新しい血族
あたらしいけつぞく
人類から更なる「進化」を遂げた者たちの総称。
ただし正確に言うと、「新種の人類といえるのはシックスのみ」。下っ端はもちろん、幹部の5人すらも厳密に言うと人間の域は出ていないらしい。
にもかかわらず彼らが「進化した別の種族」を名乗っているのはシックスによるマインドコントロールによるところが大きい。
元々「自分は他の人間とは違う特殊な力がある」と感じていた彼らを、シックスは「他の人間とは違うも何も、そもそもお前たちは私の側の存在であり人類ではない」と言葉巧みに誘い、部下に仕立て上げたのである。
そういった経緯もあって、シックスを教祖とする宗教団体じみた性質も持っている。
シックスの表向きの仕事が軍需企業であり各国政府との繋がりも多い為か、組織としての規模は相当なもので「グリーンX」を始めとした巨大な研究施設、無人戦闘機(厳密には、高度な自動操縦機能を持つ有人戦闘機)、政府レベルの高度な処理性能を持つノートパソコンなどが完備されている。また日本警察等にもサーシャやシューラを始めとした血族達が、スパイとして侵入している。アニメでは登場前に物語が終了した為、存在しない。
もし登場したとしても、やってることがエグすぎて規制を喰らっただろう。
五本指
「新しい血族」の中でも破壊の権化と称され、テロに長けたスペシャリスト達で構成された集団。
ジェニュインが「シックス」の為に組織した先兵。その名の通り、5人存在しており重要度によってそれぞれの指に位置している。怪盗Xの脳内から割り出した情報をもとに、ネウロの弱体化を目的として動き始める。
それぞれ定向進化で獲得した超人的な能力を有しており、それを利用した大規模なテロ行為を行う。また戦闘時は、顔にその人物の力を象徴するかのような生物の紋様が浮かび上がるのが特徴でもある(単行本のプロフィールにおいては、この紋様にも名前が付けられている)。
ジェニュイン以外の4人とシックスの能力は木火土金水の5属性に対応している。作中でネウロが使った魔帝7ツ兵器も同じ5属性であり、実は直接対峙した3人との戦闘時には相剋の関係にある兵器を使用している。
コメント
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すべて見る美しいと思える名前さえ
THE BACK HORNの『美しい名前』を聴きながら書いてみました。ちなみに時間設定は、ネウロとシックスの戦いを終えてから3年後です。後遺症やさらに負った火傷を抱えながら、葛西さんが感じたものは何なんでしょうね。2,453文字pixiv小説作品