恨の鬼
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こんのおに
漫画・鬼滅の刃に登場する鬼。読みは「うらみ」ではなく「こん」。
『鬼滅の刃』に登場する上弦の鬼の一角・半天狗の分裂体の一つ。見た目は本体がそのまま巨大化したような格好だが、野ネズミ程の大きさしかない本体と対照的に、背丈が2メートル以上もある筋骨隆々の大鬼になった。外見がそのままそっくりなだけあってか中の人も同じである。
また、本体の舌には『怯』の字が刻まれているがコイツは『恨』。
ようやく本体の頚を落とせると思ったら瞬く間に巨大化し、今度こそ頚を落としたらそいつは分裂体でしかないという非常に鬱陶しい鬼。
注目すべきはその異常な生命力であり、頸だけではなく両腕を切断され、高所から転落しても(例を挙げると、1巻で同じくらいの高さから落ちたお堂の鬼は為す術なく首から下が粉砕され「ギャッ」と首だけで悲鳴を上げた)まだ活動しており、首から上が丸ごと無くても本体により周囲を見回して人を襲って食おうとするほど。
口がないのにどうやって捕食するつもりか疑問だが、恐らく手か身体から吸収して喰うのだろう。
口から喰うだけでなく、身体から吸収するという方法での捕食もする鬼は、他の上弦にも居る。
さらにその状態で朝日が昇り、禰豆子が直射日光で全身が焼けただれて危うく死ぬ寸前だったにもかかわらずそれより日射面積が多いであろうコイツはまだ人を襲う気でいた(さすがに日光を克服できているわけではなく、単にしぶとすぎるだけ)。
頚が落ちた状態で刀鍛冶の里の住人を追い回していたが、自分の犠牲も厭わない禰豆子に蹴り出された炭治郎によって本体が恨の鬼の心臓の中にいる事を見抜かれ、上半身をバラバラに切り裂かれて本体が露出、トドメの袈裟斬りを本体の頚に受けたことで、恨の鬼も消滅した。
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