二人の奇跡!キュアミラクル!!
CV:高橋李依
概要
本作品の主人公である朝日奈みらいが変身する魔法つかいプリキュアの1人。プリキュアオールスターズでは通算42人目のプリキュアとなる。
イメージカラーはカラフルスタイルによって複数所持しているのだが、各種メディアでアイコン的に扱われている「ダイヤスタイル」の姿ではピンクの衣装を纏う。(→桃キュア)
イメージシンボルはハート。
キャラクターとして
ナシマホウ界(いわゆる人間界)に住むごく普通の少女であったが、魔法界に住むリコ/キュアマジカルと出会ったことをきっかけに、伝説の魔法使い「プリキュア」に選ばれた。そして二つの世界を行き来する冒険の日々が始まることになる。
詳細は変身前である朝日奈みらいの項を参照。
プリキュアに変身する時は、モフルン、「守りの石」のいずれかのリンクルストーン、そして相方のリコを必要とする。つまり一人だけで変身できないタイプのプリキュア。
(上記の 二人の奇跡! はここに由来している。)
変身前のみらいは何処となく幼児体型なデザインがされているのだが、キュアミラクルへ変身すると、胴体や手足がスラリと長くなり大人びた雰囲気になる。頭身も長くなっているので身長自体が少し大きくなっているようだ。
なお変身後は胸が少しばかり膨らんでおり、特にルビースタイルの衣装でそれがよくわかる。
これはフレッシュプリキュア以来である。
←before after→
カラフルスタイル
キュアミラクルは変身時に使用するリンクルストーンの種類によって、4種類の全く別の姿のプリキュアに変身する。そしてどの姿に変身したかによってプリキュアとしての戦闘能力が大きく変わる。この変身システムをカラフルスタイルと呼ぶ。
変身後に二段変身するタイプのフォームチェンジとは異なり、変身時にどのスタイルになるかを選択する必要がある。
また、キュアミラクルとキュアマジカルは変身時に同じリンクルストーンを使う必要があるため、必ず同じ種類のカラフルスタイルに変身することになる。
各形態の特性は単独記事に掲載。
- ダイヤスタイル(キュアミラクル)
魔法戦闘が可能なベーシックタイプで、ピンクを基調とした衣装を纏う。各種メディアでの作品紹介ではキュアミラクルは基本的にこの姿で描かれている。
プリキュアらしくフリルとリボンに飾られたふんわりしたデザインだが、腰部分がコルセット調になっているのが大人っぽさを印象付けている。ちなみにスカートの中はドロワーズ。
- ルビースタイル(キュアミラクル)
怪力自慢のパワータイプで、赤を基調とした衣装を纏う。
また、足元は白い膝丈のオーバーニーソックスに赤いストラップシューズを履いている。
- サファイアスタイル(キュアミラクル)
飛行可能なスピードタイプで、青を基調とした衣装を纏う。
ギリシャ(というかローマ帝国時代)風のデザインでオリエンタルなのが特徴。歴代のプリキュアで初めて、ストールも衣装に含まれている。
スタッフのインタビューによるとグレートバリアリーフの真昼の海がモチーフとなっている。
- トパーズスタイル(キュアミラクル)
道具を自在に錬成するトリッキータイプで、黄色を基調とした衣装を纏う。
三つ編みを輪っか状(ドーナツ状)に結わえており、大きなキャンディの形をしたリボン(左右で色が違う)が目を惹く。
フォームチェンジ
上記いずれかのカラフルスタイルに変身した後、さらに特定のリンクルストーンを使うことで強化フォームにフォームチェンジすることができる。(いわゆるスーパープリキュア化)
- アレキサンドライトスタイル(キュアミラクル)
第31話より登場した強化フォーム。ダイヤスタイルをベースに、翼状のマントが背中に装着され、頭には大きなとんがり帽子を被る。
また、フリルなどの装飾がダイヤスタイルの時より増量しており、腰や足に光のリングが取り巻くようになる。
- ハートフルスタイル(キュアミラクル)
『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』登場する劇場版限定フォーム。アレキサンドライトスタイルの細部のデザインをリファインしたもので、実質的な役割や能力はアレキサンドライトスタイルと全く同じ。
特徴・戦闘スタイル
前述の通りキュアミラクルは変身すると外見が成長するが、同時に内面も多少変化する。
キュ荒ブリーと称されるように縦横無尽に暴れまくるラブリーや、力強く気合いを込めて戦うフローラといった直近の先輩と異なり、ミラクルは(ルビースタイル以外では)戦闘でもあまり気迫を前面に出さないところがある。
むしろ普段のみらいが明るさと人懐っこさの裏に隠し持っている、クールな一面が表に出ていると言えるだろう。
その特徴は戦闘スタイルにも現れており、拳や蹴りを打ち合う肉弾戦をあまり仕掛けない。
代わりに、動き回ったり銀魔法やトパーズのビットを駆使して敵の隙を探し、強力な一発を急所に叩き込む戦法を多用する。
今作の怪物は飛び道具を多用するため、それを誘導して自爆させる手も好む。
ふたりキュアだけあって、プリキュア同士のコンビネーションにも長ける。
他にも、ルビースタイルの時は力押しを重視し、サファイアなら空中戦を仕掛けるなど、前述のカラフルスタイルによっても戦法に変化がある。
映画
こちらに詳細は譲るが、マジカルと共に魔法つかいプリキュア!での映画出演は最初の春映画である『プリキュアオールスターズみんなで歌う♪奇跡の魔法!』から通算し7作連続出演を記録し、この内ミラクルのみ7作目である『映画プリキュアミラクルユニバース』が声ありの出演なので、2021年3月現在7作連続で声あり出演を記録した唯一のプリキュアとなった。
演者である高橋李依女史が放映中から人気声優であった事もあるが、ミラクルそのものが2010年代のプリキュアで最上位級の人気を誇ることもあり、近年は(設定上、花海ことはが顕現すれば、往時の変身能力を即座に取り戻せるからか)初期世代におけるキュアドリームに相当するような新旧プリキュアの橋渡し役を担うポジションになっている。2024年には『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!』に公開時点の前々作であるデリシャスパーティ♡プリキュアのキュアプレシャスを差し置いて、先輩として参戦している(参戦理由は映画の記事を参照)。
このように、現役引退後の客演回数が近年のプリキュアでは突出している事から、キュアブラック、キュアドリームに次いで、シリーズの顔役になっているといえる。
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