概要
1994年1月16日から同年12月18日までフジテレビ系で放送された。全39話。
「世界名作劇場」20周年記念作品。シリーズ初にして現在まで唯一の完全オリジナル作品である。主人公は東洋系(日系アメリカ人)という設定で、舞台が(放送当時の)現代で作中に日本(ひいてはアジア)が登場したのもシリーズ初にして唯一である。また、設定やストーリー展開など『未来少年コナン』、ひいては『天空の城ラピュタ』と『ふしぎの海のナディア』に似た要素が多いが(特にラピュタやナディアとは、謎の発光する物体や物質というキーアイテムを巡る少女や少年達からなる一行の大冒険、アウトロー達との戦い、キーアイテムを使っての陰謀をめぐらす巨悪との対峙等が共通している。但し名作劇場だけあってバトル・アクションなどよりも登場人物達の家族劇などに焦点があたる傾向が強く、その点では2作程にはそう類似してもいない)、これはラピュタ、ナディアと本作が未来少年コナン2の続編として海底世界一周という名のTVシリーズとして用意していた企画・設定を元にしたためである。後年の『未来少年コナン2・タイガアドベンチャー』とは関係無い(あちらは未来少年コナンを作った日本アニメーションによる独自企画である)。 終盤からラストはかなり超自然的・スピリチュアルな展開と演出が多い点でも異色の作品であった(上述のラピュタ、ナディアよりもスピリチュアルな面が強かった)。
第10話からハウス食品以外のスポンサーが加わる形で一社提供が降板となり、「ハウス食品世界名作劇場」から「世界名作劇場」に変更された。
ストーリー
早くに母を亡くした少女ナナミ・シンプソンは、海洋生物学者の父スコット・シンプソンと相棒のアルフォンゾ・アンドレッティとともに、ティコというシャチを連れて海洋調査船ペペロンチーノ号で暮らしながら世界中を旅している。目的は伝説の生き物ヒカリクジラを探すことだが、なかなか手掛かりすら見つからない。
登場人物
ペペロンチーノ号乗組員
スコット・シンプソン(CV:池田秀一)
アルフォンゾ・アンドレッティ(CV:緒方賢一)
ジェームス・マッキンタイア(CV:増岡弘)
動物
GMC関係者
その他
フィリップ・ビルモア(CV:家中宏)
主題歌
オープニングテーマ
「Sea loves you」
作詞 - 佐藤ありす / 作曲 - 清岡千穂 / 編曲 - 戸塚修 / 歌 - 篠塚満由美
エンディングテーマ
「Twinkle Talk」
作詞 - 佐藤ありす / 作曲 - 清岡千穂 / 編曲 - 戸塚修 / 歌 - 篠塚満由美
挿入歌
「海で会えるよ」
作詞 - 佐藤ありす / 作曲 - 清岡千穂 / 編曲 - 戸塚修 / 歌 - 篠塚満由美
関連タグ
ティコ:略称タグとしても使用される。