概要
動きやすく、簡素な作りの作業着の和服。
打合せで袖の余らない上衣に、裾(すそ)のすぼまったズボンを合わせたもの。名前は、作務(雑用)を行う際に着る服であることから。
「作務衣」は本来、僧侶が作務を行うときに着るもの全般をさし、特定の形が決まっているわけではなかった。現在の形の作務衣が固まったのは戦後、昭和40年代以降のこととされている。
なお、作務というのは元々は禅宗の用語だが(禅宗では寺内の雑用・労働も修行の一部と見做しているので、他の宗派に比べて僧侶、特に大寺院で修行中の僧侶がやるべき雑用・労働が多い)、禅宗以外の宗派の僧侶が普段着として作務衣を着る場合も有る。
関連イラスト
オリジナル
版権
関連タグ
甚平 - 作務衣と混同されることのある部屋着。