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半天狗

はんてんぐ

半天狗とは、漫画「鬼滅の刃」に登場するキャラクターである。
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「弱い者いじめをォ するなああああ!!!」

概要

鬼舞辻無惨配下の精鋭、十二鬼月「上弦の肆」

角が生え、額に大きな瘤を持つ小柄な老人の姿の
小心な性格らしく、堕姫妓夫太郎が倒された事で他の上弦の鬼が無限城に召集された際には、無惨の一挙手一投足にひたすら震え上がり、「恐ろしい恐ろしい」と平身低頭している。
しかし実際には、鬼として人を殺しておきながらも、そのことで鬼殺隊に戦いを挑まれた際には、『力のない弱い者(自分)をイジメる悪者』と考える被害者意識の塊で、何処までも自分本位で他人の事を考えない。というある意味で現代的な醜悪さを持つ鬼。
無惨からの評価は『普通 たまにうざく感じるが許容範囲内』とのこと。

能力

血鬼術「分裂能力」

頚を斬られると分裂して若返る分身体を生み出す血鬼術。しかし、真に厄介なのは窮地に陥るほど凶悪無比な分身体が生み出される性質にある。

舌に喜怒哀楽の文字が刻まれた4人、空を自在に飛び音波攻撃を放つ空喜錫杖から電撃を繰り出す積怒、三叉槍の使い手の哀絶、八つ手の葉の団扇で突風を起こす可楽を生み出したが、これはあくまで半天狗が「これくらいいれば殲滅できるだろう」と考えた結果に過ぎず、劇中では喜怒哀楽鬼を複合させた憎珀天、相手を欺くための恨の鬼(仮)まで生み出している。

分身体には上弦の鬼特有の高速再生能力と固有の血鬼術を有し、即座に戦線に参加してくる。
(一応の)上限を斬った場合、斬られた鬼を母体とした分身体が増えてゆくが、その分攻撃の威力が落ちて弱くなる。
舌を切れば、気休め程度だが再生速度が落ちるが、それで死ぬことはない。
急所である頚を斬っても死なず分裂するため、頚を斬られることには頓着せず、むしろ斬らせようとさえしている。そうして増え続ける相手に延々と消耗戦と多対一を強いられる。
ただし頚を斬られても死なないとは言え、分裂体が血鬼術や再生する為に使用するのは本体の力であるため、分裂体が力を使いすぎれば本体自身の消耗も招き、そうなると本体が人を食わなければならない。

総じて、分身体とは半天狗にとっての自身の行いを肯定し、己の罪を押し付けられるスケープゴートのような存在ともとれる。

積怒(せきど)

半天狗の分裂体の1人。
常に何かに怒っている。その状態に反して、判断は冷静沈着そのもの。
ほかの分裂体に対しての司令塔的枠割を担う。
武器は、雷を発生させる錫杖。
この錫杖から発せられる雷撃は、積怒の細胞には無効のため、彼と同じ細胞を持つ分裂体を巻き込む恐れがない。

可楽(からく)

半天狗の分裂体の1人。
楽しむことを優先しており、戦いにおいてもそれが顕著に表れている。
武器は突風を起こす八つ手の葉の団扇。
人間をたやすく吹き飛ばし、風圧で建物を押しつぶすほどの力を持つ。
ただし、これはあくまでも武器の特性であって、可楽の血鬼術でないため、武器を奪われるなどすると、逆用されてしまう。
作中では、竈門禰豆子と主に交戦。

空喜(うろぎ)

半天狗の分裂体の1人。
ほかと異なり、半人半鳥の姿をした鬼。
飛行能力を持ち、金剛石をも砕くと豪語する爪と口内から繰り出す音波を攻撃手段とする。
性格は可楽に似て、快楽的。

哀絶(あいぜつ)

半天狗の分裂体の1人。
作務衣を身にまとい、十文字槍を自在に操る鬼。
ほかの分裂体と比べ、消沈した言動を見せる。
作中では、不死川玄弥と主に交戦。致命傷になりうる攻撃を何度仕掛けるも、倒れる様子のない玄弥に翻弄される。

怯えの鬼(仮称)

半天狗の本体
姿は最初の基本形態と同じだが、その大きさは野ネズミほど
戦線から離れたところで隠れているため、探知能力持ちでもない限り見つけるのは至難の業。さらに、見つかりでもすれば、とてつもない速度で逃げていく。
その上、喜怒哀楽の鬼たちの猛攻をかいくぐって頚を斬る必要があるため、討伐には、級の力と頭数が求められる。
さらに、本体は頑丈そのもので、頚に至っては小指程度の太さにかかわらず、斬ろうとした日輪刀が逆に折れてしまうほどの強度を誇る。
見つかりづらさ、逃げ足の速さ、頑丈さの三拍子からこいつを連想した読者は少なくないはず。
また、窮地に追い込まれると己の身を守るべく、その時に抱いた強い感情を血鬼術によって、具現化、分裂させる。
上述の喜怒哀楽の鬼たちはこうして生まれており、その上限は、半天狗が窮地に追いやられるたびに増えていく。
総じて、半天狗の恐ろしさは単純な実力でなく、厄介さを極めていることにある。

