ピクシブ百科事典

十二鬼月

じゅうにきづき

十二鬼月とは、漫画『鬼滅の刃』に登場する“最強”の人喰い鬼達である。その強さは鬼を更に超越し、御伽噺……人の手には届かない領域に在る。
目次[非表示]

概要

鬼舞辻無惨が選別した、直属となる“最強”の十二鬼。

物事の常として素養にも優劣があり、優れた者はより多くの人間を喰らう事ができる(鬼は身体の維持のために最低限の人喰いが必要だが、素養の無いものは短期間に一定量以上の人数を喰らおうとしても身体が受け付けられない)。
これらの鬼は人喰いにより力を増すだけでなく、無惨から更なる血を授けられることにより加速度的に力を増す。
十二鬼月は数百人の単位で人を喰らう素養があり、その力は通常の鬼殺隊士では文字通り『刃が立たない』。

鬼は潜在的に強さへの渇望と、無惨への忠誠を刷り込まれている他、十二鬼月となった者にはある程度の自由(群れをつくるなど)が許されることから、十二鬼月に選別される事を至上の誉れとするが、完全実力性のため選別された後も更なる力の鬼が現れる・素養を無惨に見限られるなどされた場合は、容赦なくその席位を剥奪される。
彼ら十二鬼はさらに“上弦”の六鬼と“下弦”の六鬼に分かれており、主座(最強)は“上弦の壱”、末席(最弱)は“下弦の陸”となる。
十二鬼月に選別された鬼はその目に証となる席位を刻まれるが、上弦が両目に刻まれる(例:左目に“上弦”・右目に“参”)のに対して下弦は右目のみに刻まれ(例:“下伍”)、はっきりと差別化される。
これは、下弦の席位が無惨から一方的に言い渡される(剥奪も含め)曖昧なものであるのと異なり、下弦の壱から上弦の陸に上がるためには、“入れ替わりの血戦”と呼ばれる一対一の勝負を挑み勝つという、明確な基準が存在するためである。加えて、上弦の陸から更に席位を上げるためにもやはり下座の鬼が上座に対して血戦を挑まなければならないため、上弦の席位は一切の疑いを挟む余地すらない実力順となっている。
よって、上弦と下弦では実力に天地ほどの差があり、下弦の鬼は上弦の鬼に蔑まれている。

なお、十二という数字(席数)には特に意味は無いらしく、無惨の機嫌や思い付きで問答無用に解体される事もある。
即ち本質的には、無惨が自らの姿や能力を鬼殺隊士の目に晒す事無く鬼殺隊を壊滅させるための、使い捨ての手駒に過ぎない。

上弦

上弦の鬼


真に“最強”にして、無惨直属たる六鬼。
無惨の正体(能力)について僅かながらも開示を受けているようで、彼/彼女から直接任務を下され、報告に参じる。無惨としても“代替の利き辛い希少な手駒”という(彼/彼女としては稀なほどに高い)評価をしており、多少機嫌を損ねた程度では廃棄処分を下す事は無い。
この百年余り顔ぶれが変わっておらず、それは即ち鬼殺隊最高位の剣士である“”を幾人も葬ってきた事を意味する。
選別に次ぐ選別を潜り抜けてきた彼らの身体能力と超再生力は、超越生物である人喰い鬼の中でも一段と極まっており、更に応用範囲の広い血鬼術を攻撃・防御・機動力の全てに上乗せする戦術を採る者が多い。これに、長きにわたる闘争の年月を経てきた修羅としての戦闘経験を加味すると、その総合個体戦力はもはや人間の手に届く範囲を大きく逸脱していると言っても過言ではない。
なお、当然ながら無惨の“呪い”の支配下にある。
しかし、「陸」の堕姫&妓夫太郎の死により百年無敗の歴史が打ち破られたことで無惨の強烈な怒りと不興を買い、「上弦だからと甘やかし過ぎた」と処分さえ仄めかせた最後通牒を受け、鬼殺隊壊滅のために本格的に動き出すこととなった。

上弦の壱 黒死牟(こくしぼう)

「 黒死牟 」


月読尊
と理を司るカミ。夜を統べ、剣を以て同族を屠る権能を持つ。

首座
黒髪の長髪を後ろで一括りにした剣士姿の鬼。
六つの目を持つ異形の貌を有するが、額と頬には揺らめく火を思わせる痣がくっきりと浮かんでいる。
精神状態も安定しており、同族嫌悪を刷り込む“呪い”の下にあってなお、無惨への忠誠としての組織論を説く。
「無限の修練」を己に課している猗窩座に悟られる事すら無く、その間合いを踏み越える程の実力を有する最強のにして最強の剣士

人間の頃は武家の長男だったらしく、無惨の回想に登場する「耳飾りの剣士」とは深い関わりを持つ。

上弦の弐 童磨(どうま)

