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TITANIC

じぇーむずきゃめろんのたいたにっく

「タイタニック」の英語表記。ここでは1997年に公開されたジェームズ・キャメロン監督の映画作品について取り扱う。
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運命の恋。

誰もそれを裂くことはできない。--

概要

1997年12月19日に世界同時公開。監督はジェームズ・キャメロン。主演はレオナルド・ディカプリオケイト・ウィンスレット。配給は20世紀フォックス

運命的な出逢いから惹かれあう主人公たちの恋愛模様を主とした周囲の関係者たちの人間模様を描いた前半と、鬼気迫る沈没描写とそれに翻弄される乗客・船員たちの運命を描いた後半の二部構成となっており、パニック映画としての評価も高い。
実在した客船・タイタニックを題材とした最も代表的な映画作品である。

2012年4月には、同船の沈没から100年を記念して、修正を加えた3D版が上映された。

船舶、及び事故に関する詳細はタイタニックを参照。

作品解説

上映時間は194分と、単発映画としては異例の尺の長さ。そのためか、名作と謳われている割に日本では現時点で計5回とTV放映された回数は決して多くはなく、放映されてもうち4回は二週に分けて放送されていた。ちなみにその初めてのTV放映は2001年と、公開から4年後のことであった。2021年には日本テレビ金曜ロードショーにて5月7日と14日に前後編で放映されたが、前回の2008年から実に13年ぶりである。ビデオ版も、前後編に分けて発売されていた。

撮影はタイタニックの調査と徹底した科学検証を行った上で実行され、原寸大のタイタニックのレプリカを幾つか建造するなど、名作と謳われているだけあって気合いの入れぶりも尋常ではない。またモブを含めた役者たち一人一人にも、講師を呼んだ上で当時の立ち振る舞いを指導させていた。タイタニックの機関はレシプロ蒸気エンジンだが、機関室のシーンは同じ構造のエンジンを持つリバティ船「ジェレマイア・オブライエン」で撮影されている。しかしリバティ船のエンジンはタイタニックのエンジンより小さかったため、CGで足場や作業員を追加した。

そして公開されるや否や世界的なヒットを次から次へと塗り替え、ついに興行収入は21.9億ドルを達成し世界第一位となった。この記録は2009年に同監督作『アバター』に抜かれるまで塗り替えられることはなかった。そしてその年の米アカデミー賞も14部門でノミネートされ、その内11部門を受賞、名実共に世界的な名作となった。無論本作で主演を務めたレオナルド・ディカプリオケイト・ウィンスレットの出世作となったことは言うまでもない。
セリーヌ・ディオンの歌う主題歌『My_Heart_Will_Go_On』もまた世界的な大ヒットを記録した。
日本での興行収入は現在第3位で、洋画としては第1位を記録している。

恐らく多くの方は本作をきっかけにタイタニックとその事故の存在を知ったであろう。

当初の制作費は8000万ドル程であったが、上記の撮影に対する並々ならぬ熱意から最終的に2億ドル(約240億円)にまで膨れ上がった
そのため20世紀FOXは「キャラクターグッズの販売が見込めない」、「続編が作れない」などの理由もあり当初は企画に対し後ろ向きであったが、その年の目玉作品がないことから最終的にゴーサインを出したという。
ただしこれでもかなり削減された方であり、あまりにお金がかかりすぎて監督は実質ノーギャラで撮影に挑んだだけでなく、当時住んでいた自宅まで売りに出したという(ちなみにその間は当時交際していたリンダ・ハミルトンの元へ居候していた)。
また上述のように上映時間は194分という驚異的な尺の長さだが、これもまたかなり削減された方。そのため監督は構想時のいくつかのシーンを泣く泣くかなりカットしたという。
それで尚世界的名作と謳われているのだから、本来の姿は半端ないスケールであろうことは想像に難くない

ちなみにキャメロン監督は1994年の『トゥルー・ライズ』の撮影時点で上記の『Avatar』の構想を練っていたが、製作予算と当時の技術の限界からもう一つの念願であるタイタニックをテーマとする作品にシフトチェンジしたとのこと。

一見すると作風がラブロマンスであることからアクション系が主なキャメロン作品としては異質と思われがちだが、主人公であるジャックとローズの物語に於ける交流や心情の変化は監督の出世作である『ターミネーター』を連想させることから、実は原点回帰とも言える作品である。→参照
劇中でも、ジャックが上流階級の乗客になり済ますためにそこら辺に立て掛けてあった上流階級の乗客のコートと帽子を無断で持っていくなど、ターミネーターシリーズを思わせるシーンがある。
また『ターミネーター』及び『2』や『エイリアン2』など、過去の監督の作品に出演した俳優も再出演している。

主演のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレッドは、後年2009年に公開された『レボリューショナリーロード』で再共演し、他の本作のキャストの幾人かも同作に出演した。

あらすじ

1996年。トレジャーハンターのブロック・ロベットは、かつてタイタニック号とともに沈んだとされる宝石「青き海の心」を引き上げるべく、調査を開始。1等客室から発見された金庫を開くと、中から古ぼけた紙切れが現れた。その紙切れを洗浄すると、「青き海の心」を身に着けた女性の絵だった。
ブロックがこの絵をテレビで公表すると、一本の電話が入る。それはかつてタイタニック号から生還したという100歳を超える老女で、絵のモデルだというのだ。
ブロックに招かれ、孫たちと共に調査船を訪問した老女、ローズ。彼女はブロック達にこの絵が描かれた真相を語り始める。それは、誰にも知られることのなかった壮大な愛の物語だった。

