CV:沢城みゆき
概要
ホープキングダムの王女で、本名はプリンセス・ホープ・ディライト・トワ。「紅城」という名字は、人間界に滞在するにあたり、望月ゆめが命名した。
誕生日は12月15日。
カナタ王子の妹にあたり、第22話より本作4人目のプリキュアであるキュアスカーレットに変身する。
第19話でのミス・シャムールの思い出話の中でカナタの妹であること、第20話でカナタ自身の口から妹のことが語られたときに「トワ」という名前が判明した。
トワは幼い頃に行方知れずになっていたが、プリンセスプリキュアのライバルとして何度も戦ってきた「絶望のプリンセス・トワイライト」が、トワ姫の変わり果てた姿であったことが第21話で判明した。
トワは魔女ディスピアの洗脳によって記憶と姿を改ざんされており、自分をディスピアの娘だと信じ込んでいたが、プリキュアたちの奮闘により洗脳が解かれ、第22話で本来の記憶と姿を取り戻す。
その後はプリキュアたちの仲間になった。
兄の名前は「彼方(かなた)」から取られているとすると、妹の名前は「永遠(とわ)」から取られていると思われていたが、ただの偶然である。
実際のは、彼女が洗脳されていた姿である「トワイライト」を略して「トワ」と名付けたところ、先述の意味と重なった、と田中SDが明かしている(アニメージュ2015年9月号より)。
ミドルネームのディライトは「(人を)大いに喜ばせる」を意味する英単語「delight」からきていると思われる。
王族ということもあってか、『ハピネスチャージプリキュア!』に登場したヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイと同様、フルネームが非常に長い。
容姿
赤色の髪と瞳をしている。
髪型はプリンセスらしく縦ロール。プリキュア変身者としてはシリーズ初となる。
目は目じりが尖ったタレ目気味。
背丈ははるかより少し大きい。
耳はとんがり耳だが、普段は豊かな髪の毛に埋もれているため、見えない。
私服
- 春・夏
首には赤い蝶々結び型のペンダント。
第23話で、はるか達4人からのプレゼントで、きららがコーディネートした。
- 秋・冬
制服
第23話以降のOPでもこの姿で登場。
幼少期
アニメで最初に登場したのは幼少期であるため、タグ的には早期の投稿はこの姿のイラストがほとんどを占める。頭の白いリボンがは幼少期だけの特徴。
また、正装時にはリボンではなくティアラを着けている。
人物像
性格
本来の性格は温厚で優しく、責任感が強く、お上品で、カナタとヴァイオリンの練習を常に欠かさず、「強く、優しく、美しく」を信条とし、自分がプリンセスプリキュアではないこと分かりながらも、グランプリンセスを目指して頑張る努力家で、国民たちの希望の光として慕われているなど、人望も厚い。
ただし、トワイライトとして活動していた時期の記憶は残っているため、トワにとっては自分の罪として枷になっているところがある。
責任感が強すぎるあまり、自分を責めすぎるところもあり、第23話でよく現れていた。
トワイライトであった頃に迷惑をかけてしまった人物に遭遇すると謝罪する。しかし、トワイライト時代と現在の容貌があまりにも違うためトワをトワイライトと同一人物であると認識できる人がおらず、謝罪も何のことかわからない人がほとんどである。
異世界出身キャラの定番ではあるが、人間世界の常識には慣れていない。
しかし、トワの場合、異世界人というよりも、なにごともやんごとなきご身分の感覚でものを考えてしまうクセの方が重症。一般庶民とは感覚が大いにズレており、浮世離れが非常に激しい。
初めて街に出た第23話ではその世間知らずぶりが如何なく発揮されていた。たとえば、「罪を犯した自分は苦難を受け入れなければならない」と考えた上で住む場所は「メイド3人付きのお城」という結論を出した(これは彼女にとっての考える限り過酷で最低限の生活レベルらしい)。
そのせいでやたらポンコツ扱いされるが、洗脳される前も後もプリンセスとしての贅沢な生活以外知らずに生きてきたという事情を考えると仕方ない部分も多分にある。
実際夏休み後半に差し掛かったころにはこちらの世界の生活にもすっかり慣れていた。
スペック
上記のようにプリンセスであることが裏目に出がちな彼女であるが、もちろんそれが活かされている部分だってある。
まず、優雅で気品ある立ち振る舞いはプリンセスらしく現れており、すぐにノーブル学園の生徒にファンができたほどである。
ファンからは早速「トワさま」と呼ばれ、「学園のプリンセス」と称されているみなみや売れっ子モデルのきららと並ぶ人気者になった。
パフとアロマは当初トワが王族であることを知らずにおり、トワイライトとして敵対していた時期もあった(特にパフは怯えていた)が、トワになった後のパフとアロマとの主従関係は非常に良好である。従者気質がある者からすると、誠心誠意お仕えしたくなるプリンセスのオーラがあるのかもしれない。
ヴァイオリンが得意であるのは言うまでもないが、バレエも卒なくこなす。
学力面も、みなみから教えてもらってすぐ身についているほどに筋がいい。ノーブル学園が他の学校と比べて学力面でのレベルが大変高いことを考えると、これは凄いことである。
しかしそんな彼女も、第28話では泳げないことが判明した(カナづち、トワっち)。
それも、水に浸かるのさえ必死に回避しようとしていたため、おそらく水中が相当苦手なのだろう。
家族構成
母:ホープキングダム王妃(CV:天野由梨)
兄:プリンス・ホープ・グランド・カナタ(cv:立花慎之介)
両親は第40話の回想で初登場。本名は不明。現時点では絶望の扉に閉じ込められている。
