「澄み渡る海のプリンセス!キュアマーメイド!」
CV:浅野真澄
(※同名のオリジナルプリキュアについては、キュアマーメイド(オリジナルプリキュア)を参照)
概要
海藤みなみが変身するプリキュアで「海のプリンセス」。本編で2人目に変身したプリキュアである。
イメージカラーは青。
プリキュアオールスターズでは通算39人目のプリキュアとなる。
決め台詞はキュアフローラのものを引用している。
キュアマーメイド専用に用意されたドレスアップキーは、変身キーが「マーメイド」、エレガントキーが「アイス」、ミラクルキーが「バブル」、プレミアムキーが「サンゴ」となる。
容姿
ボリュームのある水色の髪のポニーテールで、前髪の一部が紫になっている。
人魚(マーメイド)がモチーフとなっているため、へそが見える衣装を着ており、スカート後部は魚のひれの様な形状に伸びている。白いブーツとロンググローブを着用し、首、腰、ブーツには真珠のようなアクセサリーがついている。
レギュラーがセパレート衣装を着ているのはキュアメロディ以来(脇役も含むと前作のキュアナイルも当てはまる)で、青キュアでのそれはキュアベリー以来となる。
変身バンクは水を被る様なな表現が取入れられている(ちなみに、バンクシーンの原画は高橋晃氏(『スイートプリキュア♪』&『ドキドキ!プリキュア』キャラデザ担当)であることがSD・田中裕太氏のツイートで公表された)。
変身直後の身体を翻すようなポーズは、その名の通り人魚の様なシルエットを形成する。
戦闘スタイル
みなみがバレエをやっていることもあり、踊る様な動きで相手の攻撃を躱し、強烈なカウンターを見舞う。みなみが球技大会で見せたサッカーのシュートの様に冴え渡るキックも放つ。
さらに水の弾を投げて攻撃や牽制をしている。
また、海のプリンセスだけあって水中戦も得意としている。敵が攻撃に使用していたイエローカードの様な板を使いサーフィンも難なくこなしている。
決め技
「プリキュア・マーメイド・リップル」
「高鳴れ、海よ!」
モードエレガントにエクスチェンジ、水柱に敵を閉じ込める浄化技。
リップル(Ripple)はさざ波を意味する英単語、または波状の凹凸を付けた織物のことを指す。
プリキュア・フローズン・リップル
高鳴れ、氷よ!
クリスタルプリンセスロッドにアイスキーを差し込むことで使用可能な技。ロッドの先端から無数の氷塊が出現。それを敵にぶつけたり、一箇所に固めて氷柱を作り出したりすることができる。敵にダメージを与えたり撹乱したりするための技で、浄化効果はない。
プリキュア・バブル・リップル
「高鳴れ、泡よ!」
クリスタルプリンセスロッドにバブルキーを差し込むことで使用可能な技。ロッドの先端から水泡を生み出し、敵にぶつける。敵にダメージを与えたり撹乱したりするための技で、浄化効果はない。
プリキュア・コーラル・メイルシュトロム
「高鳴れ、サンゴよ!」
サンゴキーをセットしたプリンセスパレスを頭上に掲げることで、渦潮と共に珊瑚やイルカの大群を発生させ、潮流に乗る形でイルカの大群を敵にぶつける。青いオーラを身に纏って攻撃を加えることも可能(43話)。
「コーラル」はサンゴを意味する英語「Coral」から、「メイルシュトロム」は大渦巻を意味する英語「Maelstrom」から由来している。直訳すると「サンゴの大渦巻」となるところか。
フォームチェンジ
- モードエレガント(キュアマーメイド)
通常フォームのコスチュームに装飾を加えてロングドレスとしたサブフォーム。浄化効果がある決め技使用時にこの形態に変身する。マーメイドは初登場時からこのモードにフォームチェンジ可能。
マーメイドのドレスは、人魚の下半身の様に腰下全体に布が巻き付いた「マーメイドライン」のデザイン。
モードエレガントは1種類のみならず、細部が異なるサブタイプがある。使用するドレスアップキーによってどのタイプのモードエレガントになるかが決定される。
TV本編の劇中でマーメイドが変身したモードエレガントタイプはノーマル・アイスタ・バブルの3種類となる。また、劇場版限定フォームとしてのモードエレガントとして、プリマヴェーラ・ハロウインがある。
それぞれのタイプ詳細は「モードエレガント」の項を参照。
なお、モードエレガントに対して通常形態のことを設定上では「モードプリティ」と呼ぶ。
- ドレスアッププレミアム(キュアマーメイド)
第30話より登場するパワーアップフォーム。広義としてはモードエレガントサブタイプといえるのであるが、変身後のデザインが明らかに異なるため、それまでのモードエレガントとは別種フォームとして扱われている。そのフォーム以降はワンピースタイプとなる。
- ドレスアップロイヤル(キュアマーメイド)
第37話より登場する2番目のパワーアップフォーム。ドレスアッププレミアムのマイナーパワーアップ版であり、背中にレース編み状の羽根が生える以外はデザイン的な変化はない。
- グランプリンセス(キュアマーメイド)
第49話より登場する最終フォーム。ドレスアッププレミアムをベースにさらに豪華にしたデザイン。ドレスは黄金に輝き、手には鍵の形をした王笏、背中にはマント、頭のティアラは王冠の如き装飾となり、さらに、レース編み状の魔法陣が頭上に光輪として回転しているのが特徴。
名前の由来
英語で「(女性の)人魚」を意味する「Marmai」d。
モチーフ
「人魚」にまつわるプリンセス、という点ではハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話『人魚姫』を連想させる。
ただし、本作プロデューサーの一人である神木優は「プリンセスにはそれぞれモデルがあったりするのでしょうか?」という質問に対して「モデルはいないんです」と答えている。
このことから、特定のプリンセスがモデルということではなく、より広いイメージとしての「海のプリンセス」がモチーフであり、人魚姫はあくまでイメージソースの一つであると考えられる。
ちなみに、後のトロピカル〜ジュ!プリキュアにおいては人魚「が」変身するプリキュアであるキュアラメールが登場。劇場版での共演も果たしている。
また、同じく「海」の要素を持つキュアマリンとも共演経がある。
関連イラスト
変身前の姿と変身後の姿のタグの使い分けに関する注意と配慮について
プリキュアに変身した後の姿しか描かれていないイラストに対して、変身前の姿である『海藤みなみ』等のタグを付ける行為は、変身前の姿のイラストだけを見たい人にとっては検索妨害になってしまうので、そのような行為は避けるべきである。
また、変身前の姿しか描かれていないイラストに対して、変身後の姿である『キュアマーメイド』のタグを付ける行為に関しても同様に避けるべきである。
中にはもちろん、変身前後の姿の両方のタグが付けられている事を気にしない人もいるだろうが、検索の際に気になるという人もいるため、そのような人への配慮としてタグの使い分けをしっかりと行う事が推奨される。