どうまどの


閻魔
日本仏教における閻魔は地蔵菩薩と同一の存在、或いは地蔵菩薩の化身と解釈されている。

優男風の青年姿をした人喰い鬼。
口から上る全てが戯言であり、他者はおろか、己の生死に対してすら戯れているかのように振る舞う。
これまでに開示されている情報から上弦では妓夫太郎に次いで新参――つまり、陸から弐へ一気に駆け上がった天賦の才を有する鬼である。
不老不死の永き時間をただ戯れて過ごしながらも、「無限の修練」を己に課している猗窩座を「俺には勝てまいよ」と哂うほどの実力を有している。

上弦の参 猗窩座(あかざ)

猗窩座らくがき


修羅
闘う事以外の全てを捨てた男。

武術家として極めた身体能力を、“破壊殺”という血鬼術でさらに強化して戦う。策を弄さず正面から鬼殺隊士と戦い、実力を認めた隊士には鬼となる事での、不老不死の身体による無限の修練へと誘う。
が、そのような立ち居振る舞いは、己の力を弱者に誇示するための見せかけに過ぎず、不測の事態により極限状況に追い込まれれば、躊躇なく逃亡を選ぶ(猗窩座の本質は全て過去に基いている)。

上弦の肆 半天狗(はんてんぐ)

【鬼滅】半天狗


天狗
天狗は“天を駆ける狗(いぬ)”――彗星を起こりとする。彗星は洋の東西を問わず凶事の前触れとされる事から、転じて人の通る六道から堕ちて人界に“災厄”を振りまく(妖怪)とされる。

か弱そうな老体の姿をしながら本質はその名の通りの純然たる外道人であった頃よりあらゆる痛みを忌避し、全てを他者に擦り付け、逃げ続けた挙げ句に人の道を外れていた、為るべくして成った災厄。

上弦の伍 玉壺(ぎょっこ)

Gyokko - Kimetsu no Yaiba


人魚
人魚とは麗しい見目を餌に、ヒトを水難へと引きずり込むモノ。特に東洋においては、その身に“災厄”を詰め込んだ(妖怪)として伝わる。

壺の中から煙の如く罷り出る異形。その姿は両目に“口”が、口と額に“眼球”が存在するという正しくの怪異である。
生前より『芸術家』であったらしく、“美”への執着を基軸とした理性と理智を保ち、達した希少個体。

上弦の陸 堕姫(だき)・妓夫太郎(ぎゅうたろう)

センシティブな作品


餓鬼
餓鬼とは畜生以下の存在で、常に飢えていて、ゴミであろうと人であろうと意地汚く貪り喰らい散らかす鬼。転じて、礼儀も思慮も知らない子供である。

呪いの制約下にあって、共生状態で上弦に達した二鬼。遊郭を狩場としている。

帯鬼
妹の堕姫は表の花魁。
艶やかな高級女郎として、とある遊女屋の日の当たらない部屋を拠点とし、見目麗しい女性を好んで喰らう。時折起こす癇癪を除けば完全に人間の生活に溶け込んで、目にかなった遊女や丁稚を虐めによって行方不明にさせている。

鎌鬼
兄の妓夫太郎は裏の身剥ぎ。
疑似餌の役目も負う堕姫に力と命を分け与えた上で、狩場の構築・維持を全任し、彼女の帯内で眠って過ごしている上弦の陸の“本質”である。
堕姫単体に勝る剣士が現れた時のみ這い出して、可愛い妹を泣かせた落とし前を取り立てる。

上弦(嗣)

千年を経て欲するモノを見つけた無惨が、大願成就を必定とするために、空席となっていた肆、伍、陸へと据えた嗣ぎ(つぎ)の三鬼。
暁光を望まんと進む鬼狩り達の前へと、高く厚い無限の“壁”として道を遮る。

上弦の肆 鳴女(なきめ)

玄上
世に二つと無い琵琶の名器、其の付喪神(鬼)。絶世の音色には百鬼が惹かれて集い、夜を行脚する。旧(ふる)さに於いては鳥山石燕から更に遡り、室町にまで至るとされる。

超希少個体とされ、その血鬼術は空間系最上位に座しており、極めて高い希少性と有用性のために、元々は十二鬼月とは別格で無惨から重用されていた。
主(あるじ)・無惨のために築いていた超広域異空間『無限城』の門戸を“最終局面”の舞台として開き、鬼殺隊士を根こそぎ堕としこむ。

上弦の伍 ????