特徴としては父親はピンク髪で白肌、母親は赤髪で褐色肌になっている。つまり、トワは髪は母親譲りで肌は父親譲り、逆にカナタは髪は父親譲りで肌は母親譲りである。
過去の経緯
かつての彼女は、自分がホープキングダムの王女として生まれたことに対して、幼い頃から強い誇りを持つ少女であったという。
そして、国を治める者としてもっともっと立派にならないといけないとして、王国の建国神話に描かれるグランプリンセスの力を得たいという夢を持っていた。
兄のカナタは「グランプリンセスはプリキュアに選ばれないとなることはできない」として妹の夢を無謀だと諌めようとしたこともある。当時の王国は平和であり、プリキュアが新たに選ばれるようなことは考えられていなかった。プリキュアが必要とされる状況は王国にとって本来は望ましいものではないのだ。
しかし、純粋なトワは「プリキュアでなくても努力すればどんな夢だって叶えることができる」とキラキラした瞳で答えたので、それ以降はカナタもトワの夢を応援することにしている。
そして、トワはグランプリンセスに相応しい嗜みを身につけるべく、ミス・シャムールの厳しいプリンセスレッスンを毎日のようにこなしていた。
その中でも特にバイオリンを弾くのが好きで、カナタと一緒に二重奏を楽しむことも多かったようだ。
だが、ある日突然、トワは行方知れずになってしまった。
どこをどう探しても見つからず、王国の希望の象徴として愛されていたトワ姫を失ったことで、国民たちは深い悲しみに包まれた。
この事件はその後も王国にとっての「傷」として国民たちの心の奥底に残るようになり、王国の空気感は少し変わってしまった。夢と希望だけを信じていた無邪気な「童話の世界の住人」たちは、悲しみや絶望という現実を知ることで「普通の人間」のようになってしまったのである。
それは大人への成長のメタファーだったと言えるのかもしれないが、国民の心が変質したことは、ディスダークの侵攻のときに多くの者が絶望に耐えられずに押しつぶされてしまうことにつながってしまい、王国は征服されてしまった。
トワが行方不明になった時期については、カナタがはるかと初めて出会った時(はるかが4歳の時)より少し前ということから約9年前と考えられる。
失踪の真相
ディスダークの「絶望のプリンセス」、トワイライトの正体。それこそがこのトワ姫であった。
幼い頃、グランプリンセスを目指して1人でバイオリンの練習をしていたある日のこと。
何度やっても上手く演奏ができずにイライラが募っていた。
このままではグランプリンセスになる夢なんて叶えられないんじゃないかと心の中でため息をついていたとき、その心の中で自分とは違う別の人物の声が響く。
その声は「自分ならばお前をグランプリンセスに相応しい存在にしてあげることができる」と語っていた。
明らかに怪しいのだが、その声は抗えない魅力があった。本当にグランプリンセスにしてくれるというなら、この声の主に会いにいってみてもいいのではないかと、練習を積み重ねても上手くいかないことに嫌気がさしていたトワはふと考えてしまった。
それは誰でもが思うような、ちょっとした弱音。別に責められるようなものではない。
だが、魔女はその心の隙を最大限に利用する。
そう、その声は魔女ディスピアのものであった。当時のディスピアは自由に動ける存在ではなく(封印されていた?)、トワの心に語りかけるくらいが精一杯だったのだ。
しかし大魔女と呼ばれるだけあって、他人を誘惑することには長けていた。あの手この手の甘言でトワをその気にさせ、彼女を「絶望の森」と呼ばれるところに一人でやってくるようにと指示した。
そしてトワはその指示に従い絶望の森へ赴き、そこでディスピアに捕らえられてしまったのだ。
森のイバラに拘束されたトワはその大いなる夢を絶望に染め上げられ永遠のような地獄を味合うことになる。そしてディスピアはトワの絶望を少しずつ吸い取っていき、長き時を経て復活を果たすことになった。
なお、ディスピアがトワを狙い撃ちにして絶望の森におびき寄せたのは、トワがとびきり大きな夢を持っていたからであるが(夢が大きいほどそれを絶望に染め上げたときの力も大きくなる)、彼女が王国の希望の象徴であったことも大きい。上述したように、トワが行方知れずになったことでホープキングダム国民の心が弱り、ディスダークは同国に侵攻しやすくなった。ディスピアは初めからこれを狙っていたのである。
その後、カナタ王子やプリキュアたちがディスダークへの反攻勢力として動き出したことに対して、ディスピアは対プリキュアの討伐兵器としてトワ姫の比類なき絶望を更に利用しようと考えた。
トワ姫に偽の記憶を植え付け、ディスダークのプリンセス・トワイライトとして生まれ変わらせたのだ。
4人目のプリンセスプリキュア
第19話でディスダークの領地(つまりホープキングダムの国土)であてもなく馬で遠乗りをしていたトワイライトは、見たこともない場所に立つ古城を見つける。
なぜ自分はこんなところに来てしまったのかと思ったトワイライトだが、なぜかこの城から自分を呼ぶ声が聞こえる気がして、古城を探索してみる。その城には誰もいない廃墟となっていたが、一番奥にあった地下室に一つの神聖なアイテムが安置されていた。それは、なんとプリキュアに変身するためのアイテムであるプリンセスパフュームであった。
トワイライトはこのアイテムを使えばプリキュアと同等の力を得られるとほくそ笑む。
第20話では、プリンセスプリキュアたちがドレスアップキーの力でホープキングダムに強制召喚され、カナタ王子と再会。先代プリンセスプリキュアの魂の導きを受け、伝説に語られていなかった「4つ目のプリンセスパフューム」がディスダークに奪われたことを知る。そう、それこそがトワイライトが入手したパフュームであった。
