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鳴女

なきめ

鳴女とはキャラクター名。ここでは漫画「鬼滅の刃」の登場人物について詳述する。
目次 [非表示]

もしかして:泣き女、鳴き女→泣き女を参照。


曖昧さ回避編集

  1. 夢幻伝説タカマガハラ』(立川恵/なかよし連載)の登場人物。→鳴女(タカマガハラ)を参照
  2. 鬼滅の刃』(吾峠呼世晴/週刊少年ジャンプ連載)の登場人物。本項目にて詳述。

2のプロフィール編集

人間時の名前不明
身長不明
体重不明
趣味不明
血鬼術異空間・無限城
CV井上麻里奈
初登場話単行本6巻 第51話「日輪刀還る。」
公式人気投票第2回:68位(22票)

2の概要編集

鳴女ちゃん

「これで六割程の鬼狩り共の居所を把握。しかしまだ太陽を克服した娘は見つかりません。」


鬼舞辻無惨の側近を務める女の。長い黒髪で顔の半分を隠しており、その下は不気味な一つ目である。名前は単行本12巻のおまけページで判明した。

常に携えた琵琶をかき鳴らしており、十二鬼月の鬼達からは「琵琶女」「琵琶の君」などと呼ばれていた。


初登場は無惨による下弦の鬼達の解体の時。自身の血鬼術で敗死した以外の下弦の鬼達を無限城に召喚した。


ファンブックによると生粋の仕事人であるらしく、その為に基本的に必要以上の会話はしない。堕姫妓夫太郎兄妹の敗死により、上弦の壱かららが無限城に召集された際も、質問に短く答える程度であくまで必要な会話しかしていない。ただ、無惨が去った後も諍いを続ける上弦達に対しては、内心では「早く帰ってくれないかな」と思っていた様子(12巻のおまけページより)。


十二鬼月ではなかったが、その能力の有用性から元々それに匹敵する特別待遇がされていた。そして、後に半天狗が敗死した事で彼に代わって「上弦の肆」の座に就いた。

無題

その座位に従い、眼に「肆」の文字が刻まれた。


公式ファンブックにて明かされた無惨からの評価は「便利であるためお気に入り」。探知探索を得意とし、その情報の正確さと利便性から無惨に重宝されていた。


鬼になってからの年月は詳細不明であるが、この百年は上弦が入れ替わっていなかったこと、妓夫太郎の敗北を受けて無限城に招集された猗窩座が無限城に喚ばれたということは上弦が鬼狩りに倒されたと連想していることから、かつて上弦が倒された113年前よりも以前から鬼だったと考えられる。


能力編集

血鬼術『異空間・無限城』編集

無惨の本拠地である「異空間・無限城」を作り出し操る主。

自在に壁や通路の配置などを操れるだけでなく、扉を作ることで任意の場所の空間を繋げることもできる。

相手の足元に扉を作ることで任意の相手を自在に召喚したり逆に目的地へと送り込む事ができる。この力を使って、十二鬼月の面々を無限城に召集する役目も担っている。また、城内の空間を自在に変転させる事も可能。

直接の攻撃性や殺傷力は低い能力だが応用が効き、守りや逃げに使われると柱単独でも敵わない。何より無限城内の全てを彼女の意のままに操ることが可能で、伊黒小芭内からは「煩わしさと厄介さは随一」と評されている。


上弦の鬼となってからは、自身と同じく「肆」の文字が目に刻まれた使い魔を用いた探知探索の血鬼術を新たに習得しており、鬼殺隊士達の動向の調査と、禰豆子の居場所を捜索する役目も果たすようになっている。


過去編集

人間鳴女ちゃん

公式ファンブック鬼殺隊最終見聞録・弐にて彼女の過去が判明する。

人間だった頃から琵琶奏者であったが無名で、暮らしは貧しかった。ある日、博打狂いの夫によって一着しかない演奏用の着物を売られた事に逆上し、金槌で夫を殴り殺す。

そのまま仕事に出掛け強張って震える手で演奏したところ、ぼろぼろの普段着に顔をしかめていた客から、その音色を称賛される。これを機に以降は演奏前に人を殺して、殺した指で琵琶を演奏する事に拘るようになり、実際にその演奏で、琵琶奏者としての評価を上げていった。