“最終局面”において、陸と参と弐が脱落した時点で無限城において直接的な戦闘力を持つ上弦は壱しかいなかったため、現時点では無限城にはいない模様。

上弦の陸 獪岳(かいがく)

雷神
俵屋宗達が描いた“雷鼓を背負った鬼”は菅原道真公を原型とする。策謀の果てにを追われた公の怨念は猛る稲妻へと顕現したとされ、この“災厄”から逃れようと人々が口した「くわばら」は永く現在まで伝わっている。

鬼殺隊の戦士が鬼へと堕した姿。戦死した堕姫と妓夫太郎に代わって上弦の陸の席を与えられ、無限城において鬼殺隊を殲滅せんと立ち塞がる新たな鬼。

下弦

十二鬼月


現時点での“最強”に列席する事を許された六鬼。
鬼殺隊への敗北により欠員が生じる、または(無惨に判断された)実力に応じて繰り上がり・補充されるため、たびたび構成員が変わっている。鬼殺隊の柱は、十二鬼月を狩った経験を当然視される傾向がある事から、その頻度はかなりのものと推察される。
通常の鬼からはその立場を羨望されるが、実際は薄氷を踏むが如しであり、無惨の機嫌や思い付き程度で簡単に命運が左右される。また、無惨の能力について把握できている情報は、通常の鬼と大差ない。
上述の通り多少の自由裁量が認められるとはいえ、柱にぶつけられる可能性も高まる事から、生存目的からすればデメリットの方が明らかに大きい。しかしながら、元・下弦の陸である響凱が心底から復席を望んで行動していた事から、“呪い”のマインドコントロールに目標として設定されている可能性が考えられる。
鬼狩りに下弦の伍=累が倒されたのを機に無惨から見切りをつけられてしまい、弐・参・肆・陸は無惨自身の手で粛清され、唯一それを免れた壱の魘夢も炭治郎たちに敗れたことで現在では完全に壊滅している。
弐・参・肆・陸は本編内では名前は出ず、後に公式ファンブックにて命名された。

下弦の壱 魘夢(えんむ)

声:平川大輔

魘夢


眠り鬼
夢を操る血鬼術を行使する。夢の中は完全に彼が優位となるフィールドであり、柱ですら圧倒されうる。また、目を合わせた相手を瞬時に昏睡させる術も用いる。
下伍(累)の敗北を受けて下弦の実力不足に立腹した無惨に“解体”される運命だったが、その醜悪な心根を気に入られ、特別に無惨から更なる血を分け与えられた(多大な負荷を伴う強化を受けた)上で、炭治郎と柱の抹殺を命じられる。

下弦の弐 轆轤(ろくろ)

声:楠大典
柱に挑むため、無惨に更なる血を分け与えてくれるよう懇願するが、懇願という行為そのものが不遜とみなされ“解体”される。

下弦の参 病葉(わくらば)

声:保志総一朗
“解体”から逃れようと無惨の前から全速力で逃げだすが、気付いた時には『上座から一歩も動いていない』無惨に首を引き千切られており、そのまま死滅した。

下弦の肆 零余子(むかご)

声:植田佳奈
己と柱との実力差を理解しており、柱を前にした場合は逃げ出そうと考えていた。
その思考を無惨に読まれたため、手駒として無意味と判断されて“解体”となった。

下弦の伍 (るい) 

声:内山昂輝

センシティブな作品


蜘蛛鬼
鋼の如き糸を自在に編み張る血鬼術を用いる、白髪の少年鬼。
偽りの家族と共に、那田蜘蛛山に根城を構える。

下弦の陸 釜鵺(かまぬえ)

声:KENN
末席。
下弦の伍(累)が敗れたことで、無惨から下弦の十二鬼月の実力不足を叱責された際、「そんな事を俺たちに言われても」と考え、その思考を読まれる。
そのような思考が不遜とみなされ、無惨に喰われて“解体”された。

元・下弦の陸(現・席位剥奪) 響凱(きょうがい)

声:諏訪部順一

響凱さん


鼓鬼
炭治郎が出会った時点で、無惨から才覚を見限られ十二鬼月から降ろされていた。
自分の縄張りである館の空間を自在に操る血鬼術を用いる。

余談

累以外の下弦の鬼はアニメにおいては最終回のAパートにのみ登場したのだが、唯一粛清を免れた魘夢はともかく、それ以外の4人はアニメ最終回にて殺されるためだけに登場したことになり、その際の下弦の鬼達の豪華声優陣に多くのファンが自分の目と耳を疑った。
スピンオフ四コマ漫画「きめつのあいま!」では、上司のブラックぶりに耐えかねた轆轤・病葉・零余子の3人が労基に駆け込もうとしたが、受付は17:30で終了していたため、それを見た3人は言葉を失い絶望していた。

関連タグ

鬼滅の刃 鬼舞辻無惨 鬼殺隊

関連記事

親記事

子記事

兄弟記事

pixivに投稿された作品 pixivで「十二鬼月」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 346372

コメント