Mrs.カルバート
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ろーずどーそんかるばーと
映画『TITANIC』の登場人物の一人。
「人々はタイタニックを"夢の客船"と呼んでいたわ…本当に夢のようだった」
ブロック・ロベットら調査チームが海底のタイタニックで発見した伝説の宝石・「青き海の心」を身に付けた女性のヌードデッサンのモデルにして、1912年の同船の沈没の際に死亡したとされていた「ローズ・デウィット・ブケイター」その人。1996年時点で101歳。
陶芸を趣味にしているなど、芸術嗜好は若い頃から相変わらずである模様。
ある日、TVでタイタニックからかつての自身の肖像画が発見されたというニュースを目にし、発見者であるロベットら調査チームに自身がその絵のモデルであると名乗り出る。
後日、ロベットの調査船に孫娘のリージーや多数のペットたちと共に訪れ、チーム一行から例のデッサンを含める船内で発見された自身の遺品を見せられ、当時の思い出に想いを馳せた。
落ち着きを取り戻し、海底のタイタニックの映るモニターの前に座ると、今日まで誰にも語ることのなかった自らの過去、そしてタイタニックで出会った絵描きの青年・ジャック・ドーソンとの交流を語り出す。
※ネタバレ注意※
回想録を全て語り終えると、夜、白いドレスを見に纏い何かを握り締めながら船の船尾に降り立つ。
柵に登り手を開くと、それはタイタニック沈没と共に失われたとされた「青き海の心」であった。
実は「青き海の心」はタイタニックに沈んでいたのではなくローズ本人が今まで密かに所持していたのである。
彼女は宝石を見つめると、それをタイタニックの沈む海へと投げ落とした。
その表情は、何処か満足感に満ちていた。
その後ローズは若かりし頃の自分が写った沢山の写真を横に暖かいベッドで眠りにつく。
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