後に、演奏前の殺人のターゲットとしてたまたま無惨を襲い、当然ながら返り討ちにされたのだが、そこで逆に気に入られて鬼にされたという経緯である。


なお、金槌は琵琶の調整の道具に用いられている。

余談編集

本編中では、無限城の奥に座す探査・空間操作型の非戦闘員キャラとして特に台詞も少なく、ファンからは「地味」「幸薄そう」という評価から、「上弦にしては存在感が薄い」という辛辣な意見まで見られた鳴女であったが、公式ファンブック弐巻で明かされた「哀れなDV被害者かと思ったら、一転してそこからシリアルキラーになった」「無惨に通り魔として殺そうと襲い掛かった結果、鬼にされた」という人間時代の設定から、それまでの印象が180度逆転してしまった。

鳴女が鬼になった理由


さらにそのあまりにもかっ飛び過ぎた生き様から、それまでの影の薄さからも一転して人気が急騰し、「ロック」「デスメタル」「メタルモンスター」「クラウザーさん」「ネウロの犯人等々、様々な愛称でネタにされ、ネット上でのファンの話題を一気に掻っ攫ってしまう事態に。現在も「鳴女さん」と敬称付きで呼ぶファンも。


公式で行われた第2回人気投票では、この時点ではまだ殆どキャラが掘り下げられてはいなかった事や、能力が完全に半天狗以上の持久戦に特化している為に、派手な戦闘シーンや見せ場が殆ど無かった事なども響いてしまい、僅か22票で68位と作中で登場した十二鬼月の中では最下位だった。

しかし、その評価はファンブック発売後にひっくり返り、彼女の過去が明らかになってからはイラストの投稿数も増加。現在では本作屈指のネタキャラの一人としての地位を確立している。

ちなみに「無惨様は鳴女さんに殴られたのを返り討ちにした」という認識のファンは多いが、実際は「殴られた」という記述は一切ない(「襲われた」のみである)。


また当初は、本編で鳴女の過去が全く掘り下げられないまま退場した事について、ファンの間では不満の声も見られていたのだが、実際に彼女の過去が明かになると、「色んな意味でこの過去を本編の展開の中で掘り下げなかったのは正しい判断」「過去が掘り下げられなかった事に納得できる理由があったのは凄い」として、逆に称賛の声が多く寄せられるようになった。



キメツ学園編集

同じく公式ファンブック鬼殺隊最終見聞録・弐にで判明した。

鬼舞辻議員のスパイとしてキメツ学園に潜入している。

キメツ学園では教頭をしており、校長のあまねとはバチバチ火花を散らしているらしい。

キメツ学園!

キメツ学園教頭、正体は政治家の鬼舞辻無惨が学園に差し向けたスパイ。前髪で隠れた顔で表情を読みにくくして、学園の情報を集めている。ただし、それで乗り切れないピンチが訪れたときは琵琶を取り出し、かき鳴らしながら誤魔化す。(本人は「校長は間抜けだから、これで誤魔化せる」と思っているが、実際は嘘がバレバレすぎて見逃して貰っているだけである。また、手に入れる情報も冷蔵庫の中身などしょうもない。)

童磨には事あるごとに占いをしてもらっている。その内容はキメツ学園を手中に収める方法からブロマイド(鬼舞辻無認可)の価格設定までさまざま。



関連イラスト編集

【鬼滅の刃】鳴女 ~グリザイユ画法上弦女子組【鳴女と響凱、そして無惨】鬼を送り出す女


関連タグ編集

鬼滅の刃 鬼舞辻無惨 鬼(鬼滅の刃) 血鬼術 十二鬼月 上弦の鬼 無限城

鬼滅の刃の登場キャラクター一覧

シリアルキラー 琵琶 メカクレ 単眼 悪女 空間操作


上弦の鬼

黒死牟(壱) 童磨(弐) 猗窩座(参) 鳴女(新・肆) 獪岳(新・)


