きらめく宝石!キュアコーラル!
CV:花守ゆみり
概要
トロピカル〜ジュ!プリキュアの涼村さんごが変身する、チークがチャームポイントのプリキュア。イメージカラーは紫。変身の際のメイクの順もリップ、アイズ、ヘアーと来て最後にチーク、そしてドレスで変身を完了させる。全員で変身するときも、変身バンクでチークを担当するのは彼女であり、メイク順はキュアサマーと同じ(チーク、アイズ、ヘアー、リップ)になるため、先陣を切ることになる。
歴代プリキュアとしては66人目。
コーラルという名の通りモチーフは「珊瑚」で、その中でもマイナーな印象である紫の種類をイメージしている。
これは「”珊瑚”や”可愛い”といえばピンク」という、「決めつけや同調の類」に囚われない事を決めた、彼女の意思が反映されていると思われる。
シリーズ初の中1の紫キュアであり、2号キュアの紫キュアはキュアマジカル以来であるが、マジカルの場合は本編の大半は中学2年生なので、全編通して1年生という意味ではコーラルが初となる。また、マジカルはキュアミラクルと同時に覚醒している(※そもそも2人が揃わないとプリキュアに変身できないため)ので、単独かつ2番目に紫キュアが来るのはコーラルがシリーズ初となる。
容姿
紫のロングヘアをお下げにしており、中部に黄色いリボン、下部にはピンクのリボンを両側にあしらっている。また、水色のラインが入った青いリボン付きの白い水兵帽を被っている。
この帽子は上から彼女の頭の上に「ポン」と降りて来てから被る形になっている為、プリキュアでは珍しく帽子が外れたり、ずれたり、飛ばされないように必死に押さえる描写が存在する。
チークがチャームポイントなだけあり、頬には左に大小2つ、右に1つのハートマークがあしらわれる。
紫色のワンピースはオフショルダーで、大きめのケープが付く。胸に貝を象ったブローチを着ける。腰には水色のフリルがあり、スカートの下に薄紫色のスカートフリルがある。
手には紫色のリボンがついた薄水色のフィンガーレスグローブ、脚には靴底が紫の白いロングブーツで足首に薄黄色のアンクレットを着けている。
瞳の色は藤黄色のままであるが、水色のハートが入る。紫キュアでは異色のカラーリングの瞳である。
従来の紫キュアは大人びた容姿やミステリアスな雰囲気が印象的であったが、キュアコーラルはそれとはほぼ真逆な方向性であり、可愛らしさを全面に押し出した姿になっている(可愛らしさを重視したコスチュームの紫キュアとしてはキュアアムールの前例があるが、彼女は大人びた容姿にキュートな衣装を合わせている)。
戦闘スタイル
プリキュア恒例の盾役であり、両手の人差し指を重ねて×印を作ることで、×の字型のバリアを展開することができる(展開時には「ペケ!」という可愛らしい音声が鳴る)。使用頻度は高く、敵の攻撃を幾度も防いでいる。
バリアの性能はコーラル本人のコンディションにも左右されるらしく、その時々によって防御力はまちまち。
見るからに強烈そうな攻撃を受け止めても破られない場合もあれば、空腹の状態で展開した際は上半身を守れるかも怪しい程のミニサイズになった上、顔面に直撃してもやや怯む程度の雪玉をいくつか防いだだけでヒビが入ってしまった。
ただし、強化タイプの敵の攻撃を防ぐだけの能力は有しており、初期技としては歴代の盾キュアの技と比べても堅牢な盾であるといえる。
なお、39話において、さんごが自分のやりたいことと戦闘での役割を自覚したことにより、仲間へのペケバリア複数展開およびシールドの防御上昇という応用技を見せた。
(この時、人差し指のバッテンから全ての指を交差させてバリアを複数展開し、その後祈り手の形に指を握ることでバリアの厚みを増している)
他にも、このバリアは音波攻撃を弾き返すことが可能(13話)である。他の攻撃は防ぐだけだが、音波攻撃に関してはカウンター技として機能するようだ。
移動しながらの展開も可能であるが、バリアの範囲は直線的であるため、横や後ろは丸裸である。第17話では浮き輪型ゼンゼンヤラネーダにこの弱点を突かれる形で攻撃を受けてしまい、敗北してしまった。
SNS上では、放送初期の頃にはペケシールドと間違える人が多く見られた。
- 格闘戦
また防御性やデザインから一見鈍そうに見えるが、身体能力に関してはキュアサマーと全くの互角で、プリキュアとしての初戦から息の合ったコンビネーションを見せている。
持ち技
- プリキュア・もこもこコーラルディフュージョン
ハートルージュロッドで発動する個人技。
投げキッスから生み出したハート型エネルギーがリボン型のクッションとなりその上にちょこんと座った後、クッションのハート型部分からエネルギーを成長するサンゴのように増殖させ、相手を包み込んで浄化する。
ディフュージョン(diffusion)とは「拡散」「伝播」等の意味。
ゼンゼンヤラネーダ登場以降は一切登場しなかったが、第32話にて攻撃技として久々に使用された。
ちなみに、放送初期の頃にはディフュージョンをイリュージョンと間違う人がSNS上で多く見られた。
強化フォーム
第10話より初登場。
サマーのハートルージュロッドにハートカルテットリングを装着してフリルが追加される。通常技ではヤラネーダには通用したが、強化されたゼンゼンヤラネーダには合体技「プリキュア・ミックストロピカル」で浄化する。彼女が渡すのは「やさしいハート」。
技が決まって決めポーズを取る時に一瞬だけ帽子が外れ、爆風が生じると笑顔のまま帽子を手で押さえる仕草を取る。
第29話より初登場。
伝説のプリキュアから授かったランドハートクルリング及びマリンハートクルリングをトロピカルハートドレッサーにセットすることでフォームチェンジする。合体技「プリキュア・ランドビートダイナミック」で生物型以外を、「プリキュア・マリンビートダイナミック」で生物型超ゼッタイヤラネーダを浄化できる。
『映画トロピカル〜ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』に登場する劇場版限定フォーム。
関連動画
なお、公開されてから数日でキュアサマーの変身シーンの再生回数を抜かし、現在はトロプリのメンバー内で最多。
変身前の姿と変身後の姿のタグの使い分けに関する注意と配慮について
プリキュアに変身した後の姿しか描かれていないイラストに対して、変身前の姿である『涼村さんご』等のタグを付ける行為は、変身前の姿のイラストだけを見たい人にとっては検索妨害になってしまうので、そのような行為は避けるべきである。
また、変身前の姿しか描かれていないイラストに対して、変身後の姿である『キュアコーラル』のタグを付ける行為に関しても同様に避けるべきである。
中にはもちろん、変身前後の姿の両方のタグが付けられている事を気にしない人もいるだろうが、検索の際に気になるという人もいるため、そのような人への配慮としてタグの使い分けをしっかりと行う事が推奨される。
関連タグ
トロピカル〜ジュ!プリキュア トロピカルージュプリキュア 涼村さんご
2号キュア
キュアフォンテーヌ → キュアコーラル → キュアスパイシー
紫キュア
※公式からはゴールドとして扱われている。