「即死できぬというのは哀しいのう」
CV:斉藤壮馬
概要
十文字槍を装備し、作務衣に仁王襷という服装の青年の姿をしている。
悲しみを表す名前通りしばしば「哀しい」と口にし、性格はかなりのローテンション。そのため言動こそダウナーだが、ネガティブどころか意外と強気だったりする。
またリーダー格の積怒に次ぐ冷静さを持つためスキを見せることは少なく、いつもテンションの高い可楽や空喜が油断と慢心からスキだらけなのとは対照的。
技
激涙刺突(げきるいしとつ)
槍を構えて前方に5つの衝撃波のようなものを繰り出す技。
半天狗の分身達が持つ技の中では数少ない物理的な攻撃技であり、これを喰らった相手は人間ならばまず即死である。
…なのだが作中では主な交戦相手が特異体質ゆえに刺されても致命傷には至らなかった不死川玄弥が相手だったこともあり、他の三体に比べ活躍シーンに恵まれていなかったある意味不憫な存在。殺傷力が一番高い技持ちなのが仇になったのか。
活躍
積怒の首から生まれる。序盤は玄弥と戦うが、玄弥の耐久力が高いため致命傷を与えられない。炭治郎が他3人の相手をしている間に、いつの間にか玄弥に首を斬られてしまう。(この時玄弥に身体を喰われ、彼を鬼化させる)
復活後は禰󠄀豆子や玄弥の相手をするが、致命傷は与えられずに膠着状態に陥る。最後は本体の首が切られかけた時、積怒に吸収されてしまう。哀絶は何か抗議するように口を開いたが、声を発する間もなく吸収されてしまった。
意外な人気……?
第二回人気投票では半天狗自身(28票・62位)に次ぐ8票を獲得し101位にランクイン(この投票では同率が多く、101位までが発表された)。
ちなみに哀絶同様に8票だったのは産屋敷かなたと炭十郎が討ち取ったクマだったのだが、憎珀天を含む他5人はランク圏外だった。ギリギリのところで食い込んだコイツは何気にすごい。
考えてみると享楽的な可楽・空喜や高圧的な積怒・憎珀天と違い、こいつのパーソナリティーは『鬼滅の刃』中でもかなりレア……というか唯一無二である。
もしかしてそうした雰囲気が決め手だったのだろうか?
ネタ
積怒に吸収される際のノーセンキューな表情と仕草は「コンビニで『お箸は結構です』的な顔」と例えられ、アニメ版では作務衣がジャージにしか見えないとして新たなネタ要素が生まれ、誰が呼んだか「ジャージ鬼」というあだ名までつけられてしまった。
余談
着ている作務衣の袖口は、原作とアニメでは異なる。
原作は手首と手の甲を覆って中指に引っ掛ける手甲の形だが、アニメは手首までの普通の袖口。
また顔立ちも、原作とアニメで異なる。
原作は、頬が丸くふっくらとしていて、積怒・可楽・空喜よりも幼い顔だが
アニメは他の3体と同じ年格好の顔立ち。
原作もアニメも目の色は青色だが、ノベライズでは「真っ赤な目で玄弥を見下ろす」という描写がある。
ノベライズの著者が執筆中当時は喜怒哀楽鬼のカラーリングがまだ定まっていなかったのか、それともミスなのかは不明。
関連タグ
半天狗の分身体
神官オーム:同じジャンプ漫画で「哀しい」を口癖とする敵役の先輩