今から考えればその時点でトワイライトの奥底に封じられた「トワの強い夢」によって彼女がプリキュア候補として選ばれたことを意味していたのだが、残念ながらこの時点の彼女はトワの自我も記憶もない「絶望のプリンセス」である。トワイライトは何の躊躇もなくそのパフュームをディスピアに進呈し、これを使ってプリキュアを倒したいと提言する。その意を汲んだディスピアはパフュームを闇の力によって汚し、闇の戦士に変身できるアイテムとしてトワイライトに託した。
パフュームを手にプリキュアたちと最後の決戦を行うべく、プリキュアとカナタの目の前に現れたトワイライト。
カナタはトワイライトと実際に出会ったのはこのときは初めてなのだが、なんとカナタはそのトワイライトを自分の妹のトワだと言い出す。
プリキュアや妖精たちは大いに驚いた。
プリキュアたちはもちろん、妖精のパフやアロマもトワの姿はよく知らなかったので、トワイライトとトワを結びつけることなど想像もしてなかったのだ。
一方、突然妹扱いされたトワイライトは、この時はディスピアが与えた三つ目のブラックキーの力によって心まで失っており、カナタ王子の話など聞く耳をもたず、ただ戦意を向けるのみだった。
トワイライトは闇に汚されたプリンセスパフュームの力でブラックプリンセスへと変貌し、プリキュアたちとの最後の決戦を行うこととなる。
もはやトワイライトとしての自我は破壊され戦闘マシーンのように成り果てていたが、一方でトワ姫が本来もっていた夢は完全に消されていなかった。
その有り余る大きな夢は今だ心の奥底に燻っており、その事実に気づいたはるかはそこに最後の希望を見出す。プリンセスプリキュア全員が体を張ってブラックプリンセスの猛攻を防いでる間に、カナタ王子はかつて幼い頃に妹と弾いていたバイオリンの曲を演奏し始める。
その音色にかつての記憶を揺り動かされたブラックプリンセスに、プリキュア・トリニティ・エクスプロジオンを放つことで浄化に成功。
洗脳は完全に解かれ、元のトワの姿に戻ることができた。
だがその直後、怒りに燃えるディスピアがついにプリキュアたちを殲滅しようと自ら出撃してくる。
ディスピアの放ったイバラの群れに追われながらもホープキングダムと人間界をつなぐ扉に到着したカナタ王子は、プリキュアたちが扉を通った後にディスピアの力が人間界に及ばないようにするために、一人残って二つの世界をつなぐ扉を閉ざすことを決意。
気絶しているトワをはるかたちに託して人間界へと脱出させた直後、カナタ王子は追ってきたディスピアと対決する。
その後のカナタ王子の安否はわかっておらず、兄妹はまた離れ離れになってしまったことになる。
そしてその翌日、ディスピアは改めてトワを追って人間界まで自らやってきた。
トワが犯した罪をなじり、絶望を再び自覚させることで彼女を絶望の檻に閉じ込めたディスピア。
前回のようにカナタ王子はいなかったが、今度はキュアフローラの必死の呼びかけによってトワはもう一度夢を追いかけよういう気持ちを取り戻した。
そして、その夢の力によって4人目のプリキュア「キュアスカーレット」へと彼女は覚醒したのである。
人間界での生活
人間界にやってきてから数日の間は、女子寮のきららの部屋で匿われていたらしい。
しかし、拾ってきた子犬をこっそり飼うようなルーズなやり方が寮母の白金さん相手に通用するわけなく、23話ではるか達3人は「お客さま」を連れて学園長室にやってくるようにと呼び出しを受けた。
これがトワのことを指しているのは明白で、皆は厳しい処遇を覚悟して学園長と面会したが、学園長の望月ゆめは、この件を不問にしたばかりかトワの素性についてなんら問わずに、トワが望むならばこの学園の生徒として受け入れると言いだした。
これはトワが女子寮に匿われていたことが発覚する以前に、同23話にてトワが学園長と邂逅しており、トワが何か複雑な事情を持っていて、それゆえに夢に向かって進むことに迷いを持っていることを知っていたからである。
そして、どんな事情がある子供であっても強い夢を持つならば輝く未来を掴めるチャンスを得られる場所として作られたのがこのノーブル学園なのである。
(ただノーブル学園には、強い夢を持つ人間=やる気を持つ人間を選抜するということでわりと厳しい入学試験があるので、学園長がトワを気に入ったから編入させたというのは客観的に見れば明らかなコネ入学なのだが)
とにもかくにも、学園長が後見人となることでノーブル学園ではるか達と生活をともにすることができるようになったのである。
だがしかし、ノーブル学園転入時に「ホープキングダム(異世界)出身」であることを自ら明かしてしまう。
主な人間関係
トワイライト時代は何か惹かれるものを感じつつ相反する感情を抱いていたが、トワに戻ってからは積極的に彼女の頑なな心を溶かそうと奮闘している。最初に彼女の砕けた呼び方を変えたのもはるかである。
カナタからトワのことを直接任されたこともあり、責任感のようなものを感じているようで、人一倍気にかけている描写も見られる。
ノーブル学園において、きららとトワはクラスメートでありルームメイトでもある。しかもクラスでは隣の席同士。
トワもきららもわりと一人でいたがる傾向があるので、いつも同じ相手と顔をあわせ続けるような生活はかなりのカルチャーショックだったらしい。
転入後、はじめはぎくしゃくした雰囲気もあったが、本音をぶつけあって現在では友好な関係にある。
巨大企業「海藤グループ」の経営者一族のご令嬢であるため、庶民的な感覚に大変疎い所や高貴な振る舞いから相性は良い。一応のブラコン繋がりでもある。
