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CV:坂本真綾


概要編集

獣医女性ポニーテールに、日焼けした肌とソバカスが特徴。

野生のイルカであるティナと仲良くしている海藤みなみに興味を持ち、自分が仕事をしている海藤海洋水族館にみなみやはるか達を招いた。

ペンギンに餌として与えられる魚がかわいそう」というはるかやトワ食物連鎖や食べ物への感謝の気持ちを教えるあすかに、みなみは今まで知らなかった世界を感じる。


実は、彼女は博士号も持つ世界的な海洋学者であり、みなみの父・つかさからは以前より「海藤グループに加わって力を貸してほしい」と懇願されていたが、「会社の中にいて縛られていては、自分の夢を見失ってしまう。もっと海を知りたいから、いつでも飛び込めるように自由でいたい」と断っている。そんな彼女の言葉と生き方は、みなみの心に大きく響くものがあった。


ストップとフリーズによってゼツボーグを誕生させられるも、キュアマーメイドらの活躍で救い出される。

その後の別れ際に、あすかはみなみに「自分と一緒に仕事をしないか」とほのめかすが、「みなみには海藤グループを担う『夢』があるのだろうから」と自ら冗談めかして話を終わらせ、去って行った。

しかし、その後姿を見送りながら、みなみはそれが本当に自分の『夢』なのか、迷い始めていたのだった。


放送が最終クール(第4クール)に入ってからは、みなみの心の中にモヤモヤした気持ちがずっと残り続けていることが度々描かれており、そして44話にて「あすかが与えてくれた新しい夢を得るために、家族が与えてくれた幼い頃からの夢を捨てる」という人生の大決断をするに至る。

それは痛みでもあったが、同時に希望でもあり、家族はそんなみなみの選択を祝福している。

だがそれも、あすかが海藤家にとって信頼に価する人物だったことが大きいだろう。


あすかは第45話や第50話(最終話)にも再登場しており、単なるゲストキャラという扱いではない。

特に最終回ではプリキュアの仲間たちと離れ離れになる痛みが描かれたと同時に、みなみがあすかの元で新しい夢を追う喜びに満ちた姿も描かれるのは象徴的とも言える。夢を諦めたり、夢を叶え終わったりしても、別の新しい夢を持つことはできると示すのが北風あすかというキャラの位置付けである。


余談編集

中の人について編集

声を担当する坂本真綾氏はプリキュアシリーズ初参加。

また、坂本氏は映画Go!プリンセスプリキュアの中の1作プリキュアとレフィのワンダーナイト!でもレフィの母親を演じている。

ちなみに夫である鈴村健一の方は『フレッシュプリキュア』においてプリキュアと敵対する組織管理国家ラビリンスの幹部の一人サウラーを演じており、直接共演では無いものの夫婦共にシリーズ出演を果たす事となった。

尚、前作の『ハピネスチャージプリキュア!』で主人公の愛乃めぐみ/キュアラブリーを演じた中島愛とは彼女の出世作で共演しており、ヒロイン実母の役であった。


そして、2023年公開の映画『プリキュアオールスターズF』で坂上あゆみ/キュアエコーに次ぐ2人目の幻のプリキュアであり、同作品のオリジナルキャラクターのプリム/キュアシュプリームを演じる事となった。


小ネタ編集

七つの海のティコ

ティナが一部で「『七つの海のティコ』に登場するシャチティコのオマージュでは?」とも噂されるが、あすかの容姿もどこか同作の主人公、ナナミ・シンプソンを彷彿させる。

ナナミの設定上の誕生日は1982年4月14日であり、存命ならば2015年時点で概ね33歳となっているはずだが、大学院での博士課程修了年齢や実務経験等を考慮すると、あすかの年齢も同程度と推測できる。…もちろんこの二人が同一人物であるはずは無いのだが、観る者の想像力を刺激する要素であると言えるだろう。


関連タグ編集

Go!プリンセスプリキュア 海藤みなみ

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