憎珀天(ぞうはくてん)

憎しみの感情を具現化させるべく、怒り鬼の積怒を母体として残り三体の鬼を吸収、合体して誕生した分裂体。
背中に「憎」の文字が書かれた5つの太鼓を背負い、動物の牙に似た形状のバチを持った雷神の様な少年型の鬼。
半天狗の窮地を救うという目的で生み出されたためか、言動は傲岸不遜で尊大。敵を一方的に悪人と決めつけ、自身を善とする、半天狗の歪んだ価値観の化身。
実力は上述の四体の鬼よりも強く、彼らの力を扱うことができる。また、この鬼も半天狗の分身体の一体のため、頚を斬っても意味がない。

作中では炭治郎一行を相手に圧倒し、徐々に追い詰めていったが、恋柱・甘露寺蜜璃の参戦で戦いが振出しに戻る。
初見殺し極まりない性質で、頸を斬られながらも蜜璃を一度は倒し、彼女を食らおうとするも炭治郎たちの介入で彼女にとどめをさす事に失敗。
蜜璃が意識を取り戻した後は、本体を追おうとする炭治郎たちへの追撃を阻止され、彼女と再び交戦。蜜璃に限界を一刻も早く迎えさせるべく、猛攻を仕掛ける。

  • 無間業樹(むけんごうじゅ)
木の竜を召喚する、憎珀天固有の血鬼術。半天狗からの呼称は「石竜子(トカゲ)」。
炭治郎の分析では、この石竜子は一度に呼べる数が五本まで、それらの射程が66尺(約20m)と推定したが、これは本体の消耗を防ぐための縛りに過ぎず、実際の上限は無いに等しい。
竜の口は、血鬼術の砲台にもなり、多面的、多角的な攻撃を仕掛けることも可能。
また、1本の最長距離を超えて逃げた相手には、アケビの実のように、伸ばした石竜子の口から別の石竜子を召喚することで、無理やり射程圏内に持ち込むことができる。

また、そこに加え、上記の喜怒哀楽の鬼すべての血鬼術を扱う。
上述のように、石竜子の口から発生させるだけでなく、本体の口からも発動が可能(作中では、可楽の音波攻撃、狂圧鳴波を至近距離で蜜璃に浴びせた)。
更に複合技として、石竜子を介して複数の血鬼術を一度に発動させることも可能。

恨の鬼(仮)

半天狗の本体(怯の鬼)を巨大化させたような見た目の分身体
こちらも分身体のため頚を斬られても死なず、内部に半天狗の本体を隠している。
作中では、土壇場で巨大化したように見せかけて一度倒したと思わせることで油断させ、その隙に人間を捕食することで仕切り直しを図ろうとした。
さらに本体を日光から守る役割も果たしており、少しの間であれば日光下でも活動が可能。

過去

他の強力な鬼達と異なり、こいつの過去は基本たった見開き2ページでしかも継ぎ接ぎ状態でしか描かれていない。
しかしそれでもわかる程の救い難い過去を持つ外道である。

元々の性格は気弱なものだったが、仕返しはしっかりする方で、自分がやったとばれない様に手回しをしてから行うほどであった。
あるとき、強面の相手とぶつかった折に、盲人の振りをしてやり過ごしたことがあり、それに味を占めたことから、善意で世話をしてくれる人々相手に盗みと殺人を繰り返すという、とても人間とは思えない非道な生き方をするようになった。

ちなみに日本では古くから盲人同士の互助組織が成立しており、江戸時代となれば盲人の頂点に立つ「検校」などは大名並みの格式と利権を持っていたとされる。
健常者でありながら、末端とは言え障碍者の恩恵を一方的に得ようとしたこの男が当時の価値観からしても度を過ぎていることがわかる。 

しかも犯罪行為に至っては「儂が悪いのではない!!この手が悪いのだ!!」と醜く言い逃れようとするなど、徹底的なゲスである。
見下げ果てた所業に怒り告発しようとした盲人を殺害した事で悪事が露見、その罪状から打ち首になる筈だったが、無惨によって鬼化。報復とばかりに処罰を下した奉行までも惨殺している。鬼になる際には人間としての記憶は失われる筈だが、それでも彼の本質は驚くほどに全く変わっていない。

貴様が何を言い逃れようと事実は変わらぬ 口封じした所で無駄だ その薄汚い命をもって罪を償う時が必ずくる

余談

ネット上ではそのたった2ページに収まる過去回想演出がコラ素材として優秀という評価を受けており、それまでネタ扱い気味だった同僚の過去があまりにも凄惨すぎてネタにできなくなってからはその代わりとして余計に弄られている節がある。


関連タグ

鬼滅の刃 鬼(鬼滅の刃) 鬼舞辻無惨 十二鬼月 上弦の鬼
天狗

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  • ???…後任の「上弦の肆」
  • 沼鬼童磨…分身作成能力をもつ鬼つながり。

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