トワにとって、みなみはプリキュアの一員として進むべき道の良きお手本となっている。みなみも何かと気を遣っている。
夢
トワの夢は「グランプリンセスになること」。
はるかと同じだねと思うかもしれないが、はるかの夢は「花のプリンセスになること」であり、実は全然違う。
はるかは、グランプリンセスになれば自分の目指す「花のプリンセス」に近づけるかもしれないということでグランプリンセスを目指している。つまりはるかにとってグランプリンセスとは自分の夢への道筋にすぎない。
しかしトワは、「国民に希望を届ける立派な王族」という自分の理想を突き詰めた姿こそがグランプリンセスだと考えている。トワにとってグランプリンセスは自分の夢の到達点なのである。
二人は今は同じ道を歩んでいるが、実は見ているものが違う。同床異夢の仲間なのだ。
トワは「グランプリンセスになりたい」という自分の夢が利用されたことで自分が魔女の虜となり、それによって王国に悲しみを広げてしまったことに対して強い罪の意識がある。
そんな自分が、全ての元凶である「グランプリンセスになりたい」という夢を捨てきれずにプリキュアになることを望んだというのは、彼女にとってはさらに罪を重ねていることに等しい。
トワは過去の罪を贖うためにプリキュアになったのではなく、罪を背負い続ける決意でプリキュアの道を選んだのである。歴代の光堕ちキュアとはこの点は大きく異なる。
ただ、ディスダークに侵略された母国を取り戻すためには誰かがグランプリンセスにならなくてはならないという事実自体は変わらない。
そしてトワは、カナタのように「はるかたちがグランプリンセスになることを望み、自分はそれを見守り支える」という立場に甘んじることはできなかった。
王族としての強烈な誇りは、自分の国を取り戻すのを他人任せにすることもまた許さなかったのである。
トワのグランプリンセスへの夢は単なるポジティブな憧れというより、王家に生まれたものとしての宿命と使命感が大きく影響している。
トワはいろんな意味で他のプリキュア仲間よりも縛られた生き方を強いられているとも言えるのだが、それを決して否定せずに受け入れている。仲間達もトワを同情や憐みの目で見ることは決してない。
血筋や宿命に縛られた人生でも、それを夢として受け入れることもできるのを示しているのがトワなのである。
声優について
担当声優の沢城みゆき氏は、プリキュアシリーズでは『ふたりはプリキュアMaxHeart』第29話のゲストキャラクター・アリサを演じて以来約10年ぶりの出演となる。
当初はトワイライト役として出演が発表されていた。
沢城氏は過去作において、「プリキュアチームの一員というより打倒プリキュアのつもり」で出演していた事と曽我町子氏への憧れからプリキュアで悪役を演じたいと志願していたが、プリキュアシリーズの悪役は主にベテランクラスの声優が演じている事もあり、放映当時はまだ若い世代であった沢城氏はプリキュア役のオーディションを受けるよう推奨されたという。
本作で光堕ちキュア枠であるトワイライト/紅城トワ/キュアスカーレット役に抜擢され、先に登場したトワイライトは「まずプリキュアを倒す」という気持ちで演じたそうで、願いが叶って良かったとの事。(インタビュー記事より)
ちなみに実弟の沢城千春氏も5年後のヒーリングっど♥プリキュアでゲスト出演しており、姉弟揃ってのプリキュア出演となった。
各話ネタ
テレビ本編
◆第21話以前
こちらを参照。
◆第22話
- 解放されたものの、ディスピアの幻影に苦しむ。そんな時、改めてトワとしてはるかと対峙するも、罪悪感に苦しむ。
- カナタのバイオリンを渡そうとするが、トワはこれまでの経緯から強く拒絶、さらにディスピアが現れ、カナタが敗北した事実を突きつけられその絶望する心を利用されてしまう。
- トワを救うため、プリンセスプリキュアはディスピアと戦闘を開始。そしてトワをすぐにでも助けるべく、フローラ一人をトワの元へと向かわせる。
- はるかの演奏に正気を取り戻すトワだったが、罪の意識からそれすらも拒絶。しかしはるかからカナタが自分のことを大切に想ってくれていた聞かされ、徐々に頑なな心を溶かしていく。
- 「私はこの罪とともに、この罪を抱いたまま、もう一度グランプリンセスを目指す!!」
- こうして4人目のプリキュア、キュアスカーレットが誕生し、ディスピアを撃退する。
■第23話
- 元気付けるため、はるか達に夢が浜の町に連れ出される。トワイライトのドレスでは不便なため、きららコーディネイトの私服をプレゼント。これが夏服として定着。
- しかし、罪の意識から仲間達の好意を拒絶。一人で生きていこうとするも、交通ルールについて注意され、この世界について無知な自分を思い知らされる。
- 一人で暮らす所として不動産の販売員に小さなお城と三人のメイドを所望。
しかし予算がないことに気付かされ愕然とする。そこでお金を稼ごうとするも、年齢的な問題でやんわり断られてしまう。
- 無力な自分に凹んでいると、通りすがりの望月ゆめと出会う。以前自分が襲った人物であることに気付き萎縮するが、その望月先生に連れられ甘味処でスイーツ(あんみつ)を奢ってもらって話をし、多少気持ちに余裕が生まれる。
- しかしトワと一緒にいた望月先生をロックがゼツボーグに変えてしまう。すぐ変身して応戦するが、望月先生が襲われたのはトワのせいだとロックからの口撃を受け、勢いを失う。
- そこへ、拒絶したはずの仲間達が到着。フローラの温かい言葉にようやく心を許し、改めてプリンセスプリキュアの仲間となることになった。
