「ヤラネーダ~!」
概要
『トロピカル〜ジュ!プリキュア』第10話から登場するヤラネーダの強化態。
第9話でバトラーによって存在が判明する。毎回召使い達がやる気パワーの略奪の失敗と日々プリキュア達が確実に強くなっている事を見越して、あとまわしの魔女がゼンゼンヤラネーダの核を新たに作った。「ヤラネーダのもと」は紫色に対し、こちらは緑色である。鳴き声は相変わらずヤラネーダと同様「ヤラネーダ!」である。
なお、プリキュアシリーズで怪物が強化されて名称も変わる事は時々あるが、10話でというのは2022年現在の最速記録。次点はデリシャスパーティ♡プリキュア13話で初登場したモットウバウゾー。
ヤラネーダとの差異
外見
ヤラネーダの口は『人間の唇』に近いに対し、ゼンゼンヤラネーダは牙を剥き出しにした怪獣の口吻で、三角形だった鼻は丸い形になり、目の上に生えていたまつ毛は目の下部分に生えている。
身体に魚のヒレのようなものを生やしているのも共通だが、ヤラネーダが背びれのような形だったのに対し、ゼンゼンヤラネーダは「尾びれ」のような形になっている。
戦闘能力
見た目はほとんど変わらないが、初期メンバーの個人技では浄化までに至らない程に強化されている(初期メンバーの個人技でもダメージ自体は与えられるので、足止め程度の効果なら出せる)。
ハートカルテットリングをセットしミックストロピカルスタイルに進化した合体技「プリキュア・ミックストロピカル」及び、キュアラメールの個人技である「プリキュア・くるくるラメールストリーム」を使うことで浄化は可能である。
初登場回ではヤラネーダでは奪えなかったまなつの「やる気パワー」を一度は奪い取ることに成功しており、性能面でも強化されているようだ。
2体同時に登場した回ではコーラル、パパイア、フラミンゴを圧倒しやる気パワーを奪っている。
ただ、プリキュアのやる気パワーを奪うのは、そのプリキュアが油断しているとき(第10話)や強いダメージを与えてノックダウンした時(第17話)に限られるようで、毎回できるようなものではない。
初登場時こそプリキュア達の物理攻撃がほぼ通用しないという演出でヤラネーダとの強さの違いが明確になっていたものの、以降の回では普通にプリキュア達の物理攻撃に怯んだりしており、「初期メンバーの個人技で浄化できない」以外の点ではこれまでのヤラネーダとさほど変わらない扱いとなっている。
その強さはGo!プリンセスプリキュアでと例えると深紅タイプのゼツボーグ並である。
各話のゼンゼンヤラネーダ
登場話 | モチーフ | 召喚者 | やる気パワーの色 | 概要・活躍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
10 | 英語の教科書、鉛筆、三角定規、消しゴム | チョンギーレ | レインボー | 複数の勉強道具が合体/一時撤退している | 最初のゼンゼンヤラネーダ。 |
11 | テトラポッド | ヌメリー | 赤 | 高速回転が得意 | |
12 | すべり台 | エルダ | 青 | 腕が伸びる※プリキュア到着までエルダがすべり台で遊んでいた | |
13 | 拡声器 | チョンギーレ | 黄 | 音波攻撃を使う | |
14 | 積み木 | エルダ | - | バラバラになってもすぐ再生する、顔が板状のブロックだったのに、変形後は何故か顔の形状が階段状に変化していた | |
15 | クロワッサン | チョンギーレ | 黄 | - | - |
16 | 漁船 | 〃 | ??? | 伸びる碇で攻撃/偽物のマーメイドアクアポットを大量に吐き出す/投網でローラを捕獲する | 倒されていない |
17 | 煙突 | 〃 | ??? | もう一体の浮き輪型と同時に登場、プリキュア3人を圧倒し変身解除させる | キュアラメールの初陣の相手。 |
〃 | 浮き輪 | ヌメリー | ??? | 煙突型と同時に登場、浮き輪を自在に飛ばし攻撃する | 〃 |
18 | コースロープ | 〃 | オレンジ | 伝説のポケモンのような外見、宇宙竜のように円盤形態に変形して相手を押し潰す。 | |
19 | カラーコーン | エルダ | ??? | 番組冒頭でいきなり浄化されるという出オチ扱い | |
〃 | ショベルカー | チョンギーレ | - | 某蛮機獣と似たような攻撃をし、キュアサマー以外の4人を土で固めてしまう | |
20 | パン屋の看板 | 〃 | 黄緑 | - | 初のやる気パワーの色が2色 |
21 | まなつのトランク | 〃 | 赤 | 自身のトランクが標的にされた影響か、召喚時にまなつがゼンゼンヤラネーダの腕にしがみついている/トランクに入っている物を飛ばして攻撃 | |
43 | 聴診器 | ヌメリー | - | 魔女の館に潜入したプリキュア(コーラル、パパイア、フラミンゴ)を倒すために召喚 |
余談
名前の由来は恐らく、『全然』+『やらねぇ』+東北弁『~だ』と思われる。
そのネーミングセンス、第10話の次回予告でまなつのやる気パワーが奪われるインパクトの強さから、初登場前にTwitterではトレンド入りを果たした。
16話で出現した漁船ゼンゼンヤラネーダはローラを捕獲し撤退した為、唯一倒されておらず、奪われたやる気パワーもあとまわしの魔女の手に渡ってしまった為、劇中でやる気パワーを奪われた漁師達はグランオーシャンの住人たちと同じような無気力状態になっていたが、第45話にてキュアラメールが愚者の棺に注がれたやる気パワーを全て取り戻したことで無事復活した。
関連タグ
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