解説
1935年2月2日生まれ。出生地は東京府(現在の東京都)、兵庫県育ち。
俳協所属。
小学校の教師から「あなたは演劇のセンスがある」と言われたこともあって、小学2年生のときからNHKのラジオドラマなどに出演するようになる。青山学院女子短期大学在学中には劇団の養成所や学内の演劇部などに参加していた。
短大卒業後は女優・堀越節子の付き人をしながら、洋画などのアテレコの仕事をするようになる。
テアトロ・ピッコロ、劇団キューピット、ススキダ演劇研究所、演劇座、リヴ・ゴーシュ、現代センターを経て、1969年から俳協に所属。
独特の渋い声質から、声優としては壮年~老年の女性や人外のマスコットキャラクターを演じることが多い。若手時代、味のある深い演技で魅了する脇役に活路を見出して自ら脇役や年寄役を志願したところどんどん仕事が増え、年齢に縛られない幅広い役を演じることができるようになったと語っている。
ディズニーやワーナー・ブラザーズなど海外の大手アニメ製作社の作品の吹き替えを複数担当している。
テレビ番組でも数多くのナレーションを担当しており、医療やホラーといったおどろおどろしい演出のある番組のナレーションをすることが多い。
時折顔出しで実写ドラマにも出演している(『帰ってきたウルトラマン』(京田ひさ子名義)、『ファイヤーマン』等)。
また2008年にはNHKのドラマ『ママさんバレーでつかまえて』でレギュラー出演(根本千代役)もしている。
2024年以降、いくつかのレギュラーを降板している。
エピソード
子供の頃は蜂窩織炎を長く患っていたため学校を休みがちであり、とくに体育の授業にはほとんど参加できなかった。
『この世界の片隅に』ではアフレコに向けて広島弁を習得し、スタッフ全員に「普通の広島のおばあさんがいる」と驚かれるほどであった。
映画『タイタニック』(テレビ放送版版)ではカルバート夫人の吹き替えを担当したが、この役については演技について迷うことがなかったといくつかのインタビューにて語っている。
主な出演作
アニメ
※画像は若い頃のもの
イラスト未確認
海外アニメ
特撮
イラスト未確認
怪猫獣@*スパイダーマン(東映版)