- その後、ノーブル学園の学園長だった望月先生に呼び出され、直々にノーブル学園で学んでみないかと薦められ、承諾。ノーブル学園の生徒として暮らすことになった。
■第24話
- きららとルームメイトになっていたトワだが、お姫様のトワが着替えどころか身支度も一人でできないことが明らかになる。
- なお、きららがこの回でトワの事を「トワっち」というあだ名で呼ぶように。
- 転校生挨拶のとき「ホープキングダムからやってまいりました」と律儀に自分の正体を明かし、クラスメートがドン引き。その後も天然で飛ばしまくるが、きららのフォローで事なきを得る。
- また、トワの苗字が「紅城」である理由も判明。学園長が「この世界で暮らしていくのに不便」ということで付けてくれたとのこと。そこまで踏み込むのはシリーズでも珍しい。
- 学校生活もカオス満載で、学食では「給仕が持ってくる」と食事を自分で運ばなかったり(咎められた矢先、女子生徒二人がメイドのようにトワに食事を運んできてしまうが)、授業をそつなくこなす反面、連日の仕事でクタクタなきららを見かねてパフにお茶を持ってくるよう授業中に呼びだそうとしたり。
- きららから「これだからお姫様は」と嫌味を言われてカチンときて軽い言い合いになったり、つかれて帰ってきたきららに彼女の夢を聞いてみようとして遮られたりとすれ違いが起きてしまう。
- 洗濯当番中、洗濯バサミを留め忘れて飛んでしまったシーツを追っていくと、侵略前のホープキングダムに似ている泉を発見。そこで「笑い方を忘れた」ことをきららに打ち明けると、彼女に思いっきりくすぐられ、お互いに自然な笑い方を思い出すのであった。ぎこちない二人だったが、ようやく打ち解けられた。
■第25話
- この回からみなみの呼び方が「トワさん」から「トワ」に変わる。
- はるかの家にお泊り。みなみと同様お嬢様勢だったため、初めてのことにいろいろと困惑しつつも、お泊りを楽しむ。
- 畳の上でみんなと昼寝をしていたが、夢の中でディスピアの黒い影に追われる悪夢にうなされる。大分癒やされたとはいえ、まだトワイライト時代のことはトワに暗い影を落としていた。
- しかしみなみに優しく促され、そんな自分の「夜が来るのが怖い」という本心を打ち明ける。だが、はるか達と河原で花火をしている際、みなみに「まだ夜が怖い?」と問われ、仲間のおかげで恐怖心が薄れている自分に気付かされる。逆にみなみへ「みんなと一緒ならお化けも怖くない?」と聞き返すほどの余裕すら見せた。
■第26話
- 夏休みで誰もいない寮内で妙にテンションが上がり階段の手すりに座って滑り降りるというお茶目な一面を披露する。本人曰く一度やってみたかったらしい。
- きららの家に泊まりに行く用意をしていたが風邪をひいてしまっており、高熱を出して寝込んでしまう。どうやら先の奇行も熱が原因だった様子。
- エピソードの最後には、覚醒したパフとアロマのおかげで体調も回復していた。
■第27話
- 夢が浜の町でお祭りで、きららと共になぜか撮影に参加。浴衣を着て髪を結いあげ、いつもは見えないとんがり耳を露出していたが、誰も問題視していないので大丈夫な模様。
- 今回はゼツボーグが3体だったこともありフェニックスブレイズとトリニティエクスプロジオンの合わせ技で浄化する。
■第28話
- プリキュアファン待望の水着回。バカンスとして海藤家所有の島に行くが、トワはまさかのカナヅチ。「泳ぐぞー!」とはるか達が張り切るところに待ったをかけ、パフをダシにしてスイカ割り、ビーチバレー、ビーチフラッグと泳がなくても大丈夫な遊びに誘導、全力で泳ぎから話を逸らし続ける。
- しかしパフが見事な犬かきを披露し、とうとう泳ぐ流れとなってしまう。慌てふためくトワだったが、ゆいが泳げないと言い出しパス。トワも告げようとするが言葉が出てこず、忘れ物をしたと言ってその場から逃げ出してしまう。
- 言い出せないことに落ち込むトワだったが、別荘でゆいと鉢合わせ。ゆいの本心と決意を聞く。この時見せてもらったスケッチブックを読んで、トワは幸せな時間を過ごしている自分の笑顔に気付く。どこか遠慮がちなトワだが、これにより吹っ切れることが出来た。
- ゼツボーグ化されたゆいを助け出した後、ゆいの持つスケッチブックからスカーレット用の新しいキー(サンキー)が誕生する。
- 全てが終わった後、意を決して自分がカナヅチであることを明かすが、既にみんなにはバレてしまっていた。みなみときららにからかわれて赤くなるも、友達に囲まれる幸せを感じていた。
■第29話
- ロックにドレスアップキーを奪われ落ち込む3人をどうにか元気づけようと奮闘し「3人が戦えない代わりに私が戦う」と宣言する。
- パフが謎のドレスアップキーの匂いを感知しみんなでその場所を探す。はるか、きらら、みなみは森の中ではぐれてしまいトワとゆいだけ海岸に出てしまう。
- はるか、みなみ、きららは先代プリンセスプリキュアが生み出した空間の中で戦っていたが、はぐれたトワ達は参加出来ず。トワとしては初めてスカーレットに変身しない回となった。
■第30話
- 3人にドレスアップキーを奪還させるため、終始サポートに従事。要塞ゼツボーグの強力な破壊光線もスカーレットイリュージョンで苦も無く防御し、「ゆいは私が守ります」など頼もしいお言葉も。
- 3人がドレスアップキーを奪還し、変貌したロックと苦戦している最中に駆けつけ、三人を叱咤。その後ロックの攻勢を強い心で押し切る。
- 新たな合体技「プリキュア・エクラ・エスポワール」で撃退する。……が、トワにとっては実家であるホープキングダム城が必殺アイテムとしてまさかのミニチュア化する事態に。その心中や如何に?
