメリーがやる気パワーのタンス貯金をしていた事が判明していた事から、第27話で彼女があおぞら水族館に潜入して最初にやる気パワーを奪った人間がそのまま帰宅した様子から、マーメイドアクアポットでやる気パワーを戻す際にはその場にいない人間のやる気パワーは戻らない可能性が高い。
あとまわしの魔女たちがやる気パワーを集め続けていた目的は第43話で明らかになった(こちらを参照)。その意味を正確に理解していたのはバトラーのみであり、召使達はこの時点で自分達が今までしてきた事の本当の意味を初めて知らされ困惑していた。