関連・類似キャラクター編集

  • 半天狗…前任の「上弦の肆」
  • 響凱…同じく楽器により空間を操作する血鬼術を使用する鬼。またこちらは元・十二鬼月である。
  • 朱紗丸零余子…無惨に命を奪われた女の鬼つながり。

『無限城決戦編』にて編集



以下ネタバレ注意
























産屋敷の仕掛けた爆弾にその身を焼かれ、更に珠世悲鳴嶼行冥の追撃で身動きが取れなくなった無惨に一斉攻撃をしようとした竈門炭治郎達、及び既に居所を把握していた我妻善逸嘴平伊之助栗花落カナヲ不死川玄弥を初めとした鬼殺隊士全員を無限城内へと落とした。

以降は自身の血鬼術を駆使し、部屋の構造を組み替える事で鬼殺隊の隊士の行動を分断して被害を拡大させ、そして自身を攻撃する甘露寺蜜璃と伊黒小芭内に接近されないようにしつつ、無惨が回復するまでの時間稼ぎを行っていた。


他の上弦が尽く敗死し、無惨覚醒後も生き残った柱達を集結させないように、目の前の伊黒と甘露寺を相手にしながら城の構造変換を続けていたが、この隙に密かに彼女に接近していた愈史郎に脳を乗っ取られた事により視界を操作され、無限城の制御も奪われてしまう。さらに伊黒や甘露寺が死んだという嘘のイメージも、自身を通じて無惨に送られてしまう。


甘露寺からの不意打ちでこの事実を知った無惨が、鳴女を介して愈史郎を取り込んで殺害し、彼女を取り戻そうと行動を起こすも、冨岡義勇と伊黒に邪魔されてしまい失敗。そこで、助けるのは無理だと判断した無惨に自壊の呪いを発動させられた事で、頭部を破裂させられて絶命。彼女の死をもって、十二鬼月は全滅となった

その後、制御不能に陥った無限城は崩壊したが、直前に愈史郎の手で無惨や鬼殺隊士は全員地上に放出された。


ファンブック弐での地獄の様子では無惨や他の上弦の鬼を初め様々な鬼が自分と戦った剣士の呼吸や印象をコメントしている中で、呼吸の剣術を一太刀も受けずの退場のため、雷の呼吸へのコメント枠自体が無かった新上弦の陸と同様に登場しなかった。


なお、『無限城決戦編』に至るまで鬼殺隊は鳴女の能力どころかその存在自体を把握していなかったが、産屋敷はこれまでに得た情報(鬼の出現の仕方の不自然さなど)から鳴女に相当する鬼の存在・能力について予め分析していたことが単行本の追加情報で明かされている。愈史郎を配置したのも、その未知の戦力の対戦相手として最も適していると判断した産屋敷の采配によるものだったようだ。

幾つかの想定外こそあったものの、決戦において無惨は鳴女による妨害も含め産屋敷の戦略通りに動かされていたと言えるだろう。


余談編集

上記の血鬼術だが、扱い方次第では無惨が出るまでもなく鬼殺隊を壊滅に追い込めていたと思われる。

例えば、最初から鬼殺隊とは接触せず自身は安全地帯から血気術を行使し、地形の変化に混乱している隊士を他の上弦が纏めて処理する等といった極めて極悪な戦法をとることも可能であると考えられる。

実際、この時点で残っている上弦の血鬼術はどれも「一撃でも食らえば即死」と言っても過言ではない効果のものばかりであり、敵の動きや思考を狂わせられる鳴女の血鬼術とは非常に相性が良く、決まれば柱すら屠れた可能性もあるだろう。

むしろ本編で上弦のサポートを全く行わなかったことが不思議なくらいである(まあ最終決戦という大事な場面でこんな陰湿な戦法をしては作品が盛り上がるはずもないので作劇の都合と言ってしまえばお終いなのだが…)。

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