■第31話
- はるか達と一緒にプリンセスレッスンでフラワーアレンジメントを習う。戦闘ではクローズと(トワイライト時代を含めて)初対決となり、得意の炎をまとった踵落としを仕掛けるがクローズが片手で張った氷のバリアーで封じられてしまい、そのまま攻撃を受けてしまう。その際クローズには「ぬるい炎」と切り捨てられる。
- クローズはキュアスカーレットのことはディスピアから聞いていたから、ついでに彼女の命令を受けて、キュアスカーレットを処刑するだろうと思っていたが、結局それはなかった。
■第32話
- ゼツボーグとの戦闘では戦いに集中できないフローラを、スカーレットイリュージョンで守りつつ、「二人はいつも一緒でしょう?それに何の問題があるのです?」とさらりと一言。
■第33話
- シャムールのプリンセスレッスンでメイクを行う。きららやみなみとは違い普段からメイクする機会があまりないトワだが、その割には筋が良いメイクを披露。これが次に歌舞伎の隈取のようなメイクを披露するはるかの前フリとなった。
- 猫と話すシャムールのことを「語学が堪能」だと解説する。
■第34話
- カナタにつながる手掛かりになるかもしれないと言う事で、はるかが「チョコレートプリンセスコンテスト」に出場。モデルのようにステージの上を歩く審査があると聞いてはるかは尻込みするが、「お兄様…」と悲しげな顔をするトワを見て、結局出場する事に。
- きらら達のアドバイスもあり、はるかは特別賞を受賞。しかし、その結果発見したチョコレートの王子様とはカナタとは異なる、単なるマスコットキャラだった。だが、コンテスト会場付近の歩道にて、群衆の中にカナタ王子らしき人物をはるかが発見した。
■第35話
- カナタの手掛かりを探しに町内で聞きこみをしている途中で錦戸と再会し、トワイライトの頃の所業を思い出したトワはとっさに謝ってしまう(錦戸はトワ=トワイライトと認識できず、何のことかわからなかった模様)。そして錦戸のバイオリン工房にいたカナタと対面するが、カナタは記憶喪失になっており、はるか達やトワの事を何も覚えていなかった。
- 自分のことを思い出してもらおうと思い出の曲をバイオリンで演奏したが効果はなかった。それでも諦めないトワは「かならずお兄様を取り戻します。どんなことをしてでも…」と決意をする。
- 結局カナタの記憶は戻らなかったが、「これからもお兄様と呼ばせてください」と涙ながらに懇願し、カナタも快く受け止める。
■第36話
- 海藤家が主催するパーティに招かれ、みなみの両親にご挨拶。
- 北風あすかに連れられて訪れた水族館でペンギンの愛らしさにメロメロになるが、ペンギンに餌を与える際に餌となる小魚を可哀想に感じていると、あすかから自分たち人間が他の命を食べて生きていることや、食べ物に対する感謝の気持ちの大切さを説かれる。
■第37話
- 演劇会でシンデレラ役を演じた。
■第38話
- はるか達の夢を熱く応援してくれる黒須という男の子が現れ、トワも黒須に夢を尋ねられるのだが、妙に馴れ馴れしい彼を怪しいと思ったのか「不躾」「あなたにお話しする理由はありませんわ」と一蹴する、警戒心の高さを見せる。
- 黒須に対して不信感を抱いたトワは彼から絵本展に誘われたゆいに同行するが、そんなイベントは開かれていなかった上に黒須も姿を現さなかった。トワの黒須に対する疑念はますます強まり、はるかの身を案じて彼女のもとへと急ぐ。
- 途中でストップとフリーズに足止めされたものの、スカーレットは何とかはるかと合流する。しかし、スカーレットが駆け付けた時には手遅れだった。
■第39話
- 前回の最後を受け、兄に「なぜあのようなことを……」と問いただすトワ。端から見れば妹が兄に説教や叱責している構図だが、夢と記憶を無くしたカナタから考えればぼろぼろになってまで戦う、プリンセスを目指すはるかを見ていられない状況だったのは仕方が無い。
- 帰ってきたみなみときららに事情を説明するが、2人とも無論クローズの罠だったことに苛立ち、そしてはるかを一人にしてしまったことを悔やむ。
- ディスダークの猛攻に苦戦を強いられるが、はるかが復活したのを見ると盛り返し、涙声になりつつ復活を喜んでいた。
- 一時の平穏が訪れ、兄の記憶も戻ったその時、感激のあまりトワはカナタに飛びついた。
■第40話
- 前回で記憶が戻ったカナタを見て感慨にふけるトワ。幼い頃に誘拐されて以来の兄との会話、何を話していいか分からず狼狽えていたが、兄に抱きしめられ落ち着く。その後はうれしさのあまり、ノーブル学園で学んだ成果をあれこれカナタに見せている。
- 「バイオリンは練習しているのかい?」と尋ねるカナタにトワはスカーレットバイオリンを持ち出す。そう、元はと言えばカナタの持っていたバイオリンが姿を変えた物である。これでようやく兄妹であの二重奏を奏でることができるようになるかもしれない。
