プロフィール
年齢 | 26歳 |
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誕生日 | 3月27日 |
身長 | 165cm |
現在の楽しみ | 探偵さんと話すこと |
最近の悩み | 「助手さん」が微妙に発音しづらいこと |
CV | 大原さやか(ドラマCD).高山みなみ(アニメ版).加賀美セイラ(アニメ版歌パート) |
人物
本名は逢沢 綾(あいざわ あや)。
桂木弥子魔界探偵事務所の最初の依頼人であり、探偵桂木弥子の存在を一躍全国区に押し上げた人物。
歌によって人の脳に直接語りかけるというスタンスをとっており、日本語の歌詞でありながら世界中から支持を得ている歌姫。
登場時点でのCDの売り上げは3億枚。
単純な歌声の技量にも凄まじいものがあるが、特に「自分が世界で一人きり」という孤独感を抱いている人物との相性が良く、そのような人物が聞いた際には麻薬的なまでに感じ入ってしまう(アヤはこれを脳を揺らすと表現している)。この「揺らす」パワーは歌詞ではなく声に宿る為、日本語でありながらも世界的な支持を得ているのだ。
作中では二度にわたるプロデューサー・台島拓郎(CV:千葉一伸)とマネージャー・大泉ひばり(CV:伊倉一恵)の不審な自殺の再調査を桂木弥子魔界探偵事務所に依頼(前者はアヤの楽曲の最初の理解者であり、後者は初めてできた親友同然の関係だった)。
調査中にストーカー・糸田(CV:飛田展男)を捕らえ、一時期前述の自殺もこのストーカーが関与していると思われたが、「俺が最愛の人になれる」と豪語するストーカーに
「あなたと一緒でも私は歌えるもの」
と意味深な発言をする
実は謎の自殺の真相は、彼女の歌は「自分が世界で一人きり」だと思う事で歌えるが故に大切な人が出来てしまったことで図らずもその歌を歌えなくなってしまい、自らの歌を取り戻すために、大切な二人を殺したというものだった。
弥子は彼女の事を「自分が出会った犯人の中で一番残酷で、一番悲しい人」と評している。
アヤはその贖罪として事務所に事件の依頼をし、解決の成否に関わらずその運命に身を任せるつもりだった。
逮捕後は電人HAL編、サイ編、シックス編でたびたび登場し、弥子の相談に乗ったり、刑務所の中から精神的なサポートに回っている
初めて再登場時した際は自身を良く思わない女看守から虐げられそうになっていたが、その場で歌を聴かせて沈黙させて以降はその女看守とは良き友人関係になっている。
その人の脳を揺らす能力の強さは尋常では無く、人を気絶させたり、日本の首相を不本意ながらにも辞職させたり、面会室をジャングルルームにしてしまったり、カブト虫や蝶や蛾などの昆虫を引き寄せたり……と、いろいろな意味で人間離れした「人間」が登場する本作においても群を抜いている。その気になればガラス越しでも歌で人を殺せる(脳みそボーン♪)…というのはあくまで弥子の想像でしかないが、少なくとも歌いながら歩くだけで脱獄できてしまうのは事実である。
当初はアヤ自身と同様に「自分が世界で一人きり」と思っている人間に対してしか効果が無かったが、裁判と収監を経て刑務所の塀越しの録音という形で新曲を発表するに当たり、それまでの犯行について心の整理がついた事からより多くの人間の脳に影響を及ぼせるようになった。
ただ、さすがに魔人であるネウロや、『新しい血族』であるシックスの脳を揺らすことはできず、五本指の一人ジェニュインからは「くだらない歌」と貶されており効かない者には効かない様子。
基本的にサイコパスな犯罪者ばかりの本作では珍しい哀しき悪役に該当するが「たとえ死刑台に登ることになっても私はその時まで歌い続ける」と言い放つなどそれでも精神性はどこか歪。
しかし大事な人間2人を殺害した罪悪感も本物であり、脱獄できる状態でもそれをしないのは台島と大泉への贖罪と自らの犯罪を暴いた弥子への敬意を表してのこと。
初回のキャラクター人気投票では犯人部門の『"犯"人気投票』で一位を取り、扉絵では全体部門で一位を取ったネウロと共に踊る様なイラストで掲載された。
アニメ版ではアヤの設定自体には変化はないが、時系列がシャッフルされており探偵事務所を訪れるタイミングが弥子が既に女子高生探偵として有名になった後になっている、弥子がアヤの歌を聞いて涙を流している、逮捕された後に再登場することはないなどの変更点が多数存在する。
アニメ版のEDテーマ「孤独のヒカリ」は劇中ではアヤの楽曲という設定であり、歌詞をよく聞いているとまさにアヤの心情を表している曲だとわかるようになっている。