-タイタニックは"夢の船"と呼ばれていた…本当に…"夢の船"だった-

登場人物

Rose


演:ケイト・ウィンスレット(若年期)、グロリア・スチュアート(老年期)

本作の主人公の一人。イギリスの名門家・ブケイター家の長女。
母から望まぬ婚約を強いられ自殺にまで追い詰められる程鬱屈した日々を過ごしていたが、タイタニックでジャックと運命的な出逢いをしたことで次第に生きる活力を取り戻していく。
タイタニック沈没事故では生還を果たし、その後は実家と決別して一人アメリカへ渡り現地の男性と結婚。そして1996年、100歳を越え悠々自適な老後生活を送っていたある日、偶然TVで若かりし頃の自身の肖像画がタイタニックから引き上げられたというニュースを目にし、孫娘と共に発見者であるロベットたちの探査船へ訪れ、タイタニックでの体験談を孫とクルーたちに語り出す。

Leonardodicaprio


演:レオナルド・ディカプリオ

本作もう一人の主人公。画家を志す旅人の青年。
サウサンプトン港のパブにてポーカーに勝利しタイタニックのチケットを手に入れたことでタイタニックに三等客として乗船することになる。そこでローズと運命的な出逢いをし、彼女と次第に惹かれあっていく。

演:ビリー・ゼイン

ローズの婚約者。大富豪の御曹司で将来を期待された有能なビジネスマン
ローズに対しては一方的な愛情を抱き、彼女の心情や趣味を全く考慮せず、自らの財力でアピールしている。また自身よりも下の地位の者に対する偏見意識も強い。
タイタニック沈没時はローズと惹かれ合ったジャックへの憎悪や生存欲求から、ジャックに宝石泥棒の濡れ衣を着せる、駆け落ちするジャックとローズへ発砲する、一人の少女を「自分以外身寄りがない」と嘘をついて救命ボート乗船しその後ボートへ集まった他の乗客をオールで殴りつける、などといった人間的な醜悪さを露わにする。

タイタニックの船長。これまでに多くの船の舵を執ってきた経験豊富かつ優秀、責任感に溢れた名船乗りで、人々からの信頼も厚い。

タイタニックの次席一等航海士。運命の4月14日深夜の航海、船長の代わりにブリッジ指揮を担当していた最中に氷山に遭遇する。

タイタニックの設計主任。イズメイの意見を尊重したり、航海中も船の細部を抜かりなくチェックするなど、設計士の誇りと責任感に溢れた人物。

一等客室の乗客の一人。他の一等客と異なり、平民の出身から富豪へとのし上がったことで、「成り上がり者」と罵られている。ジャックが一等客のパーティに出席する際には彼の身形をプロデュースした。タイタニック沈没時には乗った救命ボートを漕いでいた船員に対し海に投げ出された乗客乗員の救出に向かうよう促した。
彼女は後にタイタニック号事件の被害遺族のための募金団体を創設している。

タイタニック探査チームのリーダー。タイタニック沈没と共に失われたとされる「青き海の心」を探し求めており、ある日の調査で目当ての宝石を身に付けたジャックの描いた当時のローズの肖像画を発見したことでローズと出会い、彼女の体験談を聞くこととなる。

ローズの孫娘。100歳を越えたローズの身の回りの世話をしている。ロベットが若かりし日のローズの肖像画をタイタニックから発見したことで、彼女と共に彼の探査船に訪れる。

日本語吹き替え版

日本語吹き替えキャストはTV放映やソフト版それぞれで異なる役者が起用されている。

中でも初のTV放映となった2001年のフジテレビ版ではジャック役に妻夫木聡氏、ローズ役に竹内結子氏が起用されたが、余りに不自然な演技から作品の雰囲気をぶち壊しているなどと巷でかなりの酷評を買い、「ホットペッパー」と揶揄されたりもした。

この反省を踏まえてか、以降のバージョンでは全ての役に於いてプロの声優を起用している。
これはモブも例外ではなく、池田秀一氏や立木文彦氏などといった大物声優がチョイ役を演じている。

また2021年5月に日本テレビで放映された時は、2003年に初回放送されてから担当している石田彰氏がジャック役を務めたが、同氏は同年人気を誇る『鬼滅の刃』にて猗窩座を演じていることもあって、話題をさらに掻き立てた。
尚、猗窩座が初登場した劇場版『無限列車編』は現在日本映画の興行収入第一位であり、石田氏は洋画と邦画それぞれでトップを飾る作品の主要キャラを演じたことになる。

Come, Josephine, In My Flying Machine


本作の時系列である1912年当時の流行歌。主人公の飛行機乗りの男性が「Josephine(ジョセフィーヌ)」という女性を自分の飛行機に乗せるという内容。

劇中ではジャックが船首部でローズの手を広げた際に、ローズがタイタニック沈没後にドアの残骸の上で夜空を見上げた際に其々が口ずさんでいる。

カットシーンではジャックとローズが三等客のパティーからの帰り際に二人で歌唱する場面がある。

予告編



関連イラスト

タイタニック人物感想
タイタニック号
映画「タイタニック」より
Titanic (タイタニック)



関連タグ

ジェームズ・キャメロン タイタニック
レオナルド・ディカプリオ ケイト・ウィンスレット
My_Heart_Will_Go_On

青き海の心

名言・名シーン

Life's_a_gift I'm_flying! Promise_me A_Promise_Kept

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