- その後、全員ホープキングダムに飛ばされ、以前よりも絶望の森が一層濃く茂っているのを眼の前にする。すると幼い日に両親(国王と王妃)から「笑顔で民に接し夢と希望を授けるのがお前の務め」と諭されたことを思い出し、そんな夢と希望を奪ったディスピアへの怒りを募らせる。
- ディスピアに対する怒りで無理に一人で突っ込んでしまったため、ディスピアの力を前に歯が立たず、思わず涙する。そこで元のホープキングダムに戻りたいと泣きじゃくるクロロと、兄の言葉でようやく穏やかな気持ちを取り戻す。
「私たちが笑えば民も笑い、涙すればまた民も涙を流す。そんな顔では民が心配するぞ」
- 改めて笑顔の重要性をトワは再確認し、泣きじゃくるクロロを宥め、決意も新たにディスピアに立ち向かい、プリンセスパレスにサンキーを挿して新たな個人技、プリキュア・スカーレットプロミネンスを披露。直撃して姿を現した本体をグランプランタンで浄化する。
「わたくしはキュアスカーレット、プリンセス・ホープ・ディライト・トワ。ホープキングダムの王女!」
- トワイライトだった頃にパフュームを見つけた古城でカナタと二人で、両親や国民がそれを聞く光景を思い浮かべながらバイオリンを弾いていた。その古城にキーを挿すと、周囲にあった絶望の森を浄化して炎の城として生まれ変わり、夢ヶ浜とホープキングダムを繋ぐ新たな拠点となった。
■第42話
- きららがニューヨークへと旅立つ朝、トワがふと目覚めると、既に身支度を整えたきららが緊張した面持ちで椅子に座っていた。トワは優しく髪をとかして、気分を和らげる。
■第43話
- きららがモデル業を休業することを聞くと、心配から追いかけてその理由を問いただす。
- サプライズで実施したドリームファッションショーには、流石に自身の夢を大っぴらに言えないためか登場せず。その代わりに控え室できららがやってくるのを待っており、彼女が来た時に皆で用意した衣装を手渡した。
■第44話
- 12月15日がトワの誕生日(O.A.は12/13)と言うこともあり、オープニング明けの提供イラストがキュアスカーレット仕様に。
- はるかやゆい、他の生徒達と共に寮のクリスマスの飾り付けにいそしむ。
- はるかがみなみの様子がおかしいことをゆいに話していたのを聞いて、その中の「何でもない」という単語から、夏に春野家に行った時のみなみとの会話の中で「その言葉、私もよく使ってしまうわ。心配かけたくなくて、ついね…」とみなみが言ったことを思い出す。
■第45話
- 仲間たちとクリスマス限定ユニット「ザ・プリンセス」としてサンタコスで歌を披露。
- マーメイドがシャットの襲撃からホープキングダムに転送されてしまったが、カナタの手引きで救援に。しかしメツボーグの猛攻で波に飛ばされてしまう。マーメイドが立ち向かおうとしている後ろをよく見ると、まだ泳げないのか、両腕で蔦にしがみついているスカーレットの姿が。
■第46話
- 学園寮の大掃除に精を出しつつ年末の過ごし方についてやりとり。カナタと共に錦戸に招かれ、錦戸邸で兄妹揃って過ごせるようでうれしさが顔に出ていた。
- ホープキングダムでは見た事のない程の積雪を前に、無邪気に瞳を輝かせる。
- 「何か雪で作ってみたら」というはるかの勧めで、ホープキングダム城を作り始める。はるか達だけでなく、藍原ゆうきや男子クラスメイト、女子寮の生徒、生徒会、白金や一条らんこまでもが制作に協力して大掛かりになってゆき、本物のホープキングダム城をリアルに再現した10メートルを超す大きさの立派な雪の城が出来上がった。多くの仲間達に囲まれる幸せを噛みしめるトワ。
- そこへシャットが姿を現すが、何か様子がおかしい。最初は無反応だったかと思えば、雪の城を見て突如激高し、城を破壊しようとする。トワもスカーレットに変身し、戦闘開始。
- いつもの優雅さもかなぐり捨て、荒れ狂うシャット。プリキュア達が説得しようとしても逆上するばかりで、「貴様さえいなければ」とスカーレットを集中攻撃してくる。遂には「信じられるのはもう私のみだ!」と絶叫し、巨大な猫のような怪物に変貌してしまう。
- そんな彼の孤独を感じ取ったフローラの「助けよう!」という言葉に呼応し、スカーレットイリュージョンでシャットを押さえ込み、グラン・プランタンで浄化する。
- 元に戻ったシャットに「トワイライトの頃の自分は他人の事など考えなかった。でも今の自分は、仲間達に温かく大切なものをたくさんもらった」と優しく語りかけ、「変わりましょう、シャット。わたくしと一緒に」と手を差し伸べる。だが最後のプライドか、シャットはその手を払いのけて去って行った。
