概要
十二鬼月・上弦の参である猗窩座は、「至高の領域」と称して強さを認めた者に鬼になるよう勧誘してくる。
鬼として永き時を生きる猗窩座にとって強者が老いて死ぬ人間のままでいる事は憂うべき事態であり、鬼になる事でその強さを悠久の時を以って高め続ける事こそ強者の在るべき形と説いてくる。
劇中で猗窩座は杏寿郎の凄まじい強さに目を付け鬼になるよう説得を試みるが、杏寿郎は「君と俺とでは価値基準が違う」とこれを一蹴、その後の執拗な勧誘に対しても老いて死ぬからこそ人間という儚い生き物は美しいとこれを拒絶、最期まで猗窩座の誘惑に対し毅然とした姿勢で人間として生涯を閉じる道を選んだ。
ネタ扱い
他の有名なセリフ同様にこちらもネタ扱いされる傾向にあるようで、特に原作における「右手を半分くらい上げながら笑いかける」というシーンは大喜利めいたネタとして取り沙汰されている。
中の人つながり
なんと、令和3年度の国公立一般入試において、京都大学では当記事のセリフをもじった「お前も浪人生にならないか」と書かれた現役生を煽るタテカンが置いてあった。
鬼になりたくなければ現役で、なりたければ浪人して京都大学に行こう。
2021年12月にNHKで放送された『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』のコント「割引の刃」では「お前も管理職にならないか」というこれを捩ったネタが登場。演者のムロツヨシの独特の演技も相俟って、何とも言えないシュールな雰囲気を醸し出していた。ちなみにNGシーンでは術式展開を領域展開と言い間違えている。
また、pixivではこれらから派生した素晴らしい提案をしようシリーズというタグも散見され、さらに劇場版においてこのワンシーンがボイス付きで登場した事により、色々な意味で有名なシーンとなっている。
関連タグ
妓夫太郎 作中で似たようなことを炭治郎に言っている。
僕と契約して、魔法少女になってよ!:勧誘させる方法が似ている。
世界の半分をやろう…このセリフの大先輩。こちらは主人公へ問われており、結末は選択によって二分している。
遊戯王OCG:なぜか似たようなことが出来るカードが多数存在する。
お前、タヌキにならねーか?…語感が似ている漫画のタイトル。
フョードル・ドストエフスキー(文豪ストレイドッグス)…劇中で「それは素晴らしい提案ですね」と言っている。ちなみに中の人は石田彰氏であり、提案を出した会話相手の中の人は童磨と同じである。