- 戦いは終わったが、雪の城が半壊させられていた事を思い出し、悄然としながら戻ってみると、何とゆいの指揮のもと、城は仲間達によって元通りに復元されていた。「みんながいつも私達の夢を守ってくれる分、この城くらい自分達で守りたい」というゆいの言葉に、トワは目を潤ませる。そしてその光景を遠目に眺め、「強く、優しく、美しく、か……」と呟くシャットの胸中に去来するものは……
- そして年末。錦戸邸でカナタと二重奏を弾きつつ錦戸や妖精達と共に水入らずで過ごすのであった。
■第47話
- カナタの連絡をうけホープキングダムに赴く。そしてはるかが花の城でディスピアの作り出した世界に閉じ込められている間、蝶型のメツボーグと戦う。
■第48話
- ディスピアを追ってノーブル学園に戻り、ノーブル学園を乗っ取ったディスピアと戦おうと決意するが、望月ゆめと白金さんに危険だから逃げるように言われ止められてしまう。しかしディスピアを止めないといけない使命を優先し、一般人の前でキュアスカーレットに変身、正体バレとなる。
- 復活したロックとの戦いの中でスカーレットバイオリンを全損してしまう。
■第49話
- 春野はるか各話ネタ49話参照
■第50話
- クローズとの最終決戦にキュアフローラが勝利し、ついにグランプリンセスの力で絶望の扉を開放することに成功。目を覚ました両親と約9年ぶりの感動の再会を果たした。
- ドールハウスになっていたプリンセスパレスも元のホープキングダム城に戻り、グランプリンセスとして堂々の凱旋を果たす。しかしドレスアップキーが眠りにつくことになり、人間界とホープキングダムを繋ぐ扉も閉じかけようとしていた。つまり、人間界の住民である仲間たちとの永遠の別れが近づいていたのだった。
- ノーブル学園修了式にて、仲間たちとの最後のお茶会を行い、ついに別れの時がくる。礼儀正しく別れの挨拶を告げようとするも、こらえきれずに涙を流してしまう。「離れていても心は一つ」とのはるか達の言葉で絆を再確認し、ホープキングダムへ帰還する。
- ホープキングダムでは、兄とのバイオリンの協演をたしなみながら、眠りについたドレスアップキーを守っていた。「未来のプリンセスプリキュア」がキーを継承するその時のために・・・・
そして10年後、成長したトワらしき人物の手に新たなドレスアップキーが握られていた。
特別出演
■HUGっと!プリキュア第36・37話
- 36話ではドクター・トラウムによって時間が止められ仲間とともに動けなくなっていた。
- 37話でははぐプリメンバーたちの復活とともにキュアスカーレットで登場。但し声は無かった。仲間たちとともに彼女らに助力する。
映画
- ラストでキュアスカーレットとして登場。キュアマーメイドやキュアトゥインクルとともに可愛くドレスアップしたキュアフローラに驚いていた。
- パンプキン王国で開催されたプリンセスコンテストに仲間たちと共に参加することに。同国大臣のウォープに怪しさを感じながらもミュージック部門に参加。
- 見事なバイオリン演奏を披露し予選突破。別室に向かわされるが、その部屋がガラス張りであることに気づいたとき不思議な光がトワを襲うが、持っていたパフュームで防いで難を逃れた。
- そしてフローラのピンチに駆けつけキュアスカーレットに変身、捕らわれていたみなみときららを救出し4人でウォープに立ち向かう。
- しかしウォープは強大な怪物に変化しプリキュアを圧倒するが、脱出したパンプルル姫や妖精たちの祈りでミラクルライトが出現。4人はモードエレガント・ハロウィンにフォームチェンジ、合体技「プリキュア・ハロウィン・エクレール」でウォープを倒した。
- パンプキングダムにおいてゼツボーグに追いかけられていたフローラとレフィを助ける形でマーメイド・トゥインクルと共に登場。気がついたら来ていたということだた。
- レフィが事情を聴き、フローラ達と共に彼女に協力することに。「闇だけの世界なんて悲しいですわ。」と漏らす。
- その後ゼツボーグに追いかけられることになるが、あまりの高所にビビるフローラを半ば強引に引っ張ってロープを渡る。その後スケートリンクではフローラと共にゼツボーグをなぎ倒していく。
- ナイトパンプキンとの戦いではマーメイド・トゥインクルとともに立ち向かうものの歯が立たず倒されてしまうが、フローラの立ち上がりに呼応するかのように復活して立ち上がり、最後は4人でナイトパンプキンを撃退する。
五月雨との戦いでは背後から突撃を仕掛けるがかわされてしまい、逆に投げ飛ばされダウンしたところを他のプリキュアと同様に折り紙の姿に変えられてしまう。
関連イラスト
関連タグ
キュアスカーレット トワイライト(プリキュア) ブラックプリンセス(プリキュア)
4号キュアタグ
歴代赤キュア
歴代追加キュア
円亜久里 ← 紅